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開放F1の超大口径標準レンズにEマウント用が登場「フォクトレンダー NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount」

コシナは、フォクトレンダーの標準MFレンズ「NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount」を2024年3月に発売する。希望小売価格は264,000円 (税込)。

<2024.3.8> 発売日が2024年3月19日に決定。

NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount

 

「NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount」は、GA (研削非球面) レンズを採用し、開放F1の超大口径を実現したフルサイズ機対応の50mm標準レンズ。光学設計は、発売済みのVMマウント用ニコンZマウント用キヤノンRFマウント用を踏襲しながら、ソニーのミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化されている。

本製品は電子接点を持ち、撮影データのExif情報にレンズの詳細が反映される。距離エンコーダーも内蔵し、カメラに搭載される5軸ボディ内手ブレ補正にも対応する。フォーカスリングの操作によるファインダーの拡大表示なども使用できる。

■高性能な研削非球面レンズを採用

レンズ構成は7群9枚。先端寄りのレンズ第1面に高融点・高屈折ガラスを素材とするGA (研磨非球面) レンズを採用し、高い光学性能を実現した。また、撮影距離に応じてレンズ群を最適な位置に移動させるフローティング機構を使い、最短撮影距離から無限遠の被写体まで安定した描写性能が得られる。

製品名の「NOKTON (ノクトン)」は、開放F値がF1.5以下の大口径レンズに与えられる称号。F1の絞り開放時には、大きなボケ効果が期待できる。さらに、12枚構成の虹彩絞りが自然なボケ表現を実現。点光源も多角形にならず、丸く柔らかなボケとなる。

■高い質感を持つ金属鏡筒

金属製のフォーカスリングには、グリップ力に優れたダイヤパターンを採用。その表面パターンは、市販の動画用フォーカスギア取り付け時にも安定感があり、シビアなピント合わせにも耐える。

絞りは操作リング直結のメカニカル制御。絞りリングにはクリック切り替え機構があり、動画撮影時や細かなピント調整が必要な際にはクリックをキャンセルし、無段階で絞りの開閉を行える。

NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount
ねじ込み式レンズフードが付属

フォクトレンダー NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount 主な仕様

マウント ソニーEマウント
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
焦点距離 50mm
開放絞り F1
最小絞り F16
レンズ構成 7群9枚 (GAレンズ1枚、非球面レンズ1枚)
画角 48°
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 1:6.9
フィルター径 φ67mm
最大径×全長 φ79.3×69.3mm
質量 590g
付属品 ねじ込み式レンズフード