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2018/3/13 13:30

災害時に不安を抱える飼い主は9割以上! 自分と猫の避難計画を立ててますか?

いますぐできる10の備え

1.飼育環境を整える

家具の転倒、物の落下で猫がケガをしないようにしておく。また災害時に猫が室内に閉じ込められないよう、ストッパーでドアを開放しておくと安心。

 

2.ケージに慣らしておく

避難所ではケージに入れることになるので、日ごろからおやつをケージ内で与えるなどし、そこが安心できる場所だと認識させておく。

 

3.飼育数を管理する

避難場所によっては、ひとりで何匹もの猫を受け入れてもらえない場合もあるので、多頭飼いのリスクを知り、今いる子たちを守る手段を考えておくことが肝心。

 

4.部屋の中に猫の避難場所を用意する

ガラスが割れて飛散する窓際を避け、安全な場所に猫が自ら逃げ込めるお気に入りのスペースを作っておく。

 

5.避難経路を確認しておく

指定の避難場所を確認し、猫を連れてそのルートを歩いてみる。荷物も多くなるので実際に猫と一緒に避難訓練は必須。

 

6.近所に猫友をつくる

仕事などで不在中に災害が起きた場合、安否確認や一時的な保護を頼める猫友が近所にいると心強い。

 

7.避難グッズを用意する

同行避難用のキャリーケース、フード、水、ポータブルトイレなど猫用避難グッズをすぐに持ち出せるようにまとめておく。(本書ではグッズリストに加え、お役立ち避難グッズを写真入りで紹介している)

 

8.マイクロチップや首輪で飼い主がわかるようにする

パニックを起こして逃げた猫を探すための準備は完璧に。首輪は外れるリスクがあるが、頸部皮下に埋め込むマイクロチップなら識別も確実かつ迅速。

 

9.去勢・避妊手術を済ませる

避難所で発情期の猫が鳴くのは多大な迷惑になる。また逃げた猫が出産を繰り返せば野良猫問題にもなるので、早めに手術を済ませておこう。

 

10.ワクチン接種を行う

長引く避難所生活を想定し、ペットの間に感染症が広がるのを防ぐよう、定期的なワクチン接種をしておく。またノミ、ダニの駆除を行い、清潔を保つことが大切。

 

 

避難所がペット受け入れ不可だったら?

ところで、飼い主にとっては愛猫は家族でも、動物が苦手な人、動物アレルギーを持つ人もたくさんいることを常に念頭に置いておくべきだろう。飼い主にとっては気にならない鳴き声、毛、ニオイは他人には不快になることも。同行避難できたとしても、猫の飼い主は謙虚さを忘れず、他人に迷惑をかけないようマナーは守りたいものだ。

 

また、避難場所がペットの受け入れ不可だった場合にも備えて、他の選択肢を考えておくことも必要だ。一時的な避難なら車の中、テント、ペットホテルという方法もある。また、避難が長期になりそうな場合に備え、愛猫を預かってくれる家庭を見つけ、日ごろから交流しておくのもいい。

やはり備えあれば憂いなし、なのだ。

 

【著書紹介】

 

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