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イヤホン
2018/5/14 17:30

決して割高では…ない? AI特化の完全ワイヤレス「Xperia Ear Duo」一週間身につけ続けてジャッジ

屋外ならではの機能

屋外でも使ってみました。車通りの多い道や人混みの中、駅のホームなどでは、室内よりも周囲の音が大きいためにイヤホンの音も聴き取りづらくなりました。

 

実はXperia Ear Duoには、周囲の環境に合わせて自動的に音量を調節できる「アダプティブボリュームコントロール」機能が備わっています。そこで、こちらをオンにした状態でも検証してみました。

 

↑「機器の設定」から変更できる

 

同機能を有効にすると、交通量の多いところや踏切の近くだと音量は大きく、静かな場所に移ると小さくなりました。

 

筆者の体感では、イヤホンの音量と周囲の音の割合は通常2:8ほど。車や電車が通った瞬間は、イヤホンの音はほぼ聴こえません。屋外では、周囲の状況に注意しなければならないため、安全面から音量のバランスも配慮されているかもしれませんね。

 

そのほか、ナビゲーション機能との連携も検証してみました。タッチパッドを長押ししてから、「ナビして」と伝えます。目的地と移動手段を順に聞かれるので、それぞれ答えると、スマートフォンでGoogleマップが起動し、経路を案内してくれます。しかし、音声案内ではなく最終的にスマホを取り出す必要があるので、これなら最初からスマホで設定した方が早そうです。

 

↑ケースの充電は付属のUSBケーブルを接続して行う

 

イヤホンのバッテリーは、4時間ほど使ったところで切れました。これはメーカーの公称値と一致します。ケースに収納すると充電される仕組み。3回分の充電が可能なので、こまめに充電すれば、丸一日使えるでしょう。バッテリー残量はXperia Ear Duoアプリから確認できますし、「バッテリー残量は?」と聞けば、「アクセサリー○%、スマートフォン○%です」と音声でも答えてくれます。

 

ちなみに、iPhoneでもペアリングして使ってみました。iOSでは利用できるボイスアシスタントがSiriのみであったり、タッチ操作のカスタマイズ、読み上げ機能が利用できないなどの制限がありました。そのため、Xperia Ear Duoを最大限活用したい場合には、Androidスマホとペアリングする方がよいでしょう。

 

Xperia Ear Duoの実売価格は3万2270円。完全ワイヤレスイヤホンの相場を考えると、やや高価な部類ではありますが、周囲の音との両立や、アシスタント機能の充実度、操作の簡単さを考えれば満足いく製品です。あなたもXperia Ear Duoで新しいリスニングを体験してみてはいかがでしょうか。

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