近年の高アルコールブームで「安く酔う」が一般化してきました。一方で、コンビニやスーパーの棚を見ると単価が高めのクラフトビールなどの棚も一定のスペースがあります。そう、デイリーで飲めるアルコールに関しては、二極化が起こっているのです。
そんななかで、ファミマからその間を埋めるような、手ごろだけどちょっとリッチ、そして美味しいアイテムが2年ぶりに登場します。それが今回紹介する、全国のファミリーマートで限定で発売されるBOLS(ボルス)缶。
スタイリッシュななかに、遊び心を感じさせるパッケージデザインも印象的。本稿では、オススメペアリングの紹介とともに、この2商品の味わいをレビュー。3つのテーマ別に、より美味しく飲むシーンを提案します。
世界の一流バーテンダーから愛される歴史高いブランド
まずは、ブランド紹介から。BOLSはオランダ・アムステルダム生まれのリキュールで、1575年創業という超老舗ブランド。世界に現存するなかで、最も歴史あるスピリッツメーカーといわれています。
当然にして抜群の知名度を誇るとともに、魅力は普遍的な美味しさにあり。汎用性も高いことから一流バーテンダーからも愛され、日本やアメリカを中心に世界110か国以上のバーが採用。年間で5億杯ものカクテルが提供されています。
そんなBOLSが、世界初のRTD(開封してすぐ飲めるドリンク)を発売したのが2018年の11月。好評を得て、この2月11日から再び発売されるのが今回の2商品です。味の特徴は、甘すぎないすっきりとした飲み口。そのままでも、料理に合わせても美味しいバランスに仕上げられています。
家飲みもパーティーも、テーブルを華やかに演出
ここからは、シーン別にオススメのペアリングを紹介しましょう。最初は、BOLSを発売するファミリーマートのPB(プライベートブランド)を組み合わせた、手軽なロールパンサンド。
その1:コンビニフードと合わせて
切り込みを入れたロールパンに、ファミマの定番シリーズ「お母さん食堂」の好きな惣菜を挟むだけで完成するお手軽サンド。ホットスナックの名物「ファミチキ」と千切りキャベツを組み合わせたり、「ファミチキ」にキムチととろけるチーズでタッカルビサンド的なアレンジもオススメです。
そこに、ほんのり甘く爽やかなBOLSを合わせて。味気ない平日でも、ちょっとリッチなひとときを過ごせるような気がしませんか?
その2:個性派スナックでサブスク鑑賞を贅沢に
Netflix (ネットフリックス)やAmazonプライム・ビデオなど、話題作が次々と登場する映像系のサブスクリプションサービス。地上波放送のドラマやバラエティも人気ですが、これらの作品や番組を観ながら楽しむにも、フルーティな甘酸っぱさと爽快感が絶品のBOLS缶はぴったり。
この欧風カクテルにもしスナックを合わせるなら、普通のポテトチップスやポップコーンよりも、ちょっとひねりが効いたものがいいでしょう。今回の2品以外に、袋スナックにピーナッツを入れたオリジナル柿ピーもオススメです。そこにクリームチーズやサルサなどのディップソースを合わせれば、より美味しさも広がりますよ。
その3:週末の自分へのご褒美やパーティーに
最後はパーティーシーンの提案。自宅開催でも、差し入れにも間違いないのがデパートの食品売り場などにあるデリです。最近は渋谷を中心に、新機軸の商業施設もオープンしました。「渋谷スクランブルスクエア」などで仕入れれば、話題性もあって喜ばれること間違いなしです。
色彩豊かにデリを選んだら、映えを意識して大皿に盛り付けるもよし。豆皿に少しずつ盛り付けてお洒落感を狙うもよし。BOLSの缶自体がスタイリッシュなので、ホームパーティーをフォトジェニックに演出してくれるでしょう。
プラス20円がもたらす、それ以上のリッチさと満足感
シーン別に3パターンのフードを用意しましたが、実際に合わせてみるとどれも非常にマッチしたテイストでした。これは、BOLSの味自体が、甘さ控えめでさっぱりしているからでしょう。脂っこい揚げ物や濃厚なスナックはもちろん、野菜主体の料理や、さっぱりとしたサラダやピクルスにもよく合います。
ほかのRTDに比べて約20円程度高価ですが、世界的リキュールのBOLSをしっかり使っているうえ、マスターディスティラーが監修した間違いのない美味しさであれば、決して高くないはず。家飲みやパーティーをちょっとリッチに盛り上げたいときは、ぜひファミマに行ってBOLS缶をゲットしましょう!
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
撮影/我妻慶一