AFのまま、切り替え操作なしでMFを可能にするのが「フルタイムマニュアル」(各社名称は異なる)。AF作動後に手動でピントの微調整が行えるので、AFではピントが合いにくい被写体を撮るときなどに、いちいちMFに切り替えなくてもいいため、効率よく撮影ができる。マクロ撮影でAFではピントが合いにくいときや、立体物の特定の位置にピントを合わせたいときなどに便利だ。
オリンパスのPENシリーズでは、「シングルAF+MF」がフルタイムマニュアルを指す。
被写界深度が浅くなるマクロ域ではAFでは合焦しにくいため、MFを多用する。フルタイムマニュアルなら切り替え操作がいらないので快適だ。