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【花撮影の基本⑤】「ピントが合わない!」花撮影の大敵

手持ち撮影の場合は体を前後に揺らしてピントの微調整を行う

最大撮影倍率付近は、ピントが合う距離と合わない距離の境目になるのでAFが迷いやすい。この場合はMFで操作するのがおすすめ。その際、ピントリングを回しながら合わせるよりも、最も近距離にピント位置を合わせた状態で、体を前後に動かして被写体にピントが合った瞬間にシャッターを切るというやり方のほうがスムーズに合って効果的だ。

 

合焦したと思ったら、すぐにシャッターを切る

カメラを前後に動かしながら被写体がシャープに見えた瞬間にシャッターを切ろう。手持ち撮影では、構えている間にわずかに体が揺れればピントもずれてしまう。1、2 カット撮っただけではピントがずれていることも考えられるので、多めにシャッターを切っておくといい。

120ミリ相当 絞り優先オート(F2.8 1/400秒) +1.3補正 ISO800 WB:晴天

 

揺れている花でも「AF-C」の活用はNG×

被写体を追いながらピントを合わせ続ける「コンティニュアス AF(AF-C)」。遠くの走る人物や乗り物を撮るにはいいが、カメラは近距離の被写体を追いかけるのは苦手だ。なので、風で揺れている花を撮るのには向かない。風があるときはやむのを待とう。

 

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