まだ記憶に新しい2018 FIFAワールドカップ ロシア。日本中がサッカーに熱狂した一か月間ですが、世の中にはオールウェイズ、サッカーに熱狂している人たちがいるのです。本連載の舞台である埼玉県さいたま市には、2つのサッカークラブが存在します。大宮アルディージャと浦和レッドダイヤモンズ(レッズ)、近くにライバルがいると良い競争関係が生まれるとは言いますが、サポーター同士ははたして…?
世間でちょこちょこ話題になりがちな「さいたま」のおかしな部分を、サッカーの「サポーター」というエライ角度から描く本連載! サッカーを知らない人こそ、気になってしまうこと間違いなしの「へぇ〜!」満載でお届けします!
※若山選手は架空の選手です。
※本作に登場する人物・選手は全て架空の人物です。
「朱に交われば赤くなる」…人は、環境や周りにいる人によって良くも悪くもなるよー、という意味ですが、サンセットブルーの二人はどうなんでしょう…。交わっているのかそうでないのか…。
あまりに近い相手だからこそ選手の移籍ひとつでも、一大事になってしまう業の深いさいたまサポーター。サンセットブルーはまだ日の目を浴びてないコンビですが、クラブにかけるその情熱を見ていると思わずクスリとしてしまう。愛らしくてややこしいそんな彼らを描く、作者のよしおかちひろさんによる、ご挨拶とさいたまサッカーについての紹介をどうぞ!
はじめまして、よしおかちひろと申します。埼玉生まれ埼玉育ち、巡り巡って大宮アルディージャのゴール裏シーズンチケットを更新し続けているいち大宮サポーターでございます。
真っ赤なスタンド、サポーターの熱量、そして昨年度二度目のAFCチャンピオンズリーグの王者に輝き(おめでとうございます!!)、その名を轟かせた浦和レッズさんはみなさんご周知の通りかと思われます。そんな輝かしい歴史を持つ浦和さんのお隣で、同じくJリーグのクラブであり、さいたま市内にひっそりと存在している大宮アルディージャをご存知でしょうか?
この二者間の試合は「さいたまダービー」と呼ばれ、該当者間では大いに盛り上がる一大ローカルイベントなのですが…今年は浦和さんがJ1・大宮がJ2在籍のため、トップチームにさいたまダービーがなく、いくばくかの寂寞感を抱えて過ごしております。
「現実でやれねえなら漫画の中で描きゃいいだろ!!」と叫ばん勢いで今回の企画を立ち上げさせていただきました。サポーター×芸人×さいたま…と、いささか要素を盛り込みすぎた気もしますが、サッカーが好きな方も最近興味を持ち始めた方もスポーツはサッパリな方も、なんだかヘンテコで身勝手で珍妙…だけど熱いサポーターの生態を、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。
ちなみに私自身は大宮サポですが、作中では両クラブともひいきなくフラットに描きたいと思いますので、サポーターの皆様もあたたかく見守って頂けたら嬉しく思います!よろしくお願いします!!
次回は、そのダービーと呼ばれるほどの熱狂の現場…「スタジアム」についてのお話です! ぜひお楽しみに!