発売直後のニコン超望遠ズームが首位発進！ レンズ売れ筋トップ10【ヨドバシカメラ売れ筋ランキング】

ヨドバシカメラ売れ筋ベストテン「デジタル一眼カメラ用交換レンズ」2023年8月下期ランキング

ショッピングサイト「ヨドバシ・ドット・コム」と全国24店舗のヨドバシカメラでの売上を集計した8月下期の「デジタル一眼カメラ用交換レンズ」ランキング。対象期間は、2023年8月16日～8月31日。

1位は、8月31日発売のニコン「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」。2位がタムロン「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」(Eマウント)、3位は前回1位のソニー「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」という順だ。

メーカー別では、ソニーが4機種でトップ。ニコンとシグマが2機種ずつ、タムロンとキヤノンが1機種ずつランクインという結果になっている。

■ニコンの超望遠ズームが首位発進

1位はニコン「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」。8月31日発売の超望遠ズームレンズで、幅広い焦点域をカバーしながら機動性・操作性に優れているのが特徴だ。テレコンバーター装着時には最大1200mmの焦点距離を実現する。6位の「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」も広角24mmから望遠120mmまでの広い焦点域をカバーする標準ズームレンズ。こちらは7月上期からの連続ランクインを更新中だ。

■タムロンの高倍率ズームが大躍進

2位はタムロン「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」(Eマウント)。こちらもタムロンが誇る高倍率が特徴のズームレンズ。前回10位の崖っぷちから2位にジャンプアップして、タムロン勢で唯一となるトップ10入りを果たした。今後の動向が気になる存在だ。

■前回1位のソニー望遠ズームは3位へ

3位はソニー「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」。7月下期に1位で初登場した第2世代の望遠ズームだ。前回はトップを守り切ったが、今回は3位に後退した。次回は首位奪還できるのか、首位攻防戦の行方が楽しみだ。

5位には「FE 20-70mm F4 G」が3月下期以来、5か月ぶりにランクイン。さらに8位に「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」、10位に「FE 24-70mm F2.8 GM II」と、第2世代のGマスターレンズ2機種が続いている。10位の「FE 24-70mm F2.8 GM II」は前回2位からの大幅ランクダウンながら、トップ10内に踏みとどまった。

■キヤノンは超望遠ズームが孤軍奮闘

4位はキヤノン「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」。前回と同順位の安定感でトップ5入りを果たしたが、キヤノン勢でトップ10入りしたのはこの1機種のみ。前回の3機種ランクインからすると、ややトーンダウンした感じで、首位争いからも一歩後退した印象を受ける。次回巻き返しとなるのか、キヤノン勢の動向を注視していきたい。

■シグマの標準ズーム2機種が久々のトップ10入り

7位はシグマ「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」(Eマウント)。ランク外からの返り咲きで、トップ10入りは1月上期以来、およそ8か月ぶり。9位の「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」(Eマウント)は2021年11月上期の初登場以来となるランクインだ。APS-Cミラーレスカメラ用の大口径標準ズームだが、トップ10入りの要因はソニー「α6700」の発売によるものなのか、一眼ランキングの動向とともに今後もその動きを見守っていきたい。

データ集計期間 : 2023年8月16日～8月31日

第1位　ニコン NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

第2位　タムロン 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Eマウント)

第3位　ソニー FE 70-200mm F4 Macro G OSS II

第4位　キヤノン RF100-400mm F5.6-8 IS USM

第5位　ソニー FE 20-70mm F4 G

第6位　ニコン NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

第7位　シグマ 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary (Eマウント)

第8位　ソニー FE 70-200mm F2.8 GM OSS II

第9位　シグマ 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary (Eマウント)

第10位　ソニー FE 24-70mm F2.8 GM II

協力 : 株式会社ヨドバシカメラ