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プロも顔負けの鉄道好き部員が勢揃い! 圧倒的知識を持った実力派高校写真部に潜入

全国の頑張る写真部を紹介するこの企画。今回は、昭和鉄道高等学校・豊島学院高等学校からなる合同写真部を取材しました。

We are 写真部 #6 昭和鉄道高等学校・豊島学院高等学校 写真部

昭和鉄道高校と豊島学院高校を運営するのは、100年近くの歴史をもつ学校法人豊昭学園。場所は東京都豊島区の池袋駅から歩いて約15分のところにあります。部活動や学校行事などは2校合同で行われ、交流も盛んです。特に、昭和鉄道高校は鉄道に特化した全国的にも珍しい学校で、遠方から通学する生徒も多いとのこと。

写真経験者がほとんど
部員は昭和鉄道高校の生徒が約8割。昭和鉄道高校の生徒は、高校入学以前からの写真経験者が多く、豊島学院高校の生徒は高校から写真を始めた子が多いです。

小学生からカメラマン! 様々な撮影をこなす、頼れる部長

松髙秀哉さん(昭和鉄道 2年)

愛機はキヤノン R6

幼い頃から鉄道好きで、昭和鉄道高校に入学した松髙さん。「小さな頃から、おもちゃの電車を眺めるのが好きでした。写真を始めたのは小学生の時。両親にコンデジを買ってもらい、出かけた先で好きな電車を記録用に撮影していました。中学生になった時に自分のカメラが欲しいと思い、キヤノン EOS x9iを購入。中学3年生の時に、自分の中で人生を変えるくらいの写真を撮った頃から写真に夢中です」

自身で制作したポートフォリオで見せてくれたのは、大好きな列車と風景を狙った写真

そのため、松髙さんは写真部入部を迷いませんでした。「出身中学校には写真部がなかったので、高校に入学したら写真部に入ろうと決めていました。そして、そのタイミングでキヤノン EOS R6を購入。今はストリートスナップにはまっていて、放課後から門限ギリギリまで、憧れの写真家さんの雰囲気を目指して夢中で撮影してしまいます。鉄道とは別ジャンルですが、長年写真が好きだからこそ、挑戦したいジャンルです。最近は雨の日の写真が撮りたくて、毎日天気予報と睨めっこしています」とキラキラした目で話してくれました。

先日開催された撮影会の様子を、松髙さんの写真で紹介!

撮影会は文京シビックセンター展望ラウンジにて開催。希望者18人が集まり、放課後の夕日が美しい時間帯に自然豊かな公園や新宿副都心の高層ビル群などを撮影しました。

気になる部室は

部員たちからは、ちょっと手狭と不便の声も寄せられた部室。3年近く過ごしている秋澤さんは「元々フィルム写真を現像できるように作られた暗室が部室になりました。なので、冷暖房の設備がなくて夏はとても暑いです。季節にあった空調にできないので、文化祭の準備の時は大変でした。でも、雰囲気は嫌いじゃないですよ」と、ちょっとツンデレな様子。せっかくなので、たくさんの思い出がある部室での活動風景を2人の写真でお届けします!

撮影を担当してくれた秋澤穣さん(昭和鉄道 3年)、山内奏汰さん(豊島学院 1年)

文化祭シーズン到来! 豊昭祭に行ってきた

2023年9月16日・17日に、昭和鉄道高校と豊島学院高校で開催された第61回「豊昭祭」。4年ぶりの通常開催となり、来場者は2日間で約6,000人となりました。

写真部は作品展を開催。両日合わせ1,400名以上の来場者があり、その中でも大活躍だった1年生に文化祭の感想を聞きました。

元気いっぱいの12人。仲良くなったきっかけは「文化祭があったから」

写真部展の会場は、学校の3号館にあたる一般教室。約80点の力作が2つのテーマごとに分けて展示されていました。

テーマを「自由」と「夏」の2つにした理由について高橋史佳さん(豊島学院)は「6月にみんなで文化祭の相談をした時に、まずは自由に作品展示をしようという話から、一つ目のテーマを「自由」に決めました。さらに自由以外にもテーマが欲しいという話になり、文化祭までの期間にみんながたくさん撮影できる「夏」をもう一つのテーマにしました。ただ、鉄道好きでない人のことも考えて電車単体の写真はNGでした」

展示の準備はなかなか難航したようで、鶴田羽菜さん(豊島学院)は「プリントは部室で、文化祭3日前くらいにみんなの写真を一気にプリントしました。そうしたらプリンターが壊れてしまって。同時にパソコンも壊れてしまい、バタバタでした。狭い部室に人が集まりすぎて、まるでサウナの様に暑かったです」

呼び込み担当:秋田幹太さん(昭和鉄道)

文化祭当日、呼び込みを担当した秋田さんは、「思ったより来場者が多く驚きましたが、おすすめの場所を聞かれたら『写真部です!』とアピール。久しぶりにお腹から声出しました」

最後に文化祭で嬉しかったことを聞くと、「アンケート用紙にたくさん感想を書いてくれた人や好きな作品を選びきれない人、何枚も選んでくれた人がいて、すごく嬉しかったです。頑張ってよかったです」

夏テーマで見事入賞! 受賞の感想は?

木村晃太郎さん(昭和鉄道) 作品タイトル「夜空に咲く花」

この写真は今年の夏に横浜で撮影しました。いつもは鉄道を中心に撮影しているので、あまり風景は撮らないのですが、友達に誘われて撮影したこの日は想像以上でした。文化祭を見に来てくれた両親も喜んでくれて、嬉しかったです。

顧問の秋谷良子先生

豊島学院高校で英語を担当している秋谷先生。写真は未経験とのこと。「顧問になってから10年ぐらい経ちます。学園には部活がたくさんあるので、前任の顧問の先生が忙しくなったのをきっかけに写真部を引き継ぎました。フォトコンなどの案内が学校に届くので、生徒に共有して、興味がある子がいつでも参加できるようにサポートしています。提出の際に少し相談するくらいで、生徒の気持ちを尊重して、作品を自由に応募させています。生徒の方がカメラに詳しいので、私には撮れないような写真を見ると、それどうやって撮るの?って聞いたりしてます」
先生のほど良い距離感と温かく見守る気持ちが、生徒達にしっかりと伝わっている姿が印象的でした。

好きな被写体があり、それらを共有できる仲間がいるからこそ、活気のある写真部の活動に繋がっていました。
また、カメラの知識がある生徒が初心者の生徒に教えるなど、部内でのコミュニケーションがうまくいっているのも、昭和鉄道高校・豊島学院高校写真部の素敵なところでした。

部活の様子を動画でお届け!TikTok公開中

@capa_camera_web 全国の頑張る写真部を応援するCAPA CAMERA WEB不定期連載企画「We’re写真部」📸 今回は池袋にある昭和鉄道高校と豊島学院高校の合同写真部を取材🌟 プロも顔負けの鉄道を愛する部員とその仲間の笑顔で溢れていました✨✨ 詳しくはCAPA CAMERA WEBをチェック☑️ #CAPA #CAPACMERAWEB #weare写真部 #写真好きな人とつながりたい #写真部 #高校生活 #部活動 #昭和鉄道高校 #豊島学院 #豊島区 ♬ Show – Ado

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