特集

【カメラ用語事典】顔認識AF、瞳検出

顔認識AFは、画面の中の人物の顔を見つけ出してピントを合わせてくれるAF機能。コンパクトデジカメやスマートフォンのカメラにも装備されているが、一眼カメラでは目にピントを合わせる「瞳検出」機能を持つものや、複数人の顔を同時に認識したり、名前を登録して優先順位を決められたりできる機種もあり、より多機能だ。

顔認識や瞳検出機能を利用すると、いちいち測距点やAFフレームを選択しなくても、自動的に人物の顔や目にピントを合わせてくれるのでより自由なフレーミングで撮れる。またフォーカスロックの必要もないので、コサイン誤差によるピンボケの心配もない。旅行中の記念写真やスナップ写真、じっとしていられない子どもの写真などで、シャッターチャンスを逃すことなく撮影ができる。

また顔認識AFや瞳検出の進化は著しく、正面を向いた顔の認識はもちろんのこと、横顔や下向きの顔にも難なく対応してくれる。最近では、右目と左目などの選択ができたり、ペット(動物)認識を搭載する機種もある。

 

キヤノンEOS Rの[顔+追尾優先AF]。ここからINFOボタンを押すと、瞳AFのオン・オフの変更ができる。人物撮影時には積極的に使いたい。