提供:株式会社JVCケンウッド
注目アイテムを本音でインプレ! Vol.88
使ってみたら、こうだった。
災害発生時の停電やアウトドアでの使用で注目を集めるポータブル電源。屋内外でマッチするデザインを採用したビクターのポータブル電源シリーズは、企画から設計、販売、サポートまで自社で行うなど信頼性も高い。今回はミディアムモデルを主に自宅で使ってみた。
ポータブル電源
Victor
BN-RF510
実売価格8万6900円
折りたたみ式のハンドルが付いて持ち運びしやすいポータブル電源。本体前面の表示は端子ごとにエリアを枠線で区切ることで誤操作を防止し、わかりやすく直感的な操作が可能だ。
●バッテリー容量:512Wh●AC出力:600W(瞬間最大出力1200W)●AC出力端子数:3●USB出力端子数:4●DC出力端子数:1●充電時間:約1.5時間(AC充電時)●サイズ/質量:W260×H190×D210㎜/約6.7㎏
ACコンセントにつないだままでもOK! 電源タップ状態で快適に使ってます(上岡)
ポータブル電源の多くは災害発生時の停電に備えて、あるいはアウトドアなど「特別なイベント」で活用することを想定したものだ。せっかくの電源なのだから毎日気軽に使用できるモデルがあれば……。それをビクターのポータブル電源シリーズが叶えてくれた。
ポータブル電源は使ったら充電し、コンセントを抜いて保管しておくのが普通だが、本機はバッテリーの経年劣化や事故防止のために必要だったコンセントの抜き差しが不要。そのためコンセントにつなぎっぱなしでもOKで、電源タップ感覚で使えてとても便利。自動で94%以上の充電状態に保つため、いつでもフル充電に近い状態でスタンバイしておける。
別売のポータブルソーラーパネルにも対応し、電源のない場所でも手軽に充電可能。天気の良い日はベランダに出して、ちょっと使っては太陽光でそのぶんを充電するのもラクだった。
今回使ったのはバッテリー容量512Wh、AC出力600Wまで対応のミディアムモデルだが、AC出力1500Wまで対応するハイパフォーマンスモデルもありラインナップが充実。用途に応じて選びやすいのも魅力だ。
【使ってみたら、スゴかった。1】
コンセントに接続したままでOK! バッテリーの劣化も防げる
常時コンセントに接続したままでOKなので、電源タップ感覚で使える。家電への供給量よりポータブル電源の給電量の方が大きい場合、自動的にバッテリーを経由せず家電に給電されるため、バッテリーの劣化も防げる。約4000回の充放電に対応で安心だ。
【使ってみたら、スゴかった。2】
ポータブルソーラーパネルで電源なしでも手軽に充電可能
別売のポータブルソーラーパネルを使えば電源のない場所でも充電可能。ポータブル電源からちょっと給電→そのぶんを太陽光で充電すれば電気代もかからない。軽量コンパクトなBH-SV100との組み合わせなら、約9時間を目安でフル充電できる。
【使ってみたら、スゴかった。3】
コンパクトモデルからハイパフォーマンスモデルまで充実
スマホの充電やLEDライトの電源供給にぴったりなコンパクトモデルから、AC1500W出力対応でドライヤーなども使用可能、そして2〜3泊の車中泊まで対応するハイパフォーマンスモデルまで5モデルをラインナップ。用途に応じて選びやすい。
≪結論!≫
使いやすさ ★★★★★
持ち運びやすさ ★★★★
ラインナップ ★★★★
リン酸鉄系リチウムイオンバッテリーの採用で、熱安定性と安全性はバッチリ。ほぼコンセントにつなぎっぱなしでしたが、約6.7㎏の質量なので移動もラク。外でも使っています。
●使った人
GetNaviデジタル担当
上岡 篤
PCをはじめスマホやタブレット、電動アシスト自転車のバッテリーなど“電池モノ”に囲まれる日々。1月に発生した能登半島地震や4月号の防災特集でポータブル電源の重要性を改めて認識し、真剣に購入を検討している。本機はその筆頭!
撮影/福永仲秋(ANZ)