機材レポート

広角から望遠まで人物撮影を1本でこなす新コンセプトのポートレートズーム誕生! タムロン「35-150mm F2.8-4 Di VC OSD」実写レポ

気持ちのいい広角描写が高画質に楽しめる


広角端で撮影。35mmだと不自然なデフォルメが付きにくく、自然に見える広角描写で扱いやすい。絞り開放でこれだけ人物が小さくても髪の毛1本1本まで十分解像している。また、17-35mmなどの広角ズームと、無駄のない連携ができるのも魅力。

ニコンD850 タムロン35-150mm F2.8-4 Di VC OSD 絞り優先AE F2.8 1/125秒+1.3補正 ISO100 WB:オート

デュアルMPUによる滑らかなAFとVC


ライブビューでハイアングルから90ミリで撮影。フラフラしながらだったが、VCの効きも非常に良く、そのシャープさには大満足。SPの銘は冠していないが、描写はSPレベル。後方へのボケの溶け具合もクセがなく美しい。

ニコンD850 タムロン35-150mm F2.8-4 Di VC OSD 絞り優先AE F4 1/160秒 +1補正ISO800 WB:オート

幅広い撮影ができる4.3倍ズーム

<35mmで撮影>

<150mmで撮影>


同じ距離から35mmと150mmで撮影。画角差は非常に大きく、スナップポートレートなどはもちろんのこと、撮影会や普段使いのズームとしても扱いやすい焦点域だ。テレ側の解像感も高く、ボケ味も悪くない。

ニコンD850 タムロン35-150mm F2.8~4 Di VC OSD 絞り優先AEF4 1/200秒(35mm時) 1/100秒(150mm時) +0.7補正 ISO200WB:オート

ズーム全域で45cmの接写を実現


テレ端の最短撮影距離で撮影。全域で45cmまで寄れる。寄るほど実質の焦点距離は短くなり、テレ端ほど画角変化は大きめで、150mmでの最短撮影時には約90mm相当となる。

ニコンD850 タムロン35-150mm F2.8-4 Di VC OSD 絞り優先AE F4 1/160秒 +1.3補正 ISO100 WB:オート

ソフトなボケと高い解像感が人物を際立たせる

テレ端150mmで撮影。中央部はもちろん、ピント面は周辺部まで解像感高くキリッと描写されている。ボケ味が悪いレンズには酷なシーンだが、このレンズは非常にソフトで美しいボケに仕上がっている。

ニコンD850 タムロン35-150mm F2.8-4 Di VC OSD 絞り優先AE F4 1/125 秒 +1補正 ISO800 WB:オート

タムロン 35-150mm F2.8-4 Di VC OSDの主な仕様


希望小売価格/ 100,000円(税別)
ニコン用/キヤノン用が発売中

SPEC●レンズ構成/14群19枚●最短撮影距離/0.45メートル(ズーム全域)●最大撮影倍率/1:3.7●絞り羽根/9枚(円形絞り)●フィルター径/77ミリ●大きさ/外径84×全長124.3ミリ(ニコン用)、126.8ミリ(キヤノン用)●質量/790グラム(ニコン用)、796グラム(キヤノン用)

 

モデル/大洞まい(ABP inc.)

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