乱気流によって飛行機が激しい揺れに見舞われたら、「もしかして、飛行機に何か問題があるのでは?」「ひょっとしてこのまま墜落?」などと、よからぬことを想像してしまうかもしれません。そんなときにおすすめなのが、ペットボトルを逆さにすること。あるパイロットが、飛行機の安全性を確認する方法としてSNSで紹介して話題になっています。
オーストラリア人のパイロット、ジミー・ニコルソンさんは、休みの日に妻と一緒に飛行機に乗ったときのことをTikTokで紹介しました。どうやら飛行機は乱気流に遭遇したようで、ひどい揺れ。乗客の身体は左右や上下に揺れ、機内で悲鳴が起きるほどでした。ジミーさんも「自分が経験した中でも最悪の揺れかもしれない。たしかに快適ではない」と認めています。
そんな状況で彼が紹介したのが、ペットボトルを逆さにするという方法。動画では、飛行機自体も乗客の身体もかなり揺れているように見えますが、ペットボトルの水に注目してみると、それほど動いているわけではなく、水面が安定しているのが分かります。このように水位がほとんど変わらなければ、飛行機は安定して進んでいるということだそうです。
また、座席上部には通気口があり、ここを開けると外の新鮮な空気が機内に流れこみやすくなるので、窓の外を見て気持ちをリフレッシュするといいそうです。
とはいえ、彼の隣に座っている妻は、心配そうに胸に手をあて、飛行機の揺れですっかり動揺している様子。彼は、「このような揺れはまったく普通のこと。飛行機は空から落ちたりしないし、乱気流よりずっと悪い状況にも耐えられるように作られている」と話しています。
もしも、自分が乗った飛行機が乱気流で揺れることがあったら、彼が言った方法を思い出して、心を落ち着かせてみてはどうですか?
@jimmy_nicholson Horrible turbulence on our flight today. Im a Pilot and actually fly this aircaft type (Airbus). Here’s why you have nothing to worry about #pilot #turbulence
【主な参考記事】
Yahoo! News. An off-duty pilot filmed himself staying calm during ‘horrible turbulence’ and showed how he flipped his water bottle upside down to check if he should be worried. Aug 30 2023