待望の新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、みなさんご覧になりましたか? タイトルが発表された時点で、「“最後”ってどういうこと!?」といろんな憶測が飛び交いましたが、「そうきたか!」という感じの今作でしたね。
そんなスター・ウォーズシリーズで印象的なのが、ジェダイマスター達のライトセーバーを使った格闘シーンです。映画を観たことがある人なら、一度はジェダイに憧れたことがあるはず。そんな憧れのジェダイマスターに誰でもなれるのが、レノボから発売された「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」というARゲームです。
スター・ウォーズファンでなくても楽しめる仕掛けが満載のこのゲーム。さっそくプレイ内容をご紹介しましょう!
まずはスマホに専用アプリをインストール
ジェダイ・チャレンジは、3種類のゲームが楽しめるARゲームキットです。パッケージには、Lenovo ミラージュ ARヘッドセット、ライトセーバー・コントローラー、トラッキング・ビーコンが同梱されています。
ライトセーバーといえば、もっと長いものが入っているのかと思いきや、こんなに短くて雰囲気が出るのかやや心配ですよね。そのあたりについては後ほどご紹介したいと思います。
ゲームをプレイするには、iPhoneもしくはAndroidスマホが必要です。主な対応端末は、iPhone X、iPhone 8 Plus、iPhone 8、7 Plus、iPhone 7、iPhone 6s Plus、iPhone 6s、iPhone 6 Plus、iPhone 6、Samsung Galaxy S8、Galaxy S7 edge、Galaxy S7、Google Pixel XL、Google Pixel、Moto Z Force Edition、LG G6。サイズが一番の問題になるので、Galaxy Note8は利用できません。
まずはスマホに専用の無料アプリ「Star Wars: Jedi Challenges」をインストールし、セットアップを行います。使用する言語は、現在、英語、ドイツ語、日本語に対応。「日本語」を選択すると、タイトル画面が表示されます。
ハードウェアの有無の画面が表示されたら、「既に持っている」を選択し、音量調節、端末のBluetoothをオンにしてライトセーバー・コントラーラーとのペアリングを行い、ライトセーバーの調整を行います。
続いて、トラッキング・ビーコンに単3乾電池2本を入れて「Mode 1」にして床に置きます。このとき、プレイエリアは1.5×3m、トラッキング・ビーコンとの距離は1.5m以上が推奨されているので、少し広めの場所に置きましょう。
あとは、ヘッドセットからトレイを引き出し、スマホを載せます。ヘッドセット接続用のUSBケーブルを装着し、トレイをヘッドセットに戻してUSBケーブルを本体に接続すれば、準備は完了です。
「ライトセーバー・バトル」で銀河の脅威に立ち向かおう
本製品の一番のお楽しみでもある「ライトセーバー・バトル」は、ライトセーバーを実際に振って戦う対戦ゲーム。6つの惑星が舞台になっており、各惑星では3つのステージが用意されています。
バトルドロイドやストーム・トルーパーなどは集団で襲ってくるので、ブラスターをライトセーバーで打ち返したり、避けたりしながら、近付いてきたときに斬りつけて倒します。これはこれで楽しいですが、やっぱりテンションが上がるのは暗黒卿との戦い! 敵の攻撃を防御しつつ、隙を見つけて相手を斬りつけてダメージを与えます。
思ったよりも短かったライトセーバーですが、バトル前に画面の指示に従ってボタンを押すと、画面上に「ヴォォォン」とスイッチをオンにした状態のライトセーバーが現れるんです! 出てくる瞬間や敵のライトセーバーを受けるときには振動があり、臨場感も満点。ステージが進むとライトセーバーの色も選べるようになるので、これは遊びがいがあります。
プレイ画面では左右に同じ画面が出ていますが、ヘッドセットでは1画面だけが見えています。これを見ていただいてもわかると思うのですが、結構動きが激しく、画面上に現れる指示を的確にこなさなければなりません。暗黒卿の敵としてはダース・モールが最初なのは、実際の「スター・ウォーズ エピゾード1」と同じなので、作品のファンとしては「来た―!」とうれしくなるはず。
レベルが上がれば、ダース・ベイダーやカイロ・レンとも戦えます。敵はなかなかの強者揃いなので、懲りずにチャレンジし続けましょう。
劇中にも登場した「ホロチェス」で遊ぼう
「ホロチェス」は、シリーズ内では「デジャリック」と呼ばれているゲームで、銀河系では長く愛されるホログラムのチェスゲームのような遊びです。「スター・ウォーズ エピソード4」内で、ミレニアム・ファルコンのなかでC-3POとチューバッカが遊んでいるシーンもありましたよね。
クリーチャーを一手ずつ動かし、コンピューターと対戦していくのですが、これがなかなか難しい! クリーチャーは8体あり、それぞれ長所と短所が異なります。特徴を見極めながら戦略を練る必要があるので、チェスや将棋のようなイメージです。
操作はライトセーバー・コントローラーで行うのですが、動きはほぼないものの、頭を使うゲームが好きな人はハマりそうな印象です。
スター・ウォーズサーガの戦いを再現した「戦略バトル」
頭脳戦といえば、「戦略バトル」も忘れてはいけません。反乱軍を率いて、帝国軍と戦うシュミレーションゲームで、ステージに合わせてミッションをクリアしたり、伊軍のキャラクターを適切な位置に配置したりして帝国軍を倒していきます。
個人的には戦略を練るタイプのゲームは敬遠しがちなのですが、スター・ウォーズが舞台になっていると、親近感が沸いて楽しく遊べました。途中でルーク・スカイウォーカーを配置すると、一気に反乱軍を倒せるので、まるで映画のワンシーンを俯瞰で眺めているような気分になります。
AR酔いはないが長時間プレイはできない
今回、ひととおりのゲームを遊んでみて感じたのは、スター・ウォーズの世界観が加わるだけで、一気にゲームの内容にリアリティが増すことでした。ライトセーバー・バトルは、いわばこれまでにもあったチャンバラゲームと同じなのですが、敵が暗黒卿になるだけで一気に映画の世界に入り込んでいる気分になれます。
また、ヘッドセットは470g、ライトセーバーは275gと決して軽くはないものの、意外とプレイ中にその重さは気になりませんでした。メガネをかけたままでも快適にヘッドセットが使えたのも何気にうれしいポイントです。
ヘッドセットとライトセーバーは充電式ですが、いずれも1時間半のプレイでバッテリーが切れることもありませんでした。ただし、一番問題なのはスマホのバッテリー消費です。筆者のiPhone 7では、1時間半のプレイでバッテリー残量が100%から30%台になっていたので、長時間プレイはやや厳しそうです。
「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」のお値段は2万9,980円(税込)。これだけリアルにジェダイの騎士気分が楽しめるなら、スター・ウォーズファンは買って損はありません。ジェダイ・チャレンジで遊ぶ皆さんが、フォースと共にあらんことを!
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