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Apple
2018/11/9 21:12

新iPad Proの凄さがわかる10の「基本」:Apple Pencil、Face ID、電源オフまで全部

7)カバーつけた時の重さはどのくらいか?

iPad Pro 12.9インチの重量は、仕様によるとWi-Fiモデルで631g、Wi-Fi + Cellularモデルで633g。手に持った際にもかなり軽量な印象を受けました。ただし、12.9インチモデルだと周辺機器を揃えればノートパソコンを携帯するのと同じくらいになるのが従来のパターンです。そこで、12.9インチモデル用のSmart Keyboard Folioの重さを測定してみました。

 

↑感覚的には余裕で持ち運びできる質量

 

手元のキッチンスケールで測ったところ、約410gでした。つまり、12.9インチのiPad Proと合わせると、1kgちょっと。MacBookが0.92kgなので、それより少し重いくらいになりますね。これなら全然許容範囲かな。

8)Face IDは本当にどの向きでも使えるか?

ホームボタンが廃止された代わりに、Face IDが使えるようになっています。「向きを問わずに使える」ということですが、実際に使って検証しました。

 

↑上下逆さでは、「下を向いてロック解除」とナビゲートしてくれる

 

結論を言うと、どの向きでも快適に使用できました(Phone Xシリーズもこうなってくれると良いなぁって思う)。特に、上下逆さまにホールドした場合には、認証に使うカメラが下部に位置するため、画角や目線によってはディスプレイ上に「下を向いてロック解除」の文字が表示されて誘導してくれる親切な仕様でした。また、うっかり手でカメラを覆ってしまっている場合にも、「カメラが覆われています」というアラートが現れるので安心です。

 

画面タップでスリープ復帰が行えるiPad Proでは、物理ボタンの位置を気にしなくてOK。それゆえに、上下左右を気にせずにヒョイっと持ち上げてそのまま使えるのは快適です。ただし、これまでもiPadを使ってきた人にとっては、人間側が慣れるまで、ついつい上下を確認してしまいそう(笑)。ちなみに、Smart Keyboard Folioに接続している状態では、どれかキーをタップすることで、スリープ復帰からロック解除までが行えます。

 

9)MacBookで使っていたアダプターは使えるか?

新しいiPad Proでは、Lightningコネクタの代わりにUSB Type-Cが採用されています。MacBookシリーズをお使いの皆さんは、すでに周辺機器のドックをご用意のはず。検証してみたところ、筆者の手持ちのものでは、そのまま流用できました。

 

↑もちろんドック経由でもiPhoneを充電可能

iPhoneを接続した際には、iPad Proがモバイルバッテリーがわりになるほか、写真アプリを有線で取り込めるのが便利でした。AirDropでの共有よりも速いので、大量の写真や動画を同期する際にはこちらを活用すると良いでしょう。また、LANが接続できるアダプターでは、有線LANも接続可能。出張先のホテルに有線LANしかないなんてときも助かりそうです。

 

ちなみに、iPad ProをMacBook Proと接続した場合には、iPad Pro側が充電されます。

 

10)電源をオフにするにはどうしたら良いのか?

最後に基本的なことですが、新しいiPad Proで電源ボタンを長押しすると、Siriが起動します。同じくホームボタンがない「iPhone X」シリーズに慣れている人にとってはおなじみの操作方法なのですが、混乱する人も出てきそうな予感。一応「ヒント」アプリの通知でも表示されるのですが、おさらいしておきましょう。

 

正解は「電源&音量ボタンを長押し」です。音量ボタンは上下どちらでも構いません。

 

↑この2つを長押ししよう

 

ちなみにスクリーンショットの撮影方法も似ていて「電源&音量(上)ボタンを1度押し」です。こちらも合わせて覚えておきましょう。

 

寿命の長いiPadだからこそ、買い替えタイミングは迷うもの。しかし、新しいiPad Proを使って見ると時代が一区切り変わった印象を受けます。従来の欠点もしっかりと改善され、使い方の幅はさらに広がりを見せています。これまでiPad Proに興味を持ちつつ、なかなか手が出せなかった人も多いでしょうが、今回の新モデルは「買い」ですよ。

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