グルメ
カレー
2019/4/28 20:00

GWの九州グルメイベント最注目株。福岡「超カレーグランプリ」は1度で4倍楽しめるヤツ

GWとなり、各地ではグルメ系を中心にイベントが大盛況。そのなかで筆者が参加したひとつが、福岡で開催中の「超カレーグランプリ」。福岡はラーメン、明太子、鍋など食の宝庫ですが実はカレーもアツいんです。たとえば門司港が「焼きカレー」発祥の地だったり、「Spice&Dining KALA」を筆頭に「クヮッチースパイス ユクル」などスパイスカレー系の名店も増えていたり。

 

↑「超カレーグランプリ」の会場は、博多駅から地下鉄で5駅先の大濠(おおほり)公園駅が最寄り。そのなかの「舞鶴公園西広場」で開催されています

 

本イベントに登場しているのは地元を含む全国各地のカレー店ですが、王道から個性派まで実力店ぞろい。注目のカレーとともに、イベントレポートしていきます。

 

カレー、激辛料理、クラフトビールのフェスが1つに

まずは、店舗情報や料金システムなどから解説。開催は5月6日(月・祝)までで、20以上のカレー店をはじめ様々な飲食業態が出店されています。カレー店は前・後期で入れ替えがあり、九州各地の人気店をはじめ、宮城、東京、愛知、大阪、広島などからも強豪が参加。

 

↑カレー店以外の出店も。ドリンクは、クラフトビールをはじめお酒も充実しています

 

さらにはクラフトビール(「九州ビアフェスティバル2019 福岡城」という名称で同時開催)のブースや、激辛料理の名店(「激辛ビアガーデン」という名称で同時開催)も。1つの会場で、3つのフードフェスが展開される形となっているのです。

 

↑「激辛ビアガーデン」は全5店。それぞれ4~5種類の、ビールに合う料理を提供しています

 

料金システムは、カレーはコイン制。900円の「ベーシック(カレー1種+ライス1皿)」から4800円の「グランプリ7(カレー7種+ライス3皿)」まで数種が用意されています。なるべくたくさんの種類を食べたい人は、3300円の「グランプリハーフ6(カレーハーフ6種+ライス2皿)」を買うといいでしょう。

 

↑コインはこちらで購入。メニューに応じてピンク、緑、白の3色にわかれています

 

筆者が参加した初日は前期となり、13のカレー店がラインナップ。なかには後期の最終日まで残る店もあり、そこからカテゴリー別に注目のメニューをいくつか紹介します。

多彩なカレーが揃っていて飽きない魅力がある!

まずは、インドやパキスタンなど、本場さながらの味を提供するエスニック系から。ピックアップしたのは、佐賀の「エベレスト フレスプ鳥栖」による「特製マトンの赤たま煮込みカレー」。

 

↑「特製マトンの赤たま煮込みカレー」をハーフでオーダー。ご飯は「ライスセンター」という専用ブースがあり、そこで白コイン1枚と交換するシステム

 

味わいは、マトンのミルキーな肉のコクを感じられる本格派。トマトの旨味に甘味や酸味も加わったカレーで、辛さはほぼなくマイルド。想像以上にサラっとしたテクスチャーでしたが、脂っこくないぶん、こういったイベントで数種類食べたい場合にはちょうどいい濃厚さだと感じました。

 

なお、筆者が食べたのはマトンでしたが、チキンバージョンもあって選べるようになっていました。さらにサイドメニューには「タンドリーチキン」(300円)も。これら各店のサイドメニューは別料金となっていて、都度現金で店頭支払する形です。

 

↑店頭では、ホールスパイスなども販売

 

次は肉系カレー。B級グルメの宝庫である東京・秋葉原にある「フジヤマドラゴンカレー」が、きわめてパンチのある一皿を提供しています。それが店名を冠した自信作「フジヤマドラゴンカレー」。

 

↑「フジヤマドラゴンカレー」のハーフサイズ

 

動物系の白湯スープを生かしたパワフルなカレーソースは、数種の野菜からなるグレイビーな甘味や苦味もあって重層的な味わい。なお、ミンチやフライドオニオンのトッピングもうれしいポイントですが、同店はサイドメニューも激アツでした。

 

↑透明のパックに入っているのが「ワイルド盛り」(500円)というサイドメニュー。チキンカツ、超厚切りベーコン、約25cmのジャンボクラブ(カニ)カツ、各300円がセットになって500円という破格の内容です

 

肉の次は魚系を。ビジュアルからしてインパクト大の一皿を提供する、大阪「香住 北よし」の「日本海贅沢カレー」です。

 

↑「日本海贅沢カレー」

 

盛り付けられているのは、たっぷりのカニのほぐし身と味噌。これらから抽出されるダシがカレーソースと相まって、滋味深い味わいになっていました。具材が水分を多く含んでいるため、ややぼんやりとしたニュアンスは否めませんが、名称に恥じない贅沢な一品といえるでしょう。

 

最後はちょっと特殊なカテゴリー。4月26・27日限定出店だった「IKKO監修コラボカレー」です。こちらはその名の通り、美容家のIKKOさんがプロデュースしたカレーで、随所にこだわりが満載でした。

 

↑「IKKO監修コラボカレー」。牛スジ、温泉卵、香草パン粉、チーズなどが彩る豪華な盛り付け

 

こちらは東京・丸の内の人気カフェレストラン「GARB」の姉妹店である、博多「GARB LEAVES」が、IKKOさんのアイデアを取り入れて開発した力作。イタリアンを得意とする同店シェフの技が生かされ、スパイスにハーブの上品な香りやチーズの濃厚なコクがマッチしていました。

 

なお、このコラボカレーは2日間限定でしたが、「GARB LEAVES」は4月28日から最終日まで独自の「ガーブリーブスカレー」を提供。コラボカレー同様に、イタリアンのエッセンスを駆使してトマトの旨味を生かしたこの一品も要チェックです。

 

↑「ガーブリーブスカレー」

 

人気お笑い芸人のライブが無料で楽しめる

最後に、グルメ以外の魅力も紹介。会場にはステージや屋根付きのテーブル席もあって、ステージにはNON STYLE(最終日に出演)をはじめ人気のお笑い芸人が日替わりで登場。会場への入場料はかからないので、つまり一流の爆笑ライブが無料で楽しめるのです。

カレー、激辛料理、クラフトビール、お笑いライブと魅力が盛りだくさんの「超カレーグランプリ」。来場者によるカレーの投票システムがあるのもポイントで、最終的にはグランプリの王者が決まります。初開催ということで、記念すべき大会でもある本イベント。まだ間に合います。九州にお住いの人、またはGWに福岡に行く人はぜひチェックを!

 

【EVENT DATA】

超カレーグランプリ

住所:福岡県福岡市中央区城内2(舞鶴公園西広場 屋外特設会場)

アクセス:地下鉄「大濠公園駅」徒歩5分

開催日時:2019年4月26日(金)~5月6日(月・休)

開催時間:4月26日15:00~21:00(L.O.20:30)、4月27日〜5月5日11:00〜21:00(L.O.20:30)、5月6日11:00~19:00(L.O.18:30)