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イヤホン
2023/1/26 17:00

あなたのAirPods Pro、性能出てる? イヤーピース「SpinFit SuperFine」が実力を出し切ってくれますよ

これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを試してきた筆者ですが、そのなかでも万人にオススメできる高いクオリティとデザイン性を兼ね備えているのは、ご存知Appleの「AirPods Pro」でしょう。トップレベルのノイズキャンセリングや空間オーディオ対応など多くの機能を備え、iPhoneやiPad、MacBookなどApple製品との相性の良さもバツグンです。

 

そんな高性能なAirPods Proですが、使っている人に話を聞くと意外に多いのが「自分の耳になかなかフィットしない」「装着してるうちに外れてしまう」というもの。AirPods Proはカナル型(耳栓型)という方式を採用しており、開放型のノーマルAirPodsよりも耳への密着感と遮音性が高くなっています。その密着感と遮音性を支えているのがイヤーピースというパーツ。イヤホンの先端部分についているゴム栓のようなものですね。

 

実はこのイヤーピース、音質までも左右するとっても重要な部分なのです。そして上記のようなAirPod Proの装着感に不満がある人や、音質をよりブラッシュアップしたい人にオススメなのが、交換用イヤーピース「SpinFit SuperFine」。SpinFitは数多くのイヤーピースを発売していますが、このSpinFit SuperFineはAirPods Pro専用に開発されたもので、AirPods Proの性能を高める工夫がされています。

AirPods Pro専用交換イヤーピース
SpinFit SuperFine

実売価格1980円(税込)

※AirPods Pro 第1/第2世代のどちらにも対応

 

↑サイズは全5サイズ。左からSS、S、M、ML、L。カラーもそれぞれ異なります

 

 

使用時の安心感、装着感、イヤホンの保護を実現する3つの特徴

このSpinFit SuperFineの特徴は大きくわけて3つあります。まずは、イヤーピースに医療用シリコン素材を採用していること。イヤーピースは素材によっては長時間つけているとかゆくなったりかぶれてしまったりすることもありますが、SpinFit SuperFineは安全性の高いシリコンを使っているので、安心して装着できますね。

↑イヤーピースには医療用シリコン素材を採用

 

次に、特許取得の3Dクッション構造により、どんな耳にもフィットして安定した装着感と密閉性を保つことができること。完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースが耳穴にフィットして本体を支える設計になっているので、イヤーピースのフィット感はとても重要になってきます。SpinFit SuperFineはこの3Dクッション構造により耳の奥まで挿入しやすく、耳穴の形にぴったりフィットしてしっかり固定してくれます。

↑イヤーピースが柔軟に動く3Dクッション構造

 

3つめは、アダプター部分に高性能なメッシュフィルターを採用し、耳垢やゴミ、汗などの水分の侵入からイヤホンをしっかりガードしてくれること。これによりIP54相当の防塵・防水性能を発揮してくれるとともに、音の抜けの良さもキープしてくれます。

↑アダプター部には高性能なメッシュフィルターを使用しています

 

SpinFit SuperFineは最初からアダプター部とイヤーピース部が一緒になってセットされていますが、アダプター部は共通なのでイヤーピース部だけ取り変えることも可能です。サイズによっては前モデルのSpinFit CP1025 for TWSのイヤーピースを利用することもできるので、CP1025を持っている方にはうれしいですね。

 

ちなみに、SpinFit SuperFineのアダプター部は新設計となっており、以前のものと比べて透明感のあるデザインになっています。また、底部分の内輪はポリカーボネイトと熱可塑性エラストマーを使い、AirPods Proにしっかり装着できるツメ構造を採用しています。

 

AirPods Proの装着感、しっくりこないかも→装着感上がってノイキャン効果もUP!

手持ちのAirPods ProにSpinFit SuperFineを装着する前に、まずはサイズ選びから。SpinFit SuperFineはSSからLまで5サイズをラインナップしています。耳に合ったサイズを選ぶことは装着感を高めるためにとても重要なので、できれば店頭などでいくつかサイズを試してみたいところ。また、耳の左右で異なるサイズが合うということもあるので、ちゃんと右耳と左耳の両方でフィッティングしましょう。手頃な価格の製品なので、いくつかサイズごとに購入して使い分けるのも手です。

↑左右それぞれの耳でフィッティングしましょう

 

筆者は通常、イヤーピースはMかLサイズを使うのですが、今回はM、ML、Lの3つのサイズを試してみました。3サイズのなかではMかMLが耳に合っているようなので、とりあえず左右ともMをチョイス。Apple純正のイヤーピースはサラっとした感触のシリコンですが、SpinFit SuperFineはモチモチした感触で、より耳穴にピッタリ密着してくれます。AirPods Proが耳からよく外れてしまう、という人もこれなら安心できそうです。長時間イヤホンをつけていてもストレスもなく、快適に使えました。

↑SSサイズ(左)とLサイズ(右)だとここまで大きさが変わってきます

 

イヤーピースを変えて気付いたのは、耳穴をしっかり塞いでくれるので、遮音性が上がりAirPods Proのノイキャン効果をより高めてくれていること。元々AirPods Proは高いノイキャン性能を誇っていますが、それがさらに良くなった印象です。いまは電車の車内などは換気のために窓が少し開いていることがあり、そのため走行音が結構うるさく感じることもありますが、ボリュームをさほど上げずに音楽や動画が楽しめました。通勤通学のお供として、仕事や勉強に集中したいときにも、SpinFit SuperFineを組み合わせることでより強力な遮音性を発揮してくれるのでオススメです。

 

AirPods Proの音いいね! →イヤーピースでもっと低音が出ますよ!

もうひとつ、見逃せないのが音質の変化です。イヤーピースをSpinFit SuperFineに変えたことで、今までよりも低音がしっかり出ているように感じられました。低音の量が増えたというよりも、より深いところまで聴こえるようになったような印象です。SpinFit SuperFineは耳穴にしっかりフィットするので、耳の密閉性が高まり低音を逃さず耳に届けてくれるのでしょう。AirPods Proが耳にフィットしないと思っている人がつけてみると、これまでとは違った音を実感できるはず。

 

また、遮音性を高めてくれるので、動画やゲームのセリフなどもくっきりクリアになり聴き取りやすくなったと感じました。人の声は雑音や騒音にかき消されてしまいやすいのですが、これなら外出先でもドラマや映画などを楽しめますね。電車やバスでの移動中はスマホで動画を見るのが習慣、という方はぜひSpinFit SuperFineを使ってみてください。

 

イヤーピースを変えてケースに入らないのはちょっと……→装着したまま充電できる神仕様です!

大事なことがもうひとつ。完全ワイヤレスイヤホンは専用ケースに入れて充電する必要があるため、イヤーピースによっては交換してしまうとケースに入らなくなってしまうことがあります。そうなると、毎回ケースにしまう前にイヤーピースを取り外して収納せねばならず、非常に面倒くさいことに。特に、AirPods Proはケースが小型で、内側に余計なスペースがない設計のためイヤーピースのサイズ感が非常にシビアなのですが、SpinFit SuperFineは薄型でステムが短めになっており、AirPods Proに装着したままケースに収納できます!

↑SpinFit SuperFineならイヤホンにつけたまま充電ケースに収納できちゃいます

 

これ、AirPods Proを使っている人ならわかってもらえると思いますが、めちゃくちゃありがたいです! 交換イヤーピースをつけたままケースに収納できるなんて、神仕様としか言いようがありません!

 

また、前述したメッシュフィルターがホコリや水、汗などの侵入を防いでくれるので、イヤホンをしっかり守るという意味でもSpinFit SuperFineは有力な選択肢といえるでしょう。スポーツをするときもAirPods Proを使っているという方なら、SpinFit SuperFineが断然オススメです。

 

SpinFit SuperFineはAirPods Proのベストパートナー

ポータブルオーディオ業界では、数年前から交換イヤーピースで装着感や音質を自分好みにカスタマイズするのが流行りとなっています。なかでも、実売価格1980円(税込)と手ごろな価格ながら、装着感や遮音性向上に役立ち、さらに音質変化も楽しめるSpinFit SuperFineは、初めてイヤーピース交換を試してみたいと考えている方に最適な製品と言えるでしょう。また、SpinFitシリーズには、AirPods Pro用以外にも数多くの製品をラインナップしているので、複数のイヤホンを所有している方は、そちらも試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

撮影:中田悟