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シグマが「18-50mm F2.8 DC DN」Xマウントの2022年内発売と3層イメージセンサーの開発状況を告知

シグマは、2022年8月8日に開催したオンライン新製品プレゼンテーション「SIGMA STAGE ONLINE」の中で、シグマの山木和人社長が「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」の富士フイルムXマウント用を年内に発売する予定であることを告知した。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary Xマウント
山木社長が手にしているのが「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」Xマウント。「20mm F1.4 DG DN | Art」「24mm F1.4 DG DN | Art」の発表とあわせて、追加情報として言及された。

CP+2022でも告知

オンライン開催された「CP+2022」の動画コンテンツ「FUJIFILM Xマウント用レンズの開発について」でシグマの商品企画部長・大曽根康裕さんがXマウント用レンズの開発を明らかにしていて、年内に発売できる見通しを発表。「新製品トーク駅伝」の中では、開発中の「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」Xマウント用の実機を公開していた。今回の発表でも価格についてのアナウンスはなかったが、発売中のLマウント用、ソニーEマウント用と同じ73,150円 (税込) 程度だと思われる。

【CP+2022】手のひらサイズの大口径標準ズーム「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN」Xマウントを初披露

【CP+2022】シグマhttps://getnavi.jp/capa/special/395831/

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary とは?

シグマ初となるAPS-Cサイズミラーレス専用の大口径標準ズームレンズ。焦点距離は35mm判換算で27〜75mmと、使いやすい焦点域とボケ表現を楽しめるF2.8の明るさを備える。AF駆動には俊敏で静粛なステッピングモーターを採用して、動画撮影にも対応する。

小型軽量で明るい標準ズームレンズで、さまざまなシチュエーションに適している。Lマウント用とソニーEマウント用が2021年10月29日に発売された。

とことん小さなF2.8通しの大口径標準ズームレンズ「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporaryhttps://getnavi.jp/capa/news/382237/

いよいよ発売がカウントダウン段階に入った「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」。発売がいつになるのか、楽しみに待ちたい。

3層イメージセンサー搭載カメラの年内完成報道を訂正

また、山木社長は「SIGMA STAGE ONLINE」内で、シグマが開発している「3層イメージセンサー搭載カメラが年内完成」との一部報道を訂正した。正しくは「年内にセンサーの試作品が完成予定」ということだと説明。現在はセンサーの開発が最終段階に入るところで、3つのステップの中の第2段階にあるということで、「CP+2022」で発表したことと変わっていないことを強調した。

3層イメージセンサー搭載カメラに関しては、「フォトキナ2018」で開発が発表され、「CP+2019」では2020年に発売とのアナウンスがあったが、2020年2月に開催されたファンミーティング「fpフェス 2020春」で、納得のいくレベルのセンサーが開発できずに2020年度中に発売できなくなったこと、センサー開発と同時に進めてきたカメラの開発プロジェクトをいったん仕切り直すという発表を行なっていた。

それらがいよいよ形になりそうな気配だが、2022年はセンサーの試作品まで。搭載カメラに関しては未定だ。ただ、時間がかかっているとはいえ、開発は着実に進んでいるようなので、今後の発表を待ちたい。