グルメ
2018/8/21 20:50

関西食べ放題焼肉の雄「ワンカルビ」が東京進出で大行列に!人気のワケは超絶コスパにあった

飲食店のヒットの常套パターンといえば、海外からの上陸や地方からの東京進出。長蛇の列を作ることも必至ですが、一風変わったジャンルや戦略でありながら大ブレイクをするケースもあります。その好例が、今春関西から東京に進出してきた食べ放題の焼肉店「ワンカルビ」。

↑4月17日にオープンした「ワンカルビ 花小金井店」

 

出店地は東京郊外の小平市。最寄り駅は西武新宿線の「花小金井」と、都心ではありません。とはいえ、その繁盛ぶりはすさまじいものがありました。体験レポートの形で、お店の魅力と人気ぶりとお伝えしたいと思います。

 

 

数か月待ちを覚悟してでも予約するべき人気ぶり!

筆者が行ったのは、オープンから2か月以上経った7月上旬。下調べによると「予約していった方がいい」という情報があったため、予約することにしたのですが、本来は5月中旬に行く予定でした。なぜここまで遅くなったかというと、近い日程は埋まっていたからです。場所が場所なので、土日に絞ったからかもしれませんが、2か月ほどかかる人気ぶり。

↑外には予約なしでの入店を待つお客さんの列が

 

ちなみに、郊外のロードサイドというだけあって、けっして席数は少なくありません。むしろかなり多く、172席もあるようです。また、特別にオープン記念の割引キャンペーンなどをしているわけでもありません。それでこれだけ混雑するには、相当な実力があるということでしょう。

↑電子発券機の待ち組数を見ると「27組」というものすごい数字が!

 

この日の状況で予約なしの場合、どれ程度待つかをスタッフさんに聞くと「2時間はかかるかもしれません」という答えが。これだけ人気ということは、相応の魅力があるに違いありません。ということで、席に向かいました。

 

 

厚切り肉を優先的に味わうのが攻略法だ!

用意されていたのは、ファミリー層にうれしいボックス席。全シートが半個室でプライベート感の高い設計になっています。また、シックで落ち着いたデザインになっており、高級感も十分。食べ放題の焼肉というと内装までお金をかけないイメージがありますが、ここはそんなことはありません。

↑温かみを生かしたモダンなデザインで、雰囲気はエレガント。無煙ロースターも完備されています

 

そしていざ注文へ。気になる内容は、48品から選べるコースと、そのメニュー数が95品まで増えるコースの2タイプ。年齢によって7段階に分かれており、7~49歳はいわゆる通常料金となります。3歳以下は無料となるので、小さいお子さんがいる家族にとってはうれしいポイントでしょう。

↑筆者は今回95品のコースをオーダーしました。税込で3866円

 

まずはメインを紹介したいとの思いから、前菜はすっ飛ばして肉から注文しました。呼び出しベルがあって、都度スタッフさんが席まで来てくれるテーブルオーダーバイキング。大皿が並んだ料理コーナーに取りに行くセルフサービスではなく、プレミアム感があります。

↑左下から時計と反対方向に、「和豚もちぶたウインナー」「上ハラミステーキ」「ねぎ塩タン」「にんにく醤油リブカルビ」「炙り上カルビおろしポン酢」

 

最初は様々な部位を注文しましたが、特筆すべきは「上ハラミステーキ」の大きさと厚さ。塊肉なので焼き上がりに時間はかかるものの、刻み包丁のおかげでそれほどではありません。なお、チェーン店はセントラルキッチンで一括調理しているパターンが多いのですが、同店はそこも違います。店内カットと店内調理を徹底しているので、鮮度もおいしさもワンランク上。

 

↑刻みが入っているため、表面がよりカリっと焼き上がるのもポイントです

 

聞けば、使用しているのはアンガスビーフ。赤身のおいしさに定評があり、ステーキレストランでよく愛用される牛肉です。それもあるので、個人的には厚切りステーキを優先的に味わうのが「ワンカルビ」の攻略法だと思います。

↑「厚切り上ロースステーキ」。こちらもぜひ食べておきたい一皿です

 

メニューのなかには店名を冠した「ワンカルビ」も。こちらは細長い厚切り肉を焼き、好みの大きさにハサミでカットする名物です。カルビなので脂ののりがよく、大きいため食べごたえも満点。まさに看板メニューといえるおいしさです。

↑手前が「ワンカルビ」で、奥に見えるのは「厚切りハラミ」

 

また、サイドメニューも充実。いまや希少となったユッケをローストビーフで表現した「ローストビーフユッケ風」、焼肉店でありながらジャンルの幅広さを感じさせる「肉屋のボロネーゼパスタ」や「ベトナム風生春巻き スイートチリソースで」など、肉以外にも秀逸な料理がそろっています。

↑「ローストビーフユッケ風」

 

↑手前が「肉屋のボロネーゼパスタ」。奥に少し写っているのが「ベトナム風生春巻き スイートチリソース」

 

〆もぜひ食べておきたいクオリティの高さ。焼肉の定番といえる冷麺や石焼ピビンパのほか、ビーフカレー、熟成肉の石焼ガーリックバターライス、四川山椒の本格麻婆豆腐などもあって、肉でお腹がいっぱいでも食べたくなるラインナップです。そしてデザートはコースの場合ひとり1品ですが、これも焼肉食べ放題であることを忘れさせるほどハイレベル。

↑「韓国冷麺」

 

↑「ベイクドチーズケーキとチョコクリームのパフェ」

 

同店の人気ぶりには納得でした。価格以上においしい料理と丁寧なサービス。上質で居心地のいい雰囲気。わざわざ遠方からでも足を運ぶ価値があり、また行きたいと思える満足度の高さです。まだ東京はおろか、関東にはここだけということですが、この好調ぶりを見ると今後も拡大していきそうです。駐車場も完備されているので、食べ放題好きの人はぜひ行ってみてください!

 

 

【SHOP DATA】

ワンカルビ 花小金井店

住所:東京都小平市花小金井3-18-5

アクセス:西武新宿線「花小金井駅」徒歩約15分

営業時間:月~金17:00~24:00、土日祝16:00~24:00

定休日:元旦