アップルの次期スマートフォン「iPhone 15」シリーズのうち、最上位モデル「iPhone 15 Pro Max」は、他の3モデルよりも発売が3~4週間遅れるとの噂が報じられた後に、著名アナリストがそれを否定するかのように、全てが順調で遅れることはないと示唆していました。
しかし、新たな情報では、カメラのセンサーに関して供給が間に合わないため、最大で4週間遅れる可能性があると著名リーカーが主張しています。
有名リーカーのRevegnus氏は、X(旧Twitter)に「iPhone 15 Pro Max用イメージセンサーのサプライヤーであるソニーの歩留まり問題は深刻だ」と投稿。その結果として「iPhone 15 Pro Maxの発売日は、最大で4週間遅れる可能性がある」と述べています。
The yield issues with Sony, the supplier of image sensors for the iPhone 15 Pro Max, are severe. As a result, the release date of the iPhone 15 Pro Max could be delayed by up to approximately 4 weeks.
— Revegnus (@Tech_Reve) September 5, 2023
iPhone 15 Pro Maxは、アップル初の3nmチップである「A17 Bionic」を採用するほか、光学高倍率ズームを実現するペリスコープ望遠レンズを独占的に搭載し、4モデルの中で最も人気のある機種になると見られています。
しかし、まさにこのペリスコープ望遠レンズに使うイメージセンサーの歩留まり率(生産数における良品の割合)が低く、ネックになっているようです。米9to5Macも、ソニーはiPhone 15 Pro Maxに搭載するセンサーを、他の新モデル用と一緒に出荷することができないとのアナリスト予想を報じていました。
また、Revegnus氏は調査会社TrendForceのレポートを引用し、ソニーは標準モデル「iPhone 15」および「iPhone 15 Plus」用イメージセンサーでも歩留まりの問題を抱えていると指摘。ソニーは歴代iPhone用のイメージセンサーを供給しており、それはiPhone 15シリーズでも続くと見られています。
As you can see from this report, Sony is indeed facing yield issues with image sensors for the iPhone 15 and 15 Plus.https://t.co/CQXFjg3hHa
— Revegnus (@Tech_Reve) September 5, 2023
iPhone 15シリーズ全ての発売が遅れないよう、歩留まりの問題が解決することを祈りたいところです。
Source:Revegnus(X)
via:Wccftech