2019年2月半ば。まだまだ寒い中、小さな花を咲かせるウメ。関東では、そろそろ満開を迎える頃。ウメの開花期は地域によって大きく異なりますが、温かな沿岸部では1月下旬から、平地では本格的な春を前にした2月中旬から3月に開花します。紅やピンク、白などが主流で、公園や梅園など多くの場所で見ることができます。被写体としてもかわいらしくて最適です。
ウメは、サクラよりも花の付きが少ないので、撮影の仕方が少し難しくなります。ですので、今回は、きれいにかわいくウメの花を撮影する方法やテクニックを、ご紹介いたします。
目次
枝の露出が高い梅の撮影テクは、“背景”の色味にこだわること。
“背景”こそが写真を決める!だから背景を決めてから主役を探そう!
枝の露出が高い梅の撮影テクは、“背景”の色味にこだわること。
ウメの花を何気なく撮影すると、背景が薄暗くなり、華やかさが足りない写真になりがちです。そんな時は、背景に意識を集中させましょう。背景の色味、枝ぶりなどで、ウメの花を際立たせたり、華やかさが増します。どのように主役を引き立たせる背景を選ぶのか?そのコツとは!?
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/282171/
寄りも引きも、撮影のポイントは“ボケ”描写!
ウメの花をクローズアップして撮影する際は、主役のウメを際立たせたるために、背景をぼかしたりしますが、絞りを開放してぼかしすぎると、背景が平坦になり描写が平凡なものになってしまいます。ある程度の陰影をつけたほうが、雰囲気のある描写が可能になります。
また、背景のぼかしとは別に、「前ボケ」を利用した撮影もあります。ウメの花を前ボケで撮影する時は、紅いウメを利用すれば、華やかさを増した描写が可能になります。
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/282982/
“背景”こそが写真を決める!だから背景を決めてから主役を探そう!
ウメの花が咲く頃はまだ寒く、周辺の木々はまだ冬眠中。なのできれいなウメの花を見つけて撮影しようとした時に、背景が殺風景…ということがありがち。ですので、撮影のコツとして、ウメの撮影では、「先に背景を決めてから主役のウメを探す」という方法もあります。描写のイメージを決めてから、撮影しましょう。「青空」「夕日」「日陰」「ウメの花」など、イメージに合った背景を探すことがおすすめです。
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/283043/
おすすめ撮影スポットは、神奈川県にある湯河原梅林。ここは約4000本もの紅白の梅が咲き誇っています。梅林内には遊歩道が整備されていて、さまざまな場所から幕山の切り立った断崖とウメを組み合わせて撮ることが可能です。
また東京都大田区の「池上梅園」では2月24日から3月3日まで、夜間の池上梅園内のライトアップを実施。茨城県では、2大梅まつり「筑波山梅まつり」「水戸の梅まつり」」が開催されており、ウメの撮影におすすめです。