MLBを震源に、いまや日本球界にも大きな影響を及ぼしているフライボール革命。バッティングの際にはフライボールを狙えという考え方だ。
具体的には、打球速度が時速158キロ以上で、打球角度が30 度前後ならば、8割以上が安打になるということが、数々のデータ解析から導き出されたことから、そのためのバットスイング、そしてインパクトを作っていこうということ。打ち方は、こちらの動画を見ていただきたい。フライボール革命による打法を、もっともわかりやすく教えてくれる動画だ。元プロ野球選手でテレビの野球解説でもお馴染み、高木豊氏のYoutubeチャンネルから発信されている。
かなりユーチューバー的な動画ではあるが、フライボールを打つためのスイングのコツが的確にまとめられており、再生回数も10万回を超えている。そして、この動画にもあるように、フライボール革命は決してプロ選手だけの世界の話ではない。
ややアッパー気味ながら、バットヘッドを走らせたしっかりとしたスイングでボールの下側から叩く。こうすれば、ボールは確実にフライボールとなって、遠くに飛んでいくというわけだ。しっかり飛ばすことができるバッティング。うまくいけば、野球がさらに楽しくなることは間違いない。ただし、ある程度のスイングスピードは必要なので、そこは練習で克服したいところだ。
そして本題はここから。早速試してみたい! と思った週末草ベースボーラーのあなたに、うってつけの練習ギアがある。ボールの下を狙ったスイングを習得するために、うってつけのティースタンド。なんと、吊るしたボールを打つという逆転の発想。「バックスピンティー」こと、「スウィングパートナー・バックスピン」だ。
これなら、従来のボールを置いて打つタイプと違い、確実にボールの下側から打つ感覚をつかむことができそうだ。
軟式ボールにも対応しており、少年野球で頑張るお子さんと、一緒にスイングを研究してみるのもいいだろう。
ちなみに、より遠くに飛ばすためには一定以上のスイングスピードが必要だが、それを計測するこんな器具もある。
バットに取り付けるだけで、スイングスピードを簡単に計測できる優れモノ。その名も「スウィングスピードメーター」。これがあれば、単なる素振りでも目標が明確になり、楽しく練習できそうだ。
高木豊氏の言葉にもあったように、やはりバッティングこそが野球の醍醐味だ。楽しく練習して狙うはホームラン! コツコツ当てていきがちな日本の野球を否定こそしないが、野球をプレーする楽しさを、プレーヤーはもっと追い求めてもいいはず。三振を恐れず思い切ってスイングする野球が、いまこそ求められている。
問い合わせ:フィールドフォース(http://www.fieldforce-ec.jp/)