カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」が、2024年2月22日～25日にリアル会場とオンラインで開催。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
KPI / GODOX
KPI (ケンコープロフェッショナル イメージング) は、ストロボやLED関連を幅広くラインアップするGODOX (ゴドックス) と合同でブース出展。GODOXのスタッフやアンバサダーも一緒に、盛りだくさんの製品をアピールしていた。
GODOXクリップオンストロボの進化系「GODOX V1 Pro」
バッテリーを内蔵したTTL対応のクリップオンストロボ「V1」が「V1 Pro」に進化。外見は大きく変わっていないものの、性能が大幅にアップし、操作性も向上した。本体正面に小さなサブフラッシュが設けられ、ストロボと連動して発光するので、ポートレートではキャッチライトを入れることができる。
横から差し込む形状のバッテリー。容量は変わっていないが、USB Type-Cによる充電が可能になっている。
本体には新たに外部電源用の端子を装備。バッテリーではフルパワーで最大100回までの連続発光が可能となっているが、外部電源を使えばさらに発光回数を増やすことができる。
TTLとマニュアルの切り替えスイッチも設けられた。 TTLのオートフラッシュモードとマニュアルフラッシュモードを素早く切り替えることができる。OM SYSTEM、キヤノン、ソニー、ニコン、富士フイルムに対応した各機種がこの春発売の予定。希望小売価格は各61,380円 (税込)。
小型化したワイヤレスフラッシュトリガー「GODOX X3」
ワイヤレスフラッシュトリガー「X3」。従来モデルの「X Pro II」では単3形電池2本を使用していたが、バッテリー内蔵型にすることでコンパクト化を実現した。画面はタッチパネルになっており、操作性も向上している。
バッテリーはUSB充電に対応する。OM SYSTEM、キヤノン、ソニー、ニコン、富士フイルム用が用意されている。近日発売予定で、希望小売価格は各16,280円 (税込)。
名玉・Biotarの復刻レンズ第2弾「Meyer Biotar 75mm F1.5 II」
Meyer Optik Görlitz (メイヤーオプティックゴルリッツ) の大口径中望遠レンズ「Biotar 75mm F1.5 II」も展示されていた。単焦点MFレンズ「Biotar 58mm F1.5 II」に続くBiotar (ビオター) の復刻版第2弾で、メイヤーのレンズとしては「Trioplan 35mm F2.8 II」を含めて3本目となる。
オリジナルの「Biotar 75mm F1.5」の描写力を現代の最新技術で継承発展させたバージョンIIでは、ボディにアルマイト加工を施したアルミニウムを使用する。
細部まで丁寧に仕上げられたドイツ製。背景ボケの独特な描写など、個性のあるレンズに仕上がっている。マウントはキヤノンEF/RF、ソニーE、ニコンF/Z、富士フイルムX、ペンタックスK、ライカM/L、マイクロフォーサーズ、M42の11種類を揃える。発売時期は未定。希望小売価格は各261,800円 (税込)。
アルカスイスが開発中のシフトレンズシステムを参考出品
アルカスイスが開発中のレンズシステム「ARCA-SWISS Pico」も参考出品されていた。アオリ撮影が可能なシフトレンズシステムで、レンズは24mmと50mmの2本を開発中とのこと。
まだ詳細な仕様については不明だが、各種レンズボードと対応するカメラマウントを企画。ハッセルブラッドVシステムやペンタックス645用の交換レンズを、ソニーEマウント、富士フイルムGマウント、Lマウントといった各種マウントのミラーレスカメラに装着可能にする予定だ。アルカスイス製というだけで、システムの精密さが期待できる。
ミラーレスカメラのインターフェイスモジュールは、ねじ止めされているマウント部分を交換することで各種カメラに対応可能となる。