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2018/8/24 17:30

自らの賞味期限を知る…元プロ野球選手に学ぶ「勝者」への道とは?――『勝者になるための84の提言』

毎年、第一生命が発表している小学生を対象とした「大人になったらなりたいもの ベスト10」ですが、最新の2017年男の子のトップ3をご存知ですか?

 

1位:学者・博士
2位:野球選手
3位:サッカー選手

参考(http://event.dai-ichi-life.co.jp/campaign/minisaku/otona.html)

 

1位の結果にはちょっとびっくりしましたが(笑)、実は調査を始めた1989年からず〜っとトップ10内にランクインしているのが「野球選手」です。

 

その野球選手の夢を叶えた、いや夢を超えた方で、徳島県の鳴門工業高校から帝京大学に進学し、千葉ロッテマリーンズへ入団。WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)でも大活躍し、世界一の捕手(ベストナイン)として選ばれた選手といえば……里崎智也さん! ですよね。

 

今では「ビックリマン」といえばこの人というくらい、野球界以外でも活躍の場を広げられ、野球解説だけでなくバラエティ番組も出演されたりと大忙しな里崎さんですが、新刊『勝者になるための84の提言』(里崎智也・著/学研プラス・刊)をこの度出版されました。

 

本の中には、いくつもの成功を掴んできた裏で、どんな想いで、どんな努力をしてきたかがわかりやすく綴られています。今回はその中から疲労困憊なビジネスマンでもやる気になる4つの提言をご紹介させていただきます。

 

↑ページを開くと大迫力の里崎さんの提言が!!

 

 

「自分の賞味期限を見極めろ!」

野球選手になりたい! と自分の息子が言ってきた時、応援するのが親の役目だとは思うのですが、あなたはプロ野球選手としての賞味期限がどれくらいかご存知でしょうか?

 

プロ野球でいえば、見極める時期は、ポジションにもよりますが、だいたい高卒で10年、大卒で5年までですね。

(中略)

何年後に活躍するかどうかは、誰にもわかりません。宝くじみたいなものです。プロ野球選手はドラフトで入団しても、10年後にチームの主力になっている選手は平均で11〜12%です。

(『勝者になるための84の提言』より引用)

 

わかってはいたけど、厳しい世界!! 安定志向な現代において「よーし、頑張れ!」とは小さい子どもに言いにくくなっちゃいますよね(笑)。

 

でも私たち一般人だって、「自分の賞味期限を知る」というのは大事なこと。チャレンジすることに遅い早いはないかもしれませんが、チャレンジして成功しやすい年齢は必ずあるはず。今の働いているところで結果を出したいなら、何歳までに何をするのか、しっかり自分で見極められる力を養っていきたいですし、自分の子どもが将来どんな職業につくのか考えた時に、先に伝えてあげられることは伝授しておきたいですね!

 

 

「モノマネ上手になれ。」

野球がうまい選手は「他の選手のモノマネ」も上手だったという里崎さん。里崎さん自身も、現役時代は「幕張の安打製造機」の異名を持つ福浦和也さんのモノマネをしていたそうです。

 

見本になる誰かのモノマネを採り入れて、自分の中でオリジナルに変えて、成長するときに強くなるんです。それを最初から、すべてオリジナルでやろうなんて、無理なんです。

(『勝者になるための84の提言』より引用)

 

ただ人を楽しませるだけのモノマネをしていればいいということではなくて、モノマネを採り入れて、オリジナルに変えることで成長できるということなんですね。

 

「この上司みたいになりたいなー」という人がいたら、服装からでもいいのでモノマネしてみるのも良いそうです。「毎日仕事で疲れちゃったなー」という人は、元気な社員さんの生活スタイルモノマネをやってみると見えてくるものもあるかもしれません!

 

 

「アピールしないバカはいらない。」

里崎さんのように、成功している人のお話を読んでいくと「運がいいんだよ。私なんて日陰人生だからさ」と思う人もいるでしょう。もちろん、運も実力のうちなのですが、運を引き寄せる努力をしっかりされています。

 

「誰も見てくれていない」ってグチる人もいますが、当たり前です。上の人もそんなに暇じゃない。見てほしかったら自分でアピールするしかない。

(『勝者になるための84の提言』より引用)

 

あなたは、実力があってもなかなか日の目を見ないのを周りのせいにしていたりしませんか? そんな時には思い切って自分をアピールしましょう! 里崎さん曰く『選ぶほうは、活躍してくれるなら誰でもいい』とのことなので、あなたの特技をしっかり披露する場を確保しなければ、もったいないっ!

 

仕事での特技はもちろん、趣味の話なども周りにちゃんとアピールしていくことで、思わぬところからお誘いが出てくることもあるでしょう。自分の実力は出し惜しみせず、アピールしまくる! それくらいじゃないと相手には届かないということですね。

 

 

「3つの目線で自分を見ろ。」

こうやってご紹介していくと、どんどん意識高い系な人になるのがいいのかな? と考えが偏ってしまいがち。でも意識を高くするのがいいのではなく、しっかり「3つの目線で自分を見る」ことが重要なんだとか。

 

3つの目線とは、

 

・自分という個を成り立たせるために、甘い目線

・客観的に自分をみた、厳しい目線

・周りからどうみられているかという、客観的な自分からの能力値の目線

 

のこと。

 

自身を甘やかし過ぎると周りから評価されにくかったり、他人からの目線ばかりを気にしていると自分のメンタルがやられてしまったり、意識高くなり過ぎると他人からの目線に気がつかず、イタい人になっちゃったりするので、この3つがバランス良く保たれているのがとても重要。疲労困憊なビジネスマンの中には「甘い目線」が足りない人が多いかもしれません。「自分はよくやっているよな〜」とたまには自分を褒めてあげましょう!

 

 

『勝者になるための84の提言』には、これ以外にも変化の激しいビジネスマンの心の支えになるような提言が、「提言+詳しい説明」のセットで多数紹介されています。パッと開いたそのページでも、里崎さんの元気になる言葉がたっぷり詰まっているので、自宅の書棚に入れておいて、なんだか元気がないな……という時に、好きなページを開いて言葉を受け取ってみるのもおすすめです!

 

 

【書籍紹介】

勝者になるための84の提言

著者:里崎智也
発行:学研プラス

働き方改革が叫ばれる昨今、ビジネスパーソンが成功するにはどんな心構え、どんな行動が必要なのか? 千葉ロッテマリーンズで2度の日本一、WBCで世界一&ベストナインを経験した“下剋上オトコ”、里崎智也が84の提言で綴る!

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