コロナ禍のあいだ、在宅勤務が増えたことで重宝されていたアイテム、プリンター。しかし、新型コロナウイルスが5類に移行されてから出社も増えて、プリンターをあまり使わなくなった……という方もいらっしゃるでしょう。
とはいっても、最新のプリンターの役割は、ビジネスシーンに限ったものだけではありません。キヤノンが2023年秋に発売する「PIXUS XK120」は“家族のための一番身近なクリエイティブツール”としてのポテンシャルを追求した一台です。
「クリエイティブツールってなんだ?」と思うかもしれませんが、まさにこのキーワードがピッタリ。今やすっかり定着した「推し活」に使えたり、週末に両親や友だちとご飯を食べるときに使えたりーー本記事では、そんな「PIXUS XK120」が“今だからこそ”輝く活用シーンについてお届けします。
PIXUS XK120の特徴は?
本機は昨年登場した、在宅勤務・学習向けのハイスペックモデル「PIXUS XK110」の後継機種ですが、タッチパネルの大型化など、従来モデルからのアップデート要素も多数行われています。PIXUS XK120の主な特徴は、以下の3つです。
1.画面が大型化、「Switch UI」の導入による操作性の向上
2.外部デバイスとのスムーズな接続・連携
3.低ランニングコスト
では、それぞれ解説していきます。
【その1】大型画面と「Switch UI」で操作がしやすい!
本機の外見上の最大の特徴は、視認性の高い4.3型のタッチパネルを搭載していることです。従来モデルのタッチパネルは2.7型だったので、かなりの大型化を実現。これのおかげで、画面上のアイコンやテキストが見やすくなったうえ、「コピー」や「スキャン」、「プリント」などのボタンが押しやすくなりました。また、画面の大型化に伴い、電源ボタン以外のハードキーがなくなりました。そのため本機の外見には、従来機にはなかったすっきり感があります。
ソフトウェアの面でも、操作性を向上させる仕組みが取り入れられています。それが、「Switch UI」です。たとえば仕事でコピーやスキャンなど使う場合は「仕事」用。A罫やB罫のレポート用紙を印刷できる「学習」用。アルバムの台紙やランチョンマットに使用できるパターンペーパー印刷などの「ライフ」用。といった具合に、複数のUIを作成できるのです。
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家庭向けプリンターは家族で共有するものですが、使うメニューはその個人によって様々です。しかし、多様な機能が搭載されている機種では、そのひとつひとつを呼び出すのに時間がかかります。Switch UIはその時間を短縮し、操作のストレスをなくしてくれます。
【その2】進化したアプリやQRコードで、外部デバイスとの連携がスムーズ!
プリンターはパソコンやスマホ、タブレットなどの外部デバイスと連携して使います。PIXUS XK120は、それがスムーズになるよう配慮がされています。特筆すべきは、スマホアプリの「新方式プリンターWi-Fiセットアップ」です。iPhone/iPadのみの対応だが、これを使えばWi-Fi接続の際、スマホ、タブレットに設定済みのWi-Fiの情報を自動で認識、面倒なパスワード入力をせずともプリンターを使えるようになります(※)。
※この機能を使えるのは、iOSデバイスのみ
スマホにある写真などのデータ印刷やスキャンなどの操作も、無料スマホアプリCanon PRINTから一括して行えるので便利。一方、PC向けにも「Canon Inkjet Smart Connect」アプリが用意されており、PCからでもプリンターを効率よく使えます。Google DriveやOneDriveなどのストレージサービスとの連携も可能です。さらに、プリンタ―の操作パネルとアプリアイコンのデザインが統一されているので、迷うことなく使えます。
スマホとプリンターを一時的に接続したいときには、「QRコードダイレクト接続」が便利。プリンターの画面に表示されたQRコードをスマホから読み取るだけで簡単に接続できます。
【その3】ランニングコストが低いから、お財布にやさしい!
PIXUS XK120のランニングコストは、L判フチ無の写真印刷で税込み約10.0円と低ランニングコストを実現しています。インクタンクは5色ハイブリッドの独立型。インク切れの際も、切らしてしまった色のカートリッジだけを交換できるので経済的です。
推し活、食事会、持ち物ラベルーー日常から非日常まで何でもござれ
冒頭で紹介したように、PIXUS XK120は、“家族のための一番身近なクリエイティブツール”としての側面を持っています。本機によって可能になる、コロナ禍以降のプリンターの活用法を、以下に紹介していきます。
■イベントや、人と会うシーンを盛り上げる
コロナ禍が落ち着いたことで、外でのイベントや、人と会う機会が一気に増えてきました。そんなシーンを盛り上げるのが手作りのアイテムです。
【その1】手作り「推し活」グッズで推しへの愛を表現!
いま流行りの「推し活」。ライブやイベントで「推し」に自らの存在に気付いてもらうためには、目立つグッズが必要になります。その代表格といえば、うちわや応援ボードです。親子で推し活をしている場合、どんなグッズを作るか、子どもと話し合うことで、イベントへの気持ちを盛り上げつつ、家族の仲を深めることにも繋がります。
もちろん、友人同士で推しへの愛を語りながら作ってもOK。ファンにとってはこれまた至福の時間が過ごせるでしょう。
【その2】「育てるアルバム」で祖父母と交流
コロナが5類に移行したこともあり、自身の親や遠方の親戚に会いに行く機会が増えてきました。近場に住んでいる人は、週末にご飯を食べに行くということも気軽にできる世の中になってきました。そんなときに作って持っていきたいのが、思い出を収めたアルバムです。
アルバム、というとかなりの作業が必要になると思うかもしれませんが、PIXUS XK120は外部デバイスとの連携がスムーズなので、そのハードルは低くなっています。壮大なアルバムを作らずとも、日常で撮った写真をプリントして台紙に貼り、コメントを簡単に書き込むだけでもOK。会うたびに写真が増えていく、アルバムを育てる作業として本機は大いに活躍するでしょう。
【その3】高級レストランみたいなホムパもお手のもの
昨今では、人を家に招きやすくなり、ホームパーティを開きたいという方もいるでしょう。そんなとき、おしゃれなメニュー表があれば、ちょっとしたレストランのような雰囲気を作れます。席に座る人の写真を載せた、席次表を作るというアイデアもあります。
■プリンターが、家族のコミュニケーションを活発&スムーズに
プリンターは家族で過ごす時間を陰で支える縁の下の力持ちになり得るアイテムです。家族と一緒に年賀状を作る、ハロウィンやクリスマスなどのイベントで部屋を飾りつけるグッズをプリントするなど、多様な使い方ができます。
【その4】やっぱりプリンターといえば年賀状でしょ!
家庭でプリンターが大活躍するシーンといえば、年末の年賀状作り。キヤノンでは、年賀状作りに使えるアプリ「PIXUS はがきクリエイター」やWEBサイト「Creative Park」を無料で公開しているので、PIXUS XK120と一緒に使って、自由自在な年賀状作りを楽しめます。1年を振り返りながら、家族とともに年賀状作りを楽しみましょう。
【その5】部屋の飾りつけはプリンターで
ハロウィンやクリスマス、誕生日といったイベントでは、部屋を飾りつけることで非日常感を醸し出せます。キヤノン「P-note」や「Creative park」のWEBサイトから無料のテンプレート素材をダウンロードし、飾るアイテムを子どもと手作りして飾り付けを楽しめます。また一度作った飾り付けのデータをスキャンし保存しておけば、来年もそれを使い回したり、さらに加工してバージョンアップすることが可能です。
【その6】人の飲み物飲むな問題を解決!
文房具や冷蔵庫内の飲み物など、家族の誰のものかをハッキリさせておきたいときには、プリンターでシールを作りましょう。文字だけでなく、デザインを工夫すれば、一目で見分けがつくようになります。また、ラミネートフィルムを使いネームプレートを作れば、使い回しに便利ですね。
おうち時間が減っても、プリンターの活躍機会はたくさんある
ここまで紹介してきたように、コロナ5類に移行したことで、おうち時間が減ったいまでも、プリンターが活躍する機会はたくさんあります。むしろ、推し活グッズや祖父母に渡すアルバムなどは、今だからこそ生まれた需要です。
そして、PIXUS XK120は、そんなコロナ禍以降のプリンターとしての最適解といえる一台。アイデア次第で様々なものを作れるプリンターは、家庭の雰囲気を大いに盛り上げてくれます。
撮影/松川 忍
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