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2019/12/11 18:00

ソニーのNCワイヤレスイヤホン「WI-1000XM2」を飛行機で使ってみたら、やっぱりスゴかった

ソニーのポータブルヘッドホン・イヤホンのフラグシップ、1000XシリーズのBluetooth対応ネックバンドイヤホンが約2年ぶりにアップデートされました。今回は新製品「WI-1000XM2」を飛行機の中などで使ってみた手応えをレポートしたいと思います。

ソニーのノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスイヤホンのフラグシップ「WI-1000XM2」(実売価格3万7730円)

ハイレゾも楽しめるNCイヤホン

1000Xシリーズの1番の特徴は、ソニー独自の音質を重視した高精度なアクティブ・ノイズキャンセリング(NC)機能。完全ワイヤレスイヤホンの「WF-1000XM3」はハイレゾ対応ではありませんが、圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップコンバートして聴ける機能「DSEE HX」を搭載しています。ヘッドホンの「WH-1000XM3」と、今回レポートするWI-1000XM2もこのDSEE HXを搭載していますが、さらに付属のヘッドホンケーブルを使ってオーディオプレーヤーに接続すると純ハイレゾ再生が楽しめます。機内エンターテインメントも手軽に楽しめる1000Xシリーズを探している方は「WHかWI」がオススメです。

↑3.5mmコネクタに付属のオーディオケーブルを接続。手軽にワイヤードタイプのイヤホンにスイッチできます

 

Bluetooth接続については、WI-1000XM2が最大96kHz/24bitのハイレゾ相当のワイヤレス音楽体験を可能にするソニー独自のコーデック「LDAC」に対応しているところも見逃せません。LDACのエンコーダーはAndroid 8.0以降から多くのAndroidスマホで利用できるようになりました。例えばソニーのXperiaでなくとも、最新のAndroid 10を搭載するGoogle Pixel 4 XLでもLDACによる上質な音楽再生が楽しめます。

 

ネックバンドスタイルだから機動性を発揮できる

最新モデルが前機種のWI-1000Xから大きく変わった点のひとつは、本体の可搬性が一段と高まったこと。ハウジングやネックバンドのサイズダウンが図られたため身に着けやすくなり、強くて柔らかいシリコン製のネックバンドは取り回しが軽快。パッケージに付属するソフトケースの中に、わりと無造作に折りたたんで入れて持ち運べます。海外旅行など荷物が増えがちな旅のバッグにも、あまり場所を取らずに収納できてとても便利になりました。

↑ネックバンドケーブルはしなやかで取り回しがスムーズ

 

↑付属ケースにコンパクトに丸めて持ち歩けます

 

最近はソニーやアップルの完全ワイヤレスイヤホンが大いに注目されているので、本機のようなネックバンドスタイルのワイヤレスイヤホンが持つ魅力がやや見落とされがちであるように思います。筆者も普段は完全ワイヤレスイヤホンをよく使っていますが、飛行機に長時間乗る旅の時にはネックバンドタイプのイヤホンやヘッドホンを選んでいます。

 

機内が暗くなった後にひと眠りして、再び目が覚めた時にイヤホンが耳から外れてどこかに消えていたという悲劇はなるべくなら避けたいもの。ネックバンドタイプなら音楽を聴いていない間はイヤホンを肩に掛けておけます。オフィスで仕事をしていたり、ジムでトレーニングをする時など、人に話しかけられることも想定される場面ではとっさに耳からイヤホンを外して対応できます。装着スタイルは人によって好みが分かれる所でもありますが、使い込むと見えてくる良さがそれぞれにあるということも覚えておきましょう。

↑航空機用変換アダプターも付属します

 

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