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【カメラ用語事典】プログラムオート/Pモード

プログラムオートは画面の明るさに応じて、絞りとシャッター速度をカメラが自動で適切なものに設定してくれる撮影モード。モードダイヤルには「P」と表記されている。
最近は、装着しているレンズの焦点距離に合わせて、手ブレを起こしにくいように設定されるのが一般的。明るい場所と暗い場所を行ったり来たりするような撮影にも強く、スナップなどに適している。

また、プログラムオートで電子ダイヤルを回すと、絞りとシャッター速度の組み合わせを変えることができる。これを「プログラムシフト」という。画面の明るさはそのままに、ピントを合わせた位置の前後のボケ量や、シャッター速度の変化による動いている被写体の描写を変えたいときなどに便利だ。

 

キヤノンEOS Kiss Mのモードダイヤル。

 

 

 

写真は上から順に、[F2.8、1/1000秒][F8、1/125秒][F22、1/15秒]で撮影したもの(ISO感度は固定)。プログラムシフトを使えば、プログラムオートでもボケ量の調整ができる。