文房具
手帳
2019/7/30 20:20

現役東大生も愛用!富士通の電子ペーパー端末「クアデルノ」がスマホ連携&値引きで完全に買いかも

電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」が、さらに欲しくなる存在に! その理由は、富士通クライアントコンピューティングが発表した、クアデルノのバージョンアップと価格改定、家電量販店での展開。パワーアップしたクアデルノを、7月25日に行われた発表会の様子とともに紹介しましょう。

 

クアデルノとは?

イタリア語で“ノート”を意味するクアデルノ。その名の通り、手書きの感覚に近い滑らかな書き心地や、紙ノートに匹敵する軽さ・薄さを実現した電子ペーパー端末です。手書きのメモはもちろんのこと、資料を取り込んで閲覧したり直接コメントを書き込んだり、月/週/日表示のカレンダーで予定を管理できたりするなど、日本のペーパーレス化を担う製品のひとつといえます。フル充電で最大約3週間使えるというのも、忙しいビジネスマンにとっては心強いですね。

↑クアデルノのA5モデル(左)とA4モデル(右)。A5モデルは幅147.2mm×高さ243.5mm×奥行き5.9mmで、重量251g。A4モデルは幅224mm×高さ302mm×奥行5.9mmで、重量350g
↑クアデルノのA5モデル(左)とA4モデル(右)。A5モデルは幅147.2㎜×高さ243.5㎜×奥行き5.9㎜で、重量251g。A4モデルは幅224㎜×高さ302㎜×奥行5.9㎜で、重量350g

 

【関連記事】クアデルノを取り上げた記事バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/quaderno/

 

現役東大生・松丸亮吾氏はクアデルノをどう使う?

トークセッションに登場した松丸亮吾氏も、クアデルノの愛用者の1人なんだとか。現役の東大生でありながら、子どもを中心とした「謎解き」ブームの火付け役的存在という一面も持つ松丸氏。普段から外出先で思いついたアイデアをメモするのに活用しているそうです。

↑発表会後のトークセッションに登場した現役東大生の松丸亮吾氏。「RIDDLER」の代表取締役としての顔も持つ
↑発表会後のトークセッションに登場した現役東大生の松丸亮吾氏。「RIDDLER」の代表取締役としての顔も持つ

 

「昔は手書きのノートを使ってアイデアをまとめていたのですが、すぐにノートがいっぱいになっていました。アイデアのストックを見返す機会がないのも悩みでしたね」と話す松丸氏。ノートでの思考整理に限界を感じてタブレットPCを使ってみたものの、その重さと発するブルーライトに不満を感じたとか。なにかいいツールはないかと探していたときに、クアデルノと出会ったそうです。

 

松丸氏はクアデルノの最大のメリットとして“軽さ”を挙げていました。持っていることが気にならないほど軽量なので、常に持ち歩いてメモするのに活用しているのだそう。さらに、普通のタブレットとは違い、ブルーライトが気にならないのも気に入っていると話します。

 

加えて、「クアデルノは入力が思考の邪魔をしない」と感じているのだとか。パソコンで関係図などを記入していたときは「矢印をここにつけて、図を書くにはこのツールを使って……」など思考のアウトプットがスムーズにいかず、ストレスを感じることもあったそうです。しかし、クアデルノは文字だけでなく、曲線や矢印、図も直感的に手で書き込めるので、思考整理が早く済むとのこと。手書きにこだわりを持つ同氏にとって、クアデルノは「謎解き」を考えるときの心強い味方となっているようです。

↑松丸氏が実際にクアデルノを使用した様子。頭に思い浮かんだことをそのまま書けるのが気に入っているのだそう
↑松丸氏が実際にクアデルノを使用した様子。頭に思い浮かんだことをそのまま書けるのが気に入っているのだそう

 

↑クアデルノは勉強でも活躍しているとか。真ん中に縦に線を1本引き、スペースを左右に二分したオリジナルリフィルを活用している
↑クアデルノは勉強でも活躍しているとか。真ん中に縦に線を1本引き、スペースを左右に二分したオリジナルリフィルを活用している

 

さらに、トークセッションでは松丸氏考案のクアデルノを使った謎解きゲームも行われ、この電子ペーパーが持つ無限の可能性を実感できました。

↑松丸氏考案のクアデルノを使った謎解きの問題文。筆者はまったく頭が働かず惨敗
↑松丸氏考案のクアデルノを使った謎解きの問題文。筆者はまったく頭が働かず惨敗

 

クアデルノの購買層は、働き世代である40代男性が中心ですが、松丸氏のお話を伺っていると、現役大学生や創作活動を行う人にも充分オススメできる製品だなと感じました。

 

クアデルノの3つの進化ポイントとは?

そんなクアデルノは今回、3点のバージョンアップが発表されました。

 

1つ目は、AndroidとiOSに対応したスマホアプリ「QUADERNO Mobile App」の登場です。

以前はWindowsのパソコンとしか連携できなかったのですが、8月1日から配信される専用アプリを使えば、スマホとも連携できます。スマホのメールに添付されたPDFファイルをクアデルノで確認したり、反対にクアデルノでメモ書きした資料をスマホからメール送信したりが可能です。

↑書類の閲覧から共有までがこの2台でこと足りる。対応OSはAndroid 7以降(タブレット非対応)/iOS 11以降(iPad非対応)。Google Pixel 3およびGoogle Pixel 3 XL/3aは除外される。
↑書類の閲覧から共有までがこの2台でこと足りる。対応OSはAndroid 7以降(タブレット非対応)/iOS 11以降(iPad非対応)。Google Pixel 3およびGoogle Pixel 3 XL/3aは除外される

アプリはこちらから
・App STORE「QUADERNO Mobile App(iOS版)」

・Google Play「QUADERNO Mobile App(Android OS版)」

・macOS リリースされ次第追記します

 

2つ目は、macOSへの対応です。

先述しましたが、以前のクアデルノと連携できたのはWindowsのパソコンだけでした。今回のバージョンアップにより、パソコン用アプリの「Digital Paper PC App」をダウンロードすればMacでも使用が可能に! このPC用アプリは8月下旬から配信予定です。

↑書き込んだ内容がほぼリアルタイムでパソコンにも反映される。対応OSはmacOS10.12/10.13/10.14
↑書き込んだ内容がほぼリアルタイムでパソコンにも反映される。対応OSはmacOS10.12/10.13/10.14

 

3つ目は、価格の改定です。

以前の価格はA5モデルが7万5500円、A4モデルが8万6200円だったのですが、今回それぞれ4万9800円、6万9800円(税込直販価格)まで大幅に値下げされたのです。今まで購入を迷っていた人も、この値下げを機に思い切ってゲットしてしてはいかがでしょうか。

クアデルノ購入サイト「富士通WEB MART」

 

これまでは直販サイトの「富士通WEB MART」でしか買えなかったクアデルノですが、8月1日から全国の家電量販店86店舗でも購入できるようになりました。実際にその書き心地や軽さ・薄さを店頭で体験できるのは、消費者として心強いポイントです。

 

スマホとMacとの連携が可能になり、さらに多くの人が便利に使えるようになったクアデルノ。自分用に買うのはもちろん、頑張る社会人・学生へのプレゼントにもぴったりではないでしょうか。

 

撮影/我妻慶一