2015年末に日本に上陸したスウェーデン発のBluetoothイヤホン「EARIN」は、左右独立型の“完全ワイヤレスイヤホン”の第一人者としてムーブメントを巻き起こしました。その後、アップルやオーディオメーカー各社が完全ワイヤレスイヤホンを相次いで発売し、市場は一気に盛り上がりを見せます。
そんななか、2018年に満を持して本家EARINから第2世代となる「EARIN M-2」が登場。今回は、あらゆる点で進化を遂げた「EARIN M-2」の魅力を徹底解説します。
進化した第2世代完全ワイヤレスイヤホン
モダニティ
EARIN M-2
実売価格3万1730円
「EARIN M-2」は初代EARINの超軽量、超小型の完全ワイヤレスイヤホンのコンセプトはそのままに、新たにNXP SemiconductorsのMiGLOテクノロジーを採用。これは、NFMI(近距離磁気誘導)により伝送信号のドロップアウトを極力抑えるとともに、省電力通信も実現する技術です。さらに、より安定した通信を可能にするデュアルアンテナ設計を採用しており、完全ワイヤレスの課題である音切れや遅延を抑え、快適なリスニングや通話を実現しています。
音の要となるドライバーにはKnowles社製のBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーを採用しており、高精細かつ臨場感のあるサウンドを再生。さらに、新しいフォームタイプのイヤチップを採用し、遮音性も向上させています。カラーはブラックとシルバーの2色。
イヤホンにはタッチセンサーを搭載しており、装着したまま音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、着信の応答、音声アシスタント機能の起動などが行えます。
【SPEC】●周波数特性:20~20kHz ●感度:105db SPL+2dB ●サポートコーデックス:AAC、aptX、SBC ●再生時間:3時間(フル充電時) ●スタンバイ:12時間 ●バッテリー:60mAh充電式リチウムイオン ●モノラル再生:最大10時間 ●充電時間:イヤホン約75分、ケース約90分 ●サイズ/質量(ケース):φ23×H99mm/56g
EARIN M-2のここに注目!!
1.音切れや遅延を抑えて映像鑑賞やゲームも快適に楽しめる
MiGLOテクノロジーにより左右イヤホンの安定した接続を実現。音切れや遅延を抑え、映像鑑賞やゲームプレイも快適に楽しめます。
2.周囲の音を聴ける「トランスパレンシー」機能
音楽停止時に周囲の音を集音して再生する「トランスパレンシー」機能を搭載。電車のアナウンスなどを聴きたいときは、イヤホンをタッチして一時停止するだけで外音を聴けるので、いちいちイヤホンを外す手間が省けます。また、音楽再生中は遮音性の高いイヤピースの効果により、周囲の騒音を気にせず音楽に没入できます。
3.マットなメタル素材の上質なケース
スティック型の充電ケースは、マットなメタリック素材で高い質感がポイント。コンパクトながら、フル充電で約14時間の再生を実現している点も見逃せません。
専用アプリでさらに使いやすく
EARIN M-2にはiOS向け専用アプリが用意されており、音量調整やトランスパレンシー機能の設定などがアプリから行えます。初めて使うときは機器の登録から行いますが、日本語でひとつずつ手順を説明してくれますので、誰でも簡単に登録が行えます。
アプリのホーム画面はシンプルでわかりやすいUIになっており、ひと目でイヤホンのバッテリー残量を確認できます。また、アプリからイヤホンの電源をオフにすることも可能。メニューからはサポートページでタッチ操作の方法などを確認することができます(ただし英文表記)。
このほか音量の調整や、左右のバランスの調整、トランスパレンシー機能の設定なども可能。トランスパレンシー機能はデフォルトではオートになっていますが、常時にオンにしたり、反対にオフにしておくこともできます。
音質・使い勝手を徹底レビュー
AVライターの山本 敦さんと、GetNavi webのオーディオ担当・一條 徹の2名でEARIN M-2の音質と使い勝手を実際に試してチェックしました。
洗練された使いやすさと機能性、音質まで追求した高い完成度のEARIN M-2は、オーディオにこだわりのある人から初めてワイヤレス製品を使う人まで、幅広い層にオススメできる製品です。完全ワイヤレスイヤホンに興味のある方は、ぜひ店頭でチェックしてみて下さい。
撮影/高原マサキ(TK.c)