【きだてたく文房具レビュー】“雑な人”をちょっと“丁寧な人”に変えるファイル
世の中には、丁寧な人と、そうじゃない(=雑な)人がいる。丁寧な人とは、なにかしてもらったらお礼状をきちんと書けたり、週末毎にレシートや領収書を整理して帳簿がつけられたりとか、そういうタイプの人だ。そして、これは“そうじゃない”側の人が常に感じていることなのだけど、全般的に、丁寧な人の方が社会的に生きる上で良い評価を得やすい。そりゃ当然の話で、誰だって丁寧な人からきちんとした扱いを受けた方がうれしいに決まっている。雑なよりは丁寧なのがいいのだ。
じゃあ、雑な人はどうすればいいのか。我々だって、できるなら丁寧に暮らして、他人に丁寧に接したい。でも、そもそもどうやったら丁寧にできるのかがよく分からないのである。そこで、ひとまずこういうものを使うところから始めてみてはどうだろうか? というのが、今回のご提案だ。
プラス「ぴったりすっきりホルダー」(いかにも丁寧な感じの商品名!)は、封筒にぴったり収まる特殊サイズのクリアホルダーである。
クリアホルダーとクリアファイルの違いは? https://getnavi.jp/stationery/301969/
この時点で「へぇ、それは便利だね」と感じた人は間違いなく丁寧サイドの人なので、ここから先は読まなくて大丈夫だろう。
ところが、封筒にちょうどサイズのクリアホルダーの、どこが便利で丁寧なのか分からない人こそ、こういうものをきちんと使いこなす必要があるのだ。
封書を送る場合、まぁ、基本的に書面を三つ折りにしてそのまま封筒にスッと差し込んで封をして終わり、だろう。そこに丁寧も雑もない……と考えるのが、そもそも雑な人だ。丁寧な人はそこで「書類や手紙がもし折れたりシワになったらイヤだな」と考えるのである。
そこで登場するのが、ぴったりすっきりホルダー。これに大事な書類などをきれいに畳んで入れてから封筒に収めると、シワや折れ防止になるし、スマートなのだ。
サイズはA4横三つ折りが入る「長3封筒サイズ」、B5横四つ折り用の「長4封筒サイズ」、ポストカードや写真が入る「洋2封筒サイズ」の3タイプ。これが、本当にキツすぎず余分すぎず、ちょうどいい感じにそれぞれの対応封筒にスッと収まるのである。
で、実は丁寧な人たちは、これまでもA4サイズクリアホルダーを封筒サイズにわざわざ切って、そこに手紙を入れてから封筒に収める……みたいなことをやっていたので、最初から専用サイズで作ってあるのは便利なのだ。
封筒にこのホルダーを使って書面を入れておくと、見た目が丁寧という以上のメリットが存在する。
例えば、手紙にチケットが同封されていたり、書類が2種類以上入っていたりすると、受け取る時にどっちか片方だけを取り出して、残りに気付かないまま封筒を捨ててしまう……というミスもあり得るだろう。ところがホルダーにまとめて入れておくとそういうトラブルの可能性はグッと減るので、それだけでも使うメリットはあるはず。
また、そもそも縦長の長3・長4封筒の場合は、ホルダーがあった方が封筒から中身を抜き出しやすいというのもポイントだ。
もちろん、封筒に入れるだけでなく、そのままコンパクトなクリアホルダーとして使うのもアリ。
雑な人は、プリントした写真やチケットを手帳などに挟んで持ち歩くことがある。で、角が折れたりシワになったりしてちょっとテンションが下がったり。そういう事態も、最初からぴったりスッキリホルダーに入れておけば防げるというもの。使って損はないアイテムなのだ。