ヨドバシカメラ売れ筋ベストテン「デジタル一眼カメラ」2022年2月下期ランキング
ショッピングサイト「ヨドバシ・ドット・コム」と全国24店舗のヨドバシカメラでの売れ筋を集計した2月下期の「デジタル一眼カメラ」ランキング。対象期間は、2022年2月16日~2月28日。
多くの感動的なドラマを見せてくれた北京オリンピックが終わり、オンライン単独開催になったCP+2022が開催された2月下期のランキングで、トップに立ったのはランク外から再浮上したソニー「α7 IV」だ。前回1位のニコン「Z 9」は2位に後退。また、キヤノン「EOS R3」も5位でランキングに復帰し、デジタル一眼カメラランキングは新たな展開を見せる。
メーカー別ではソニーが4機種5モデルでトップ。キヤノンが4機種、ニコンが1機種と続く。三つ巴の戦いをソニーが頭一つ抜け出し、ニコンは前回の3機種から「Z 9」1機種で奮闘する苦しい戦いになった。今回はランクインしたすべてがフルサイズミラーレスカメラとなっている。
■ソニーが反撃体制に入った?
1位のソニー「α7 IV」は、2021年12月下期に初登場で首位を制するも、供給不足から徐々に順位を落とし、ついにはランク外となっていた不遇の機種。今回再ランクインを果たし、2か月ぶりにトップへ返り咲いた。ソニー勢は3位に「α7 III」、4位に「α7 III レンズキット」が続き、さらに8位にCinema Lineの「FX3」、9位に「α7S III」もランクイン。4機種5モデルと久々にランキングの半分をソニー勢が占めた。供給不足が完全に回復したわけではないが、ソニーが反撃体制に入ったようだ。「α1」の復帰にも期待したい。
■ニコンは「Z 9」1機種で奮闘
供給不足の中で前々回・前回と連覇を遂げたニコン「Z 9」だったが、ついに2位へと後退し、ソニー「α7 IV」にトップの座を明け渡した。しかも前回6位の「Z fc 16-50 VR SL レンズキット」、前回10位の「Z 6II」はいずれもランク外と寂しい展開に。「Z 9」が孤軍奮闘を強いられる結果となった。再び「α7 IV」との首位争いに発展していくのか、あるいはキヤノンも交えた三つ巴の首位争いとなるのか。次回も「Z 9」の動向を見守りたい。
■キヤノンはフルサイズ4機種が揃い踏み
キヤノン勢の最高位でランクインしたのは、5位の「EOS R3」。こちらも供給不足から2021年12月下期以来のトップ10入りとなる。さらに6位に「EOS R6」、7位に「EOS R5」と、3機種が揃ってトップ10入り。「EOS R6」は前回9位からのランクアップを果たし、心配されたランク外を回避した。10位には「EOS RP・RF24-105 IS STM レンズキット」もランクインして、EOS Rシステム4機種が顔を揃える。キヤノン勢としては、さらに上位に食い込んでいけるかどうかが今後の注目ポイント。ランクアップしてトップ3入りするのか、注目したい。
データ集計期間 : 2022年2月16日~2月28日
第1位 ソニー α7 IV ボディ
第2位 ニコン Z 9 ボディ
第3位 ソニー α7 III ボディ
第4位 ソニー α7 III レンズキット
ボディ + FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
第5位 キヤノン EOS R3 ボディ
第6位 キヤノン EOS R6 ボディ
第7位 キヤノン EOS R5 ボディ
第8位 ソニー FX3 ボディ
第9位 ソニー α7S III ボディ
第10位 キヤノン EOS RP・RF24-105 IS STM レンズキット
ボディ + RF24-105mm F4-7.1 IS STM
ショッピングサイト「ヨドバシ・ドット・コム」およびヨドバシカメラ全国24店舗での売れ筋ランキングを発表する「ヨドバシカメラ売れ筋ベストテン」。「デジタル一眼カメラ (一眼レフ+ミラーレス一眼)」「コンパクトデジタルカメラ」「デジタル一眼カメラ用交換レンズ」3カテゴリーでの販売状況を、毎月上期と下期の2回に分けてお届けします。
<参考ページ>
■第1位 ソニー α7 IV ボディ
■第2位 ニコン Z 9 ボディ
■第3位 ソニー α7 III ボディ
■第4位 ソニー α7 III レンズキット
■第5位 キヤノン EOS R3 ボディ
■第6位 キヤノン EOS R6 ボディ
■第7位 キヤノン EOS R5 ボディ
■第8位 ソニー FX3 ボディ
■第9位 ソニー α7S III ボディ
協力 : 株式会社ヨドバシカメラ