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2018/3/30 17:00

すべてが桁違いな「auひかりホームX(テン) 10ギガ」、実際のメリットは? 専門家に活用シーンを聞いてみた

最近、ネット動画の表示が重い、ダウンロードが以前より遅くなった……と感じることはないでしょうか。これは何も気のせいではなく、家庭のネット環境はそのままなのに、配信される動画が4K対応になるなどコンテンツのほうが日に日にリッチになっているから、という理由が考えられます。

 

そんななか、3月1日から受付が始まったKDDIの新サービス「auひかりホームX(テン) 10ギガ」が大きな注目を集めています。なんとこちら、個人宅向けとしては“世界最速”(*)を謳う、上り/下り最大10Gbpsを提供するサービスなのです!

*個人宅向けFTTHサービス市場 (月額100ドル未満) で上り下り速度が共に10ギガのサービス。【2018年1月付けOvum調査報告に基づく】

 

■サービスの詳細・提供エリア・申込みはコチラ↓
https://www.au.com/cmp/hikari_kousoku/

 

頭ひとつ抜きん出た速さ! 無線LAN利用でも超高速

“世界最速”や“10ギガ”と言われてもピンとこないかもしれませんが、現在の家庭(ホーム)向けに提供されている光回線の主流は1Gbps。これが一気に10Gbpsというのは衝撃的! これだけでも飛び抜けて高速だということがわかります。

 

しかも、提供される新ホームゲートウェイ「BL1000HW」(ルーター的役割の機器)も高性能で、最新の無線LAN規格「Draft IEEE 802.11ax」に対応し、無線LANの速度は最大2.4Gbpsとこちらも超高速。無線LAN利用でも頭ひとつ抜きん出た高速データ通信が可能です。

 

では、この「auひかりホームX(テン) 10ギガ」を実際に家庭に導入した場合、日常生活にどのようなメリットや変化があるのでしょうか。今回は2人の専門家に話をうかがいました。

 

【専門家に聞きました!①】

家族間での“帯域幅”争奪戦に終止符! さまざまなシーンで活躍

まずはPC/デジタルライターの後藤 宏さんに、世界最速「auひかりホームX(テン) 10ギガ」のメリットについて、わかりやすく説明していただきました。

【Profile】

後藤 宏さん

“パソコンはともだち”が口癖のPC好きデジタル系ライター。機器のスペックはもちろん、通信速度やオンラインサービスにも、オタク特有のツッコミを入れる、めんどうな人。

 

――まず、「auひかりホームX(テン) 10ギガ」の注目ポイントはどこになりますでしょうか?

後藤 宏さん(以下、後藤):本サービスで注目すべきは10Gbpsまでのデータ伝送に耐えられる“帯域幅”です。4K動画のストリーミング視聴も、オンラインゲームの対戦も、1つのサービスを利用するだけなら「auひかりホーム 1ギガ」でも、レスポンスはあまり変わらないでしょう。

 

しかし、それらを同時に利用した場合、従来の環境ではデータの伝送が間に合わず、タイムラグが発生してしまいます。例えるなら、「華厳滝」と「ナイアガラ」の違いですね。水が落ちる速度自体の違いというよりも、水の“量”が変わるイメージです。

 

近年では動画をはじめ、ほとんどのコンテンツが大容量化していますし、ネットサービスが浸透している現在では、快適に生活するために欠かせない要素と言えます。

 

――確かに、家族と一緒に生活していると、休日などはちょうどネットを利用する時間が重なってしまうことって多いですよね。具体的にはどういった人におすすめですか?

後藤:先に挙げたとおり、「auひかりホームX(テン) 10ギガ」最大のメリットは、同時にたくさんのデータを伝送できること。これまでは、複数の端末から同時にネットサービスを使おうとすると、速度が遅くなっていました。

 

例えば、動画配信サイトで4K動画を視聴していると、それだけで多くの帯域幅を占有してしまいます。なので、家族の誰かが同じタイミングでネットショッピングを利用しようとすると、お互いに影響しあって動画のバッファが追いつかずに再生が止まってしまったり、買いたい商品の画像がなかなか表示されなかったりする場合があります。家族で帯域幅の争奪戦になっていたんですね「auひかりホームX(テン) 10ギガ」なら、従来の「auひかりホーム1ギガ」から帯域幅がかなり増えるので、そういった状況でも快適に利用できるようになります。

 

このことから考えて、「auひかりホームX(テン) 10ギガ」は、家族がそれぞれパソコンを利用していて、高品位なネット動画やネットショッピング、ストリーミング形式の音楽サービスを存分に楽しみたいといった家庭にイチオシ。無線LANも高速なので、スマホ利用でも快適です。

 

――動画配信サービスやネットショッピングの話が出ましたが、それ以外のシチュエーションで「auひかりホームX(テン) 10ギガ」を導入するメリットはありますか?

後藤:アプリやOSのアップデートにも効果絶大です。OSやアプリのアップデートはデータ量が大きい場合がありますが、予期せぬときに処理が始まってしまっても、10Gbpsなら超快速に処理が完了するはずです。ほかにも、動画のダウンロード時間の短縮にもつながります

 

――それでは、後藤さんご自身が「auひかりホームX(テン) 10ギガ」を導入したら、どのような使い道を考えていますか?

後藤:音楽ストリーミング配信サービスで音楽を流しっぱなしにしながら、ネット動画を観たり、ネットショッピングを楽しんだりといった使い方をしたいですね。

 

また、個人的にビジネス用として1TBのオンラインストレージを利用しているのですが、家で仕事をしているようなケースで動画や画像といった大容量データをオンラインストレージを介してスタッフ間で共有する場合などにも活用したいです。

 

――ここまでは現状でのメリットをうかがってきましたが、今後普及する可能性のあるテクノロジーで、通信速度の速い「auひかりホームX(テン) 10ギガ」が活躍しそうなものがあれば教えてください。

後藤:スマートスピーカーをはじめ、今後はネットにつながり、AIの活用を前提としたIoT家電がますます増えて、データのやりとりも大きくなってくると予測されます 。たとえば、家具を買う前に部屋にマッチするかどうかを調べられるよう、家庭内にダイレクトに3Dデジタルデータを投影するなど、AR(拡張現実)・MR(複合現実)を利用する場面も今後は広がってくると思います。

 

そういった環境になったとき、不可欠となるのが大容量データの同時伝送に耐えられるネット回線です。大容量な帯域幅を確保できる「auひかりホームX(テン) 10ギガ」が活躍するでしょう。

■サービスの詳細・提供エリア・申込みはコチラ↓
https://www.au.com/cmp/hikari_kousoku/

【専門家に聞きました!②】

「ここまで必要か!?」というほど衝撃! 動画を見る側も配信する側にもメリット

続いてゲーム/デジタルライターの岡安 学さんにも話をうかがいました。

【Profile】

岡安 学さん

ゲーム雑誌の編集者を経て、フリーライターとしてウェブや雑誌などで活躍中。近年は、デジタル機器を中心に家電からeスポーツまで幅広いジャンルで執筆を行なう。

 

――最初に「auひかりホームX(テン) 10ギガ」の発表を聞いたとき、どのように思われましたか?

岡安 学さん(以下、岡安):正直、「ここまで必要か?」という思いが頭をよぎるほど速いなという印象でした。10Gbpsですから、これまでとは単位がいきなり変わってしまいましたよね。

 

――実際に「auひかりホームX(テン) 10ギガ」を家庭に導入すると、どのようなメリットが考えられるでしょうか?

岡安:例えばVR(仮想現実)ですね。VRの映像は最近、4Kや8Kに対応するなど大容量化しています。安定して通信ができると、高画質のまま滑らかな映像が体験できます。VRは没入感が高いので、途中で止まったり動きが悪くなったりすると興醒めしてしまうんですよね。いまはまだ10Gbpsレベルの回線が必要なほど高ビットレートのVR動画はあまりないと思いますが、将来的には必要になると思います。

 

ほかには、オンラインゲームの配信にもいいですね。オンラインゲームをしながら、その動画を配信するイメージです。ゲーム画面をストリーミングで流すとともに、本人のプレイ映像をワイプで送信すると、両方のデータ量がかかるので、高画質で配信するにはデータ量が高いほうが途切れずに安定します。

 

――もし、岡安さんが「auひかりホームX(テン) 10ギガ」を導入したら、どのように利用してみたいですか?

岡安:ストリーミング動画をいくつも平行して観る、というのも楽しいかもしれません。例えば東京オリンピックで8K配信があるかはまだわかりませんが、4台のモニタにそれぞれの競技を映して、同時に楽しむとか。もちろん再生機器などいろいろ必要なんですけど、こうすればいい場面を見逃すこともありません。

 

――最後に、「auひかりホームX(テン) 10ギガ」が始まったことで、今後どういったサービスが普及していきそうでしょうか?

岡安:オンラインストレージの容量がテラ単位になってきていますが、それがもう少し安価に使えるようになれば、10Gbpsの高速が生きてきます。自分のPCのHDDからデータを読み込むが如く、オンラインストレージからデータを読み込めるようになり、自分の手元にストレージを用意しなくて済むようになるでしょう。

 

ここまで専門家2名にメリットや具体的な利用方法についてお話をうかがいましたが、VR体験や動画視聴、ストリーミング再生・配信など、さまざまなシーンで活躍することがわかりました。もちろん、通信する相手側の状況によっても通信状態は変化しますが、この超高速の10Gbps回線の登場・普及は、近い将来、IoT化が当たり前となった暮らしやオンラインストレージを活用した仕事スタイルなど、日々の生活に大きな変化もたらしそうです。

■サービスの詳細・提供エリア・申込みはコチラ↓
https://www.au.com/cmp/hikari_kousoku/

 

気になる月額料金や対象エリアは?

「auひかりホームX(テン) 10ギガ」は、まだサービス開始当初ということもあって、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部に提供エリアが限定されています。気になるお値段は、「auひかりホーム 1ギガ」の利用料にプラスして、高速サービス利用料として月額1280円の追加で利用可能。この金額で“世界最速”(* ※)を実感できるとしたら、現状に不満のある人にとってはかなり有力な選択肢となりそうです。詳しい料金体系については次の表をご覧ください(表記の金額はすべて税抜です)。

*個人宅向けFTTHサービス市場(月額100ドル未満)で上り下り速度が共に10ギガのサービス。【20181月付けOvum調査報告に基づく

ベストエフォート型サービスです/速度は通信環境により大幅に低下します。

★1:本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の概ねの最大値であり、実使用速度を示すものではありません。お客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。ホームゲートウェイ内蔵の無線LANご利用(有料)時の通信速度は、最大2.4Gbps(Draft IEEE802.11ax)または1.7Gbps(IEEE802.11ac)です。接続先までの通信速度は機器の能力に依存します。<推奨パソコンスペック>●LANポート10GBASE-T以上●LANケーブルカテゴリ6a以上 ★2:3年単位で自動更新されます。解約・プラン変更された場合、契約解除料15,000円がかかります(更新期間を除く)。 ★3:au one netで「口座振替・クレジットカード割引」適用時。 ★4:4年目以降はauスマートバリュー加入限定の割引適用時。auスマートバリューへのご加入が無い場合は割引はありません。【高速サービスの最低利用期間について】高速サービス利用から12ヶ月以内に解除された場合、高速サービス解除料2500円がかかります。【解約時の回線撤去について】解約時には光ケーブル撤去工事(工事費28,800円)が必要です。 ★5:高速サービス利用料が日割の場合、割引額も日割です。 ★6:auスマートバリューによるauスマートフォンなどへの割引があった場合、その翌月に高速サービス利用料を割引します 。

 

【速度変更について】1ギガ、5ギガ、10ギガサービス間の速度変更のお申込みも可能です(対象エリア内に限ります)。1ギガサービスからの速度変更につきましては、機器の交換のみでお使いいただけます(一部工事が必要な場合もございます)。なお、機器交換手数料は無料です。今後変更になる場合は、事前にお知らせします。
*1:光回線の引込み工事後にお客さまのご都合で課金開始日前にお申込みを取り消される場合は、キャンセル料として初期費用相当額を請求します。 *2●開通月の翌月から割引します。●本割引に期限はありません。割引条件や割引金額が変更となる場合があります。変更となる場合は事前にお知らせいたします。

10Gbpsのスピードを最大限に享受するためには、ある程度のPC環境などが整っていないと活かせませんが、今後、動画などのコンテンツがますますリッチになっていくなかで「10ギガプラン」の必要性が高まっていくのは確実。

 

新作映画やスポーツ配信を美しい映像で堪能したい、4Kや8Kの臨場感抜群のVRをスムーズに体験してみたい、OSやアプリのアップデートにいつもイライラさせられている、ネット動画やストリーミング形式の音楽サービスなどを快適に楽しみたい……といった方は、検討の価値が大いにありますよ!

※提供エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部です。

 

■サービスの詳細・提供エリア・申込みはコチラ↓
https://www.au.com/cmp/hikari_kousoku/

 

提供:KDDI