お気に入りの家にするために、事前の計画は重要!
荷物を減らしたら、家電や家具の配置を考える。サイズはすでに測ってあるから、間取図上で配置を考えていけるのでスムーズだ。そして、どの部屋をどう使うかの計画を立てるステップへ。ここが、片付く部屋になるか物がいっぱいのカオスな部屋になるかのカギだと門野内さん。
ちなみに、もっとも物であふれがちなのがリビングなのだそう。
確かにイメージしてみるとよくわかる。子どもたちはここで遊びたいから玩具を置きたいと考えるだろうし、パパは帰宅後くつろぐスペースにしたいから広々と使いたい、ママは子どもにリビング学習をしてほしいから勉強するためのスペースを作りたい、など。
希望する過ごし方がバラバラだと、リビングに勉強道具も玩具もソファも趣味のセットもすべて置かなくてはいけなくなってしまう。
そうなると、すべてをうまく収納できるスペースを作るか、もしくは「遊ぶスペース」は子ども部屋にするなどして、置く物を減らすのか。事前に収納計画を立てることで、暮らしやすい家を作っていけるというわけである。
ここまできたら、あとは部屋ごと、収納場所ごとにダンボールに詰めていけばOK。すでに配置場所を決めているから、荷解き後の片付けもスムーズだ。ダンボールには中身の詳細まで書いておくと、誰が見ても置き場所がわかるので◎。
結果、入居2日で片付く家になるというわけだ。門野内さんってば、天才か!
引っ越しは「物の移動」ではなく「暮らしが変わる」こと
引っ越しというと、物の移動だと捉えがちだが、実は「私たちの暮らしが変わること」なのだと門野内さん。
新居での生活を、快適に、心地よいものにするための秘訣が『引っ越しで「私」と「暮らし」を整えよう』には満載だ。近々引っ越し予定の人はもちろん、いつかは引っ越したいという人にとってもおすすめの一冊。今の、そしてこれからの暮らしを快適にするヒントをぜひ見つけてほしい。
【書籍紹介】
引越しで「私」と「暮らし」を整えよう
著者:
発行:ギャラクシー出版
入居から3年たっても新居がスッキリ片付く家にしたい方へ。秘訣は「引越し準備」にあった! 理想の暮らしをゴールに据えて考える収納の使い方・家事動線により「楽に片付く仕組み」が分かる。引越し11回うち9回は失敗という著者が実体験を元に手法を紹介。プロの視点で伝える失敗の原因や効果的な部屋の使い方とは!?