GEO(ゲオ)といえば、レンタルビデオやゲームソフトを取り扱う全国チェーンというイメージがありますが、最近では中古のスマートフォンやデジタルデバイスの販売にも力を入れています。そんなゲオでいま最も注目したいのが、オリジナルのデジタル家電製品です。
そのラインナップは、4K対応の大画面テレビから、トレンドの完全ワイヤレスイヤホン、テレワークやリモートワークに便利なスマホスタンドまで多岐に渡ります。いずれも公式オンラインストア(4K対応テレビのみ2021年1月11日まで送料無料キャンペーン中)で購入できるほか、一部の製品はゲオの店頭でも取り扱っています。
果たしてゲオオリジナルのアイテムは“買い”なのか、GetNaviでおなじみの2人の専門家にゲオのデジタル家電製品をチェックして頂きました。
3万円台の4K対応テレビの実力をチェック!
まずは、50型の大画面でなんと税込3万9800円(※)という衝撃価格の4K/HDR対応の液晶テレビ「GH-TV50CGE-BK」から。こちらをチェックするのは、AV評論家の鳥居一豊さんです。
※:税込3万9800円の価格と公式オンラインストアでの送料無料キャンペーンは2021年1月11日までの期間限定。2021年1月12日以降は変更になる場合があります
【プロがチェック】
リビングに置きたい明るい大画面
テレビにおいて最も気になるのは、やっぱり“画質”。3万円台の4K対応テレビとはいえ、安かろう悪かろうではガッカリしてしまいます。GH-TV50CGE-BKはテレビの心臓部ともいえる集積回路部分に日本製LSIを搭載しているので、ノイズが少なく色再現性にも優れているのが特徴です。また、HDR対応により、ハイコントラストでなめらかな階調表現も得意。上下左右各178度の広い視野角により、角度による色やコントラストの変化を抑えています。
「画質は4K画質(3840×2160ドット)のUHD BDと、フルHD解像度(1920×1080ドット)のBDを再生してチェックしました。視聴していてまず感じたのが、液晶テレビらしい明るく鮮やかな画質だということ。また、VAパネルながら視野角も広いので、リビングなどの明るい部屋に置いて見るのに向いているでしょう」(鳥居さん)
「映像モードを『映画プロ』に設定して2本の映画作品を視聴しましたが、感心したのは色味がとても自然なところですね。機種によっては色鮮やかさを強調するために、例えば草原の色が人工芝のようになってしまうこともあるのですが、このテレビはそのようなことがなく、全体的にナチュラルな色味で安心して視聴できました。暗部の階調などはもう少し頑張って欲しいところではありますが、この価格でここまで安定した画質なら満足できるでしょう。普段のテレビ番組視聴などカジュアルなシーンで使うには十分ですね」(鳥居さん)
「また、フルHD解像度のアニメ作品を再生したところ、解像感がしっかりしており、破綻のない画質で楽しめました。超解像処理のような4K高画質化機能は備えていませんが、そう思えないほど綺麗です。これなら地デジ放送のような4K未満の映像なども、十分楽しめると思います。4K60p(毎秒60コマ)までの映像が再生可能なので、動きのあるスポーツ中継などもなめらかな映像で見ることができますよ」(鳥居さん)
ディスプレイは狭額縁の「ベゼルレスフレーム」を採用。画面が大きく見えるので、より迫力のある映像を体感することができます。
高品質なサウンドに驚き!
続いて、画質と並んで重要な要素である“音質”についてチェックしましょう。薄型テレビはデザインの都合上、スピーカーが前向きに設置されていない場合が多く、機種によっては人の声などが聞き取りにくいものもあります。GH-TV50CGE-BKの音質はどうなのでしょうか?
「今回とても驚いたのがサウンド。一般的な薄型テレビと同じように下向きに取り付けられたスピーカーながらサウンドがとてもしっかりしていて、映画のセリフも聞き取りやすかったです。大型テレビはサウンドバーが欲しくなることも多いのですが、ガツンとした低音やサラウンド感を求めるのでなければ、内蔵スピーカーだけでも十分満足できるのではないでしょうか」(鳥居さん)
「ヘッドホン接続用のステレオミニ出力端子のほか、光デジタル音声出力端子も備えているので、外付けのスピーカーやAVアンプなどを接続すれば、大迫力のサウンドを楽しむこともできます。自宅で映画やライブ映像を満喫したいなら、サウンドバーやスピーカーを追加するとよいでしょう」(鳥居さん)
新4K衛星放送やネット動画は非対応
GH-TV50CGE-BKは地デジ/BS/CSチューナーを2基搭載しており、別売のUSB HDDを接続すれば裏番組録画も可能となっています。また、4K対応のHDMI端子を3つ備えており、4Kレコーダーやゲーム機、ケーブルテレビやネット動画などのSTB(セットトップボックス)を接続すれば、4K解像度の美しい映像を楽しむことができます。
「新4K衛星放送を見ることはできませんが、テレビは地デジやBS/CSが見られればいいと考えている方ならそれほど問題ないでしょう。4K対応のHDMIを備えているので、もし将来的に新4K衛星放送を見たいと思ったら、外付けの4Kチューナーや4Kチューナー内蔵レコーダーを用意すれば簡単に視聴できるようになります。また、最近はケーブルテレビなどでも新4K衛星放送を見ることができるので、そういったサービスを利用するのもいいですね」(鳥居さん)
「最近はNetflixやAmazonプライムビデオなどのネット動画機能を備えている機種も多いのですが、こちらはネット動画機能を搭載しておりません。ただし、別途Fire TVやGoogle Chromecastなどのデバイスを用意すれば手軽にネット動画を再生できますので、必要に応じて購入すればよいでしょう。すでにそれらのデバイスをお持ちの方なら、そのまま使えますよ」(鳥居さん)
大画面の4K画質を手軽に堪能したい人にオススメ
ここまで実際にテレビを使用しながら、プロの目線で画質やサウンド、使い勝手をチェックして頂きましたが、ゲオの4K/HDR対応テレビ「GH-TV50CGE-BK」の印象はいかがですか?
「リビング用の大画面テレビが欲しい人や、家族みんなでテレビを見るファミリー世帯にオススメですね。液晶らしい明るい画面と広い視野角で、リビングに置いて家族みんなでテレビを見る、という用途にピッタリです。また、古いテレビからの買い替えにも最適。新4K衛星放送やネット動画機能などが省かれているぶん低価格になっていますので、その点を割り切れればお買い得といえます。テレビを買い換えたいけどなるべく出費は抑えたい、そんな方にオススメです」(鳥居さん)
【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】
税込2999円の完全ワイヤレスイヤホンの実力をチェック!
続いては、トレンドアイテムである“完全ワイヤレスイヤホン”を、オーディオライターの工藤寛顕さんがチェックします。この「GRFD-SWE300T4」は、4色のカラーバリエーションを揃えながら、税込2999円という驚きのプライスとなっています。
【プロがチェック】
軽くコンパクトなサイズで持ち運びがラク!
こちらのGRFD-SWE300T4は、一度ペアリングしてしまえば、以降は自動的に接続してくれる「自動ペアリング機能」を搭載。左右のイヤホンが別々に接続されるので、ノイズを抑えて通信が途切れにくいのが特徴です。イヤホン部分にボタン式センサーを備えており、スマホなどを取り出さなくても、再生/一時停止や曲送り/曲戻し、音声アシスタントの起動などの操作が可能。IPX4の防水規格に準拠しており、汗や雨などに強くスポーツ時にも安心して使用できます。
「パッケージから取り出して最初に感じたのは、ケース・イヤホンともにコンパクトにまとまっていて、とても軽量なこと。ケースが約29.75g、イヤホン本体が片側約4.85gと極めて軽く、手のひらに収まってしまうほどのサイズ感。胸ポケットや小さなカバンなどにも楽々収納できるポータビリティは魅力的ですね。ケース・イヤホンともプラスチック製ですが、造り自体はしっかりとしており、価格を考えれば十分な仕上がりだと思います。イヤホン本体は凹凸が少なくつるっとした形状で、フィッティングも良好」(工藤さん)
「超低遅延モード」が優秀!
GRFD-SWE300T4は、6mm径のダイナミックドライバーを搭載し、DSPによる迫力のあるサウンドが特徴。さらに、一般的なBluetoothコーデックであるSBCに加え、Apple製品などに採用されている高音質コーデックのAACにも対応しています。気になる音質はどうなのでしょうか?
「音質は、低域の量感をしっかりと確保しつつ、安っぽいドンシャリ感を感じさせない確かな迫力を感じさせてくれます。打ち込み系の曲を再生してみると、パワフルかつタイトに響くキックに耳が行きがちですが、その後ろにあるスネアやギターなども粒立ちがよく、ボーカルもグッと近くで存在感が感じられました。細かいところをつつけば高級機には敵わないかもしれませんが、率直に“なかなかいいな”と感じられる音質に仕上がってます」(工藤さん)
また、GRFD-SWE300T4には工藤さんイチオシの「65ms超低遅延モード」(1000ms(ミリセカンド)=1秒)という機能が備わっています。これは、スマホなどで再生した音声信号をワイヤレス伝送する際に生じる映像と音のズレを、通常モードの約4分の1、”0.065秒”しかズレなくするもの。接続コーデックに関わらず適用することができるため、再生環境に依存せず、ゲームや動画などのコンテンツを、音ズレを抑えながら楽しめます。
「実際に試してみましたが、動画再生時のリップシンクやゲームプレイ時のタップ音など通常モードだと気になる音ズレも、超低遅延モードにするとかなり違和感のないレベルに抑えられていると感じました。リズムゲームなどのシビアな判定が求められるものでは厳しいかもしれませんが、動画やアクションゲームなどを楽しむ分にはほとんど問題ないでしょう。音質は通常モードと比べるとわずかに低下しているように感じられたものの、極端に音が悪くなるようなことはなかったので、コンテンツに応じて切り替えるとよいでしょう」(工藤さん)
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に重要なのは、連続再生時間ですが、GRFD-SWE300T4はイヤホン単体で約4.5時間の再生が可能。毎日の通勤・通学だけでなく、ちょっとした遠出の際もバッテリー切れの心配なく使えます。さらに、充電ケースに収納すれば、最大4回までフル充電ができます。
初めての人にオススメしたい高コスパイヤホン
ここまで工藤さんにGRFD-SWE300T4を試して頂きましたが、その印象はどうだったのでしょうか。
「性能だけ見ると『悪くない仕上がりだ』
【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】
結論:ゲオのオリジナル家電は“買い”!!
今回は2人のプロにゲオのオリジナル家電製品をチェックしてもらいましたが、いずれも「価格からは想像できない高いクオリティ」との評価となりました。シンプルながらも機能が充実し、無駄をそぎ落としたデザインと使い勝手の良さも兼ね備えたゲオのオリジナル家電は、今後のラインナップ拡充が楽しみな出来栄えです。
この冬、“おうち時間”を充実させるべくテレビの買い換えを検討している方や、お子さんへのプレゼントに完全ワイヤレスイヤホンをプレゼントしようと考えている方は、ぜひゲオのオリジナル家電製品をチェックしてみて下さい!
【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】