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アジア競技大会で「キヤノン ユースフォトグラファーズ2026」に密着! 次世代フォトグラファーがプロの現場で撮影に挑んだ

心配していたけれど、しっかり撮れた

撮影翌日の講評会では、10人がそれぞれ3枚を選んでスクリーンに映し、狙いを話すと、青木さんが1人ずつ講評していった。

河村宙さんの1枚には、「仕事で使えるという観点で撮れている」としたうえで、「選手がいちばん美しく見えるカットを選べば、人も評価するし本人も喜ぶ」と助言した。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026
河村宙さん

濵嶋友陽さんには、「世界のトップ選手というのは動く芸術品なんですよ」。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026
濵嶋友陽さん

黒澤莉子さんの1枚には、「静かな喜びがあり、目がちゃんと生きている」と声をかけた。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026
黒澤莉子さんの作品を前に、トリミングの仕方を身ぶり手ぶりで教える青木さん。

村上稜真さんの2枚については、「組写真として、雑誌なら字が入れやすい」と評した。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026
村上稜真さん

安田篤奎さんは「日本の選手だったらもっとよかった」と自分の1枚を振り返った。しかし青木さんの見方は逆だった。仕事で来ている日本のカメラマンは、日本の選手を撮らなければならない。つまり「これはあなただから撮れる」。撮影の仕事を長年続けていると、このような写真は撮れなくなってしまうのだという。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026
安田篤奎さん

講評を終えると、青木さんは「昨日はすごく心配だったんですよ。どこまで撮れるかなという気持ちがあって」と打ち明けた。思い返せば、競技場に向かう前の講義の会場で参加者が手にしたのは、「EOS R1」と「RF100-300mm F2.8 L IS USM」、そして1.4倍と2倍のエクステンダー。CPSのスタッフにサポートしてもらいながら、借りたばかりのフラッグシップミラーレスカメラに、ぎこちなくレンズを付ける姿もあった。本当にアジア競技大会の陸上競技を撮れるのだろうか? と思わせる場面だった。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026
参加者に貸し出された「EOS R1」。

 

しかし蓋を開けてみれば、子どものころからスマホで写真を撮ってきた世代のレベルの高さに、青木さんは本当に驚いたという。講評の途中でも「予想していたよりも、はるかにしっかり撮れているね」と、ほっとしたように笑っていた。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026

 

最優秀作品を選ぶ時間、青木さんはパソコンの画面に並ぶ30点の作品を、真剣に見比べていた。キャリアのあるカメラマンと、初めてスポーツを撮るカメラマン。どちらの目線で選ぼうか。青木さんは、なかなか難しい問題だったと話した。最後は、プロの目線で、プロがいいと思う1枚に決めた。

キヤノン ユースフォトグラファーズ2026

 

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