「最初の防犯アイテム」といえばコレ! 貼るだけ5分のテレビドアホンで築50年の部屋が要塞と化した

ink_pen 2025/10/2
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「最初の防犯アイテム」といえばコレ! 貼るだけ5分のテレビドアホンで築50年の部屋が要塞と化した
小林 史於(GetNavi web編集部)
こばやししお
小林 史於(GetNavi web編集部)

白物家電などを担当するアラフィフのゲットナビ編集者。唎酒師の資格を持ち、和食居酒屋で日本酒の仕入れを担当した経験あり。

提供:SwitchBot株式会社

闇バイトによる強盗・窃盗のニュースが後を絶たない一方で、ネット通販やデリバリーを使わざるをえない昨今、重要となってくるのが、玄関のセキュリティです。特に「誰が何をしに来たのか」を知ることが重要ですが、筆者の自宅は築50年の賃貸マンションでその点は手薄…いや激薄です。外を確認する手段は、ドアについた小さなのぞき穴のみ。チャイムが鳴るたびに足を忍ばせてドアに近づくも、のぞき穴からよく見えないから結局開ける。そしたら宗教の勧誘だった……なんてことも。そこで、手軽さで定評のあるスイッチボットの「SwitchBot スマートテレビドアホン」(以降ドアホン)を使ってみることにしました。

↑「SwitchBot スマートテレビドアホン」は玄関子機(左)とモニター親機(右)がセットになっています。IP65防水防塵構造の玄関子機は、ドア脇に両面テープで貼り付けただけで設置完了。玄関子機は5000mAhの大容量バッテリーを採用し、Type-Cケーブルで充電するだけで繰り返し使えます。

広く鮮明な画面で訪問者がどんな人物かすぐわかる!

取り付け5分の作業で、世界が変わりました。誰が来たのかが一目瞭然。訪問者と直接対面する必要がないから、安心感がまるで違う。デバイスを介して通話しても、相手の言葉がクリアに聞こえて会話もスムーズです。

しかし、こんなにドアホンの画面でこんなにくっきり、キレイに見えるものなのか……と、ちょっと感動しました。解像度が高くて、発色もキレイです。訪問者の表情や服装、持ち物などもしっかり見えるから、あ、この人は配達の人だな、ん? この人は素性がわからないな、などと判断することができます。

そして、映像の画角が想像以上にワイドなのには驚きました。自宅前の廊下約7mの範囲が見渡せます。これなら来客が一人なのか、複数なのかがすぐにわかりますね。なお、カラーナイトビジョン採用で、夜の時間帯も安心。光源が足りない場合でも、鮮明に外の様子を映し出してくれます。

↑300万画素×165°の超広角カメラを搭載し、外の様子がワイドな画角ではっきり見えます。親機のモニターは4.3型と大きく見やすいのがうれしいところ。

自動応答機能「おまかせ応答」が気が利いている

そのほか、機能で「気が利いているな」と思ったのが、「おまかせ応答」です。こちらはプリセットされた音声による自動応答機能で、モニターの「メニュー」から選ぶことができます。なんだかしゃべるのめんどくさいなぁ~というときもラクですし、声でこちらの性別や年齢を知られたくないときには助かる機能です。さらに、自分で録音した音声を登録して再生できるので、たとえば「宅配ボックスに入れてください」「ドア脇のスペースに置いてください」など、独自の指定も可能になります。

↑メニューから「おまかせ応答」の例を選択すると、玄関子機から選んだ音声が流れます。

外出先から応答できるから荷物の受け取りや防犯に役立つ

スマホを通じて外出先から訪問者と通話できるのも便利。使い方はカンタンで、スマホに「ドアホンが着信しました」との通知が来て、これをタップするだけ。自動でドアホンのアプリが立ち上がり、映像つきで訪問者との通話が可能になります。たとえば、自分が外出している際に宅配の業者さんが来た場合、「午後ならいます」など、ひとこと伝えるだけで、面倒な再配達の依頼をせずに済むのです。

また、空き巣はドアホンを鳴らして留守を確認するそうなので、リアルタイムで応答できれば相手に不在だとバレにくいのもいいですね。ちなみに、スマホからでも先述の「おまかせ応答」が使用できるので、しゃべりたくないときには便利です。

↑外出先からでも玄関先の訪問者と通話できるのが便利! なお、アプリが立ち上がるまで少々の起動時間が必要です。

「人の検知」で不審人物をしっかりチェック!

さらに、このドアホンのうれしい点は、防犯カメラの役割も持っていること。モニター親機には4GBのmicroSDカードが付属していて、ドアホンに着信があると自動で録画するため、あとから再生してチェックすることが可能。さらには、アプリの設定で「動体検出」→「人の検知」をオンにすると、自宅の前で動いている人物を自動で撮影してくれます。映像も鮮明ですから、不審人物が何をしているのか気がつくことができますね。

不審人物を追い払うには、アプリの「機能」画面にある「アラート」というアイコンが便利。タップすると玄関子機から警告音が鳴るので、ドア前の不審者に対し、声を出さずにプレッシャーをかけることが可能です。

↑人を検出した場合はアプリにリスト表示され、タップすれば動画を再生することができます。さらに、アプリの設定で「検出アラート」をオンにすると、人を検出した場合、玄関子機とモニター親機から警告音を出すことも可能。

ちなみに、ドアホン横の壁に人物がはりついた状態でもばっちり見えます。もしかしたら、カメラの死角に不審者がいるかも……といった不安もありません。

↑165°の超広角カメラの本領発揮。壁にはりついた状態でボタンを押しても、モニターにはしっかり映ってます!

スイッチボットのスマートロックと連携させるとより快適

SwitchBot製品の面白いところは、同社のほかの製品と連携させて、さらにセキュリティを強化し、かつ快適さをアップできること。たとえば、スマートロックの「SwitchBot ロックUltra」(以降ロックUltra)と連携させると、モニター親機の「電気錠」ボタンを押すだけで即座にドアが開錠できます。「お、友達が来たな」とモニターで確認したら、玄関に行くまでもなく「どうぞ、入って~」と招き入れることができるわけです。友人が入ってドアを閉めたら、ロックUltraが自動的に施錠するので、カギの閉め忘れもナシ。これは快適です。

↑スマートロック「SwitchBot ロックUltra」。ドアの内側のサムターン(施錠・解錠を行うつまみ)を回すためのモーター付きデバイスで、ドアの外側に認証デバイスを設置し、両者を連携させることでスムーズに施錠・解錠します。筆者宅では顔認証パッドと連携させており、顔パス解錠が可能となりました。
↑ドアホンとロックUltraを連携すれば、ドアホンのモニター親機にある「電気錠」ボタンでスムーズに解錠!

子どもの安全のために防犯ブザーの追加もオススメ

子どものいる家庭で、さらにセキュリティを強化したい! という場合には、「SwitchBot 防犯ブザー」(以降、防犯ブザー)の導入がオススメ。いざというとき、大音量で鳴らせるのはもちろん、Appleのアプリ「探す」を連携させることで、日本全国どこでも防犯ブザーの位置を確認できます。子どもカバンなどにつけておけば安心ですね。

↑こちらが「SwitchBot 防犯ブザー」。本体の根本からチェーンを引き抜くと、130dBの大音
量でブザーが鳴り、警報ライトが高速で点滅します。本体を押すと下部のLEDが光るので、ライトとしても使用可能。

さらに、同社製品のハブ(SwitchBot ハブ2など)と連携させれば、防犯ブザーを身につけた状態でBluetooth圏内に入ると、「帰宅」通知がアプリに届きます。仕事中や家事の途中でもリアルタイムで子どもが帰宅したことがわかるので、親御さんは安心ですね。なお、防犯ブザーはNFC機能も持っていて、先述のロックUltraの認証デバイスに登録すれば、かざすだけで解錠することが可能です。

↑バッグに付けていても違和感のないデザインとサイズ感。護身用や紛失物対策として、大人が使用してもOKです。

このように、スイッチボット製品は段階を踏んでセキュリティを強化できるのがよいところ。全方位のセキュリティを一気に組むのは、労力の面でも、資金の面でも難しいですが、まずはドアホンを導入し、以降は必要に応じてロックUltraや防犯ブザーでセキュリティを強化するのもアリですね。

「SwitchBot スマートテレビドアホン」は「最初の防犯アイテム」として申し分ない

さて、今回、「SwitchBot スマートテレビドアホン」を中心に使わせてもらいましたが、こんなに便利だとは思いませんでした。モニターで来客がはっきりくっきり見えるから、誰が何をしに来たか、判断できる材料が多いので、安心感が違います。

外出先からスマホで応答できるのも便利ですし、録画機能や人の検出機能で不審人物への対策もバッチリ。設置は手軽、操作はカンタンかつ価格も手ごろなので、「最初の防犯アイテム」としては申し分ない性能だと思いました。私と同様、セキュリティに不安を抱えているけれど、大がかりな工事はできない方にとって、本製品は大きな助けとなるでしょう。ぜひ、注目してみてください!

撮影/鈴木謙介