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2020/12/24 10:00

アイリスオーヤマの意外に知られていない「ちょうどいいポータブルモニター」でオン・オフがはかどる10の場面

昨今は、かつてないほどにテレワークや関連ICTツールへの理解が深まりました。職種によっては、ノートPCが1台あれば、場所を問わずに満足な作業が行える時代を迎えています。しかし、ノートPCのディスプレイサイズや、求められる作業内容によっては、作業スペースも窮屈に感じながら我慢している人も、まだまだいるのではないでしょうか。

 

コンパクトに携行しやすく、どこでもノートPCの作業画面を拡張できる「ポータブルモニター」は、そんな人におすすめな周辺機器のひとつ。ビジネスシーンのみならず、プライベートでも役立つ応用が効く存在だからこそ、これまで手を出してこなかった人にも、ぜひ検討してほしいアイテムです。

 

ここでは、手頃かつ高性能なポータブルモニターとしてアイリスオーヤマが提供する「ILD-A1616MS-B」「ILD-A16262KS-B」の2機種を紹介します。アイリスオーヤマといえば、良コスパの家電や日用品を出していることでお馴染みですが、ディスプレイ関連の商品も充実。特に、このポータブルモニターは11月に発売されたばかりの新商品。まだ知る人ぞ知る、これまた良コスパアイテムになっています。

 

この2機種は、共に15.6インチ、アスペクト比16:9のノングレアディスプレイを搭載。1920×1080ドットのフルHD解像度で、高精細な画像を表示できます。どちらも専用カバーが付属しており、携行時は保護カバーとして、使用時にはスタンドとして利用可能です。

↑アイリスオーヤマ「ILD-A1616MS-B」

 

 

インターフェースとしては、右側面にminiHDMI 1基とUSB Type-C 2基の入力用ポートを配置。ケーブル類は、USB Type-AーType-Cケーブル、USB Type-CーType-Cケーブル、HDMIーminiHDMIケーブルの3本が同梱されます。

 

価格は「ILD-A16262KS-B」が2万7280円(税込、以下同)、「ILD-A1616MS-B」が3万2780円で、5000円ほど異なります。両者の主な違いは表示色数で、前者は26.2万色、後者は1677万色。主な想定利用用途がテキストベースの書類作成などの場合には、前者を選んだ方が安くなります。一方で、写真やデザインの色味を確認するクリエイティブな業務や、ゲームや動画コンテンツを楽しむような用途まで想定するならば、後者の方が適しています。

 

さて、ポータブルモニターを導入することで日常にどんな変化が起こりうるのでしょうか。以下、10のメリットをまとめましたので、チェックしていきましょう。

 

1.ノートPCを2画面化して業務効率をUP

アイリスオーヤマのポータブルモニターでは、初期設定などは特に必要ありません。HDMIやUSB Type-Cケーブルを用いて出力元のデバイスと接続し、ポータブルモニター側で入力先を選択すれば使用準備が整います。特にUSB Type-Cケーブルの場合には、ディスプレイ側への給電も同時に行えて便利。

↑2画面化すれば、事務作業の効率を改善できます

 

ノートPCの場合、PC側の設定によって、画面の「拡張」か「ミラーリング」での出力が可能です。例えば、拡張を選択した場合には、ノートPCの画面端とポータブルモニターの画面端が繋がった状態になり、ドラッグアンドドロップでファイルやウィンドウの移動が可能になります。具体的には、メールチェックやブラウジングなどを行うための、より広い表示スペースを確保可能。頻繁にアプリウィンドウを切り替えることがなくなり、作業効率のアップに繋がるでしょう。

 

筆者の場合、メーラーを起動しながら、タスクを管理しているスプレッドシートやカレンダーを同時に起動して、スケジューリングをやるのに外付けディスプレイは必須。外付けモニターが設置できないリビングなどで、息抜きしながら作業をするにはポータブルモニターが便利に感じました。

 

2.快適なオンラインミーティングの実現

Web会議ツールを用いたオンラインミーティングでは、ビデオ通話をしながら議事録の作成やメモ取りも同時に行わなくてはなりません。プレゼンターやスライドが表示されたビデオ通話のウィンドウと、メモや資料を手元に広げるためのウィンドウを同時に表示するには、11〜14インチ程度のノートPCだけでは厳しいもの。

 

こんな場合にも、ポータブルモニターへの画面拡張を行えば、それぞれのウィンドウをゆったりと表示可能に。見やすく、精神的にもゆとりをもった状態でテレワークに臨めるでしょう。

↑オンライン会議では外付けモニターがあると便利

 

筆者は、オンライン取材をしながら、相手の話すコメントをメモしたり、知らなかった情報を素早く検索したりすることも多くあります。ウェブ会議中の映像を動画としてスクリーンショットで残すことも多いので、画面を維持したままサブウインドウをポータブルモニターの方で表示できるのは助かりました。

 

3.相手に画面を見せながら説明できる

一方「ミラーリング」を選択している場合には、ノートPCに表示している映像と同じ画面が、ポータブルモニターにも表示されます。例えば、取引先との打ち合わせの際、対面に座った相手に対して、資料を見せやすくなります。携行しやすいポータブルモニターならではの運用方法といえます。

↑ポータブルモニターにノートPCの画面をミラーリングすれば、対面の相手に資料を見せやすい

 

少人数での打ち合わせで、わざわざプロジェクターを起動するまでもないような場面、資料を印刷するまでもないような場面に備えて、こうした使い方ができるように備えておくと便利です。何度もノートPCの画面を相手側に向けて、自分が画面をぐるっと覗き込みながら説明したり、横並びで座り直したりする必要もないので、スマートな印象も与えられるはず。

 

なお、同梱されるケーブル類は長さが十分にありました。距離を保ちたい場合でも、ある程度の距離感を保って資料を見せやすいと思います。

 

4.モニターを置けないフリーアドレスでも活躍

コンパクトなポータブルモニターは、その名の通り、簡単に移動できるのがメリット。そのため、座席が固定されていないフリーアドレス制を採用しているオフィスでも、外付けモニター代わりに活躍してくれます。

↑フリーアドレス制のオフィスでも2画面化が行いやすい

 

ポータブルモニターならば、ノートPCがType-Cの映像出力に対応していれば、ノートPCとの接続はType-Cケーブル1本のみで済むので、簡単に持ち運びができ、1日単位や、半日、あるいは数時間おきに場所を移動するような環境でも快適に運用できるわけです。

 

筆者の体感では、ノートPCとポータブルモニターを重ねて持ち運んでも、そこまでストレスにはならない重さでした。急な打ち合わせなどで会議室に移動するようなシーンでも、サッと移動でき、時間を取らないことも好印象です。

 

5.薄いのでカバンに入れての携行も簡単!

通勤や外回りでも、カバンに収納して持ち運びやすいこともポイント。本体のサイズは幅35.6cm×高さ22.7cmで、15インチのノートPCと同程度ですが、奥行きは0.9cmで非常にスリム。重さも550gしかありません。付属のスタンドは、閉じるとぐるっとディスプレイを保護できるカバーにもなっているので、ケースなどに入れなくても安心して携行できます。

↑ビジネスバッグにもサッと収納できるサイズ。軽いのでPCと一緒に持ち歩いても苦になりません

 

また、先述の通り、Type-Cケーブルなどを用いてPCから給電できる場合には、ポータブルモニター用の電源アダプターも不要となり、より荷物を減らせます。

 

ただし、筆者は13インチほどのノートPCのみを入れられるようなスリムなバックパックなどを使うこともあります。こうした場合には、モニターが収まらないこともありそうでした。カバンのサイズのチェックは忘れずにしておきましょう。

 

以上、ビジネスシーンでポータブルモニターを導入するメリットを紹介してきましたが、実はプライベートでも便利に活用することができます。以降は、仕事以外の場面でのメリットを紹介していきましょう。

 

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