クアルコムはミドルレンジスマートフォン向けプロセッサー「Snapdragon 7+ Gen 2」を発表しました。
Snapdragon 7+ Gen 2は、最大2.91GHz駆動のCPUを搭載。CPU性能は従来モデル「Snapdragon 7 Gen 1」と比較して50%、電力効率は13%向上しています。さらにオンデバイスAIのプラットフォームへの統合によりAI性能が向上、ワットあたりの性能は40%高くなっているとのこと。これにより、ゲームや写真を1080p解像度から4K解像度にアップスケーリングすることができます。
そのほかにも、ゲームに煙や霧などのグラフィックを追加する「ボリュームレンダリング」や、3D描写性能を向上させる「自動可変レートシェーディング」に対応。オーディオ関連では「Qualcomm aptX」に対応し、ロスレスでの音楽やゲームオーディオのストリーミングが可能です。
撮影機能では最大2億画素カメラや、HDRビデオキャプチャに対応。また、4Gと5GのデュアルSIMをサポートし、新型モデム「X62 5G」により最大4.4Gbpsのダウンロード速度を実現しています。Wi-Fiでも最大3.6Gbpsでのダウンロードが可能です。
Snapdragon 7+ Gen 2を搭載したスマートフォンは、RedmiとRealmeを含むメーカーから今月中に登場する予定です。気軽に購入できるミドルレンジスマートフォンがさらにパワーアップするのは、消費者にとってもうれしい進化といえそうです。
Source: Engadget