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【カメラ用語事典】ピーキング

ピーキングとは、ライブビュー画面の中で特にコントラストが高い部分に色をつけて表示する機能のこと。MF(マニュアルフォーカス)を利用する際、これを目安にすれば、画面を拡大表示にしなくても正確にピントを合わせられる。表示色を赤、黄、白、黒などに切り替えられる機種もある。

 

被写界深度が極端に浅いマクロ撮影では、AF(オートフォーカス)でピントが合いづらく、またピントを外したときの回復に時間がかかる。そんなときには手動でピントを合わせるMFのほうが効率が良い場合も少なくない。さらに、ここでピーキング機能を使うと、画面全体を見ながらピントの確認ができるので便利。また、素早くピントを合わせたいスナップ撮影などでは、少し絞り気味にしておくと失敗を防ぎやすい。

 

ソニーの一眼カメラのピーキング機能設定画面。ピーキングの色だけでなく、レベルも「高/中/低/切」から選べる。

 

 

ピーキング機能を使うと、どこにピントが合っているのかが一目瞭然。バスの鼻先が赤色に変わり、合焦したことが容易にわかった(写真下)。

 

写真/北村智史