写真の明るさを調整する機能。カメラが決めた露出は、いわばカメラが推奨する露出で、撮影者の表現意図と必ずしも一致するとは限らない。カメラの推奨露出を基準に、もう少し明るく、または暗く撮りたいというときに使うのが露出補正だ。
露出補正の数字を「プラス」にすると明るくなり、数字を大きくするほど明るさは増していく。「マイナス」にするとその逆で暗くなる。多くの一眼カメラでは電子ダイヤルによる単独操作が基本だが、エントリー一眼などでは露出補正ボタン+電子ダイヤル操作で行う機種もある。
上から順に、「+2」「+1」「±0」「-1」「-2」の露出補正を行った。明るくしたいときは「プラス補正」、暗くしたときは「マイナス補正」をする。
ニコンD5600で露出補正を行うには、露出補正(+/-)ボタンを押したまま、電子ダイヤルを回す(写真上)。背面モニターやファインダー内にインジケータ表示されるほか、液晶モニターの右下には数値でも表示される(写真下)。