「人は中身で勝負!」とは言いつつ、身につけているもので評価されることがあるのもまた事実。ビジネスの現場であればなおさらです。そういう事情もあってスーツや革靴に気を配る方は多いですが、バッグや名刺入れなどのビジネスアイテムはどうでしょうか?そこで今回は、創業70年の鞄の老舗・ロワードが手掛ける2つのオリジナルブランドから、コスパと実用性に優れたおすすめアイテムをご紹介します。
■ロワード公式オンラインショップ
http://www.loward-store.com/
【ブランド1/P.I.D】こだわりの素材・製法による高品位な仕上がり
P.I.D(ピーアイディー)は、持つ人や使う人の個性、人格、ライフスタイルをバッグを通じて表現することをコンセプトとし、1993年に誕生したロワードのオリジナルブランド。こだわり抜かれた素材・製法による高品位な仕上がりや高い機能性が特徴で、ビジネスカジュアルスタイルを基本に、デザインやコンセプトの異なる複数のシリーズを展開しています。
【おすすめ①】
機能もデザインも洗練された丁寧なつくりのレザーバッグ&クラッチバッグ
Selva(セルヴァ)PAP102(ブラック・左上/ネイビー・右上)
価格:2万1600円(税込)
Sekva(セルヴァ)PAP101(ブラック・左下/ネイビー・右下)
価格:1万800円(税込)
Selva(セルヴァ)シリーズのPAP102は、三方開きのジップファスナーで開閉する、洗練されたデザインのレザーバッグ。表側には、こぶ牛のコンビネーション鞣し角シボ型押しレザーを贅沢に使用しています。経年変化が控えめで、傷が目立たないのが特徴。丁寧かつ技を尽くした縫製も評価ポイントで、ハンドル付け根を外タタキ仕様で仕上げるなど、強度はもちろん見た目の美しさにもこだわっています。
使い勝手のいい外ポケットには、スマホやパスケースを収納可能。ショルダーベルトが付属する2WAYなのも嬉しいですね。ツイルコットン素材の内装には、ファスナー付きポケット、マルチポケットとペン入れ、さらにイヤホンコードを巻き付ける機能も装備しています。
クラッチバッグ(PAP101)はスマホやサイフ、手帳など、ちょっとしたものを持ち運ぶのにちょうど良いサイズ感。PAP102のバッグインバッグとしても活用できます。その場合、デザインの統一感があるため、服装を片方に合わせば自然ともう一方にも合うので便利。両方購入しても3万円(税別)とコスパは抜群です。
【おすすめ②】
使い込むほどに革の味わいが増す2WAYクラッチショルダーバッグ
Subir(スビル)PAM301
1万2960円(税込)
ベジタブルタンニンなめしの風合いを生かした、シボ型押しレザーを採用した2WAYクラッチショルダーバッグ。肩あて付きのショルダーベルトは取り外し可能で、シーンに合わせてクラッチ/ショルダーバッグという使い分けが可能です。
フロントポケットの編み込みの引き手には、職人が丁寧に編み込んだ4本編み仕様の革紐を採用し、しっかりとつかみやすいのが特徴。シンプルながらも主張のあるアシンメトリーデザインで、ビジネスシーンにもプライベートにも対応します。
薄マチ仕様ですが、本体内外にポケットが充実しているので、外出時に最低限必要なものをしっかり収納可能。昨今のトレンドにマッチした大きすぎないサイズ感と豊富なカラー展開で、男女問わず使えるアイテムとなっています。
【おすすめ③】
“革のダイヤモンド”コードバンを使った革小物
Vasto(ヴァスト)25241(写真左/カードケース)
1万6200 (税込)
Vasto(ヴァスト)25242(写真上/2つ折り財布)
2万1600円(税込)
Vasto(ヴァスト)25244(写真右/2つ折り長財布)
2万9160円(税込)
コードバンは「革のダイヤモンド」と呼ばれる、美しい光沢を放つ高級レザー。馬一頭に対してごく僅かしかとれない希少部位のため、コードバンは皮革業界でも極めて貴重です。加えて、コードバンをなめすタンナー自体が世界で数社しか存在しないため、入手困難な革として取り引きされています。ここでは、日本が誇る名門老舗タンナー・宮内産業が生産するコードバンを使ったP.I.D「Vasto(ヴァスト)」シリーズの小物3点をご紹介します。
まずは、カードケース「Vasto(ヴァスト)25241」。革小物のなかでもカードケースは革の面積が狭いですが、本品ならばコードバンの魅力を存分に味わうことができます。インナーの革はイタリア・トスカーナ地方ピサにあるタンナー、PUCCINI ATTAILIO社のベジタブルタンニンなめしレザーを採用。コードバンとの相性も抜群です。コバ磨きやねん引きなど細部までこだわった仕様となっています。カラーは、ブラック、チョコ、キャメル、ネイビー、レッド、グレー、迷彩の7種類。
続いて、シンプルな2つ折り財布「Vasto(ヴァスト)25242」。札入れ2か所、カード入れ4か所、差し込みポケット1か所、小銭入れを装備します。インナーのPUCCINI ATTAILIO社のベジタブルタンニンなめしレザーは、使い込むほどに独特の色艶を出し、浸透した油分が抜けにくいという特徴をもちます。カラーは、ブラック、チョコ、キャメル、ネイビー、レッド、グレー、迷彩の7種類。
「Vasto(ヴァスト)25244」は定番型の2つ折り長財布。札入れ3か所、カード入れ12か所、小銭入れを装備し、満足な収納量を誇ります。宮内産業のコードバンが経年変化により艶を増していくころ、インナーのPUCCINI ATTAILIO社のベジタブルタンニンなめしレザーもヌメ革ならではのエイジングをしていきます。大判財布ならではの革の楽しみ方ができる逸品です。カラーは、ブラック、チョコ、キャメル、ネイビー、レッド、グレー、迷彩の7種類。
【ブランド2・Misto Forza】あらゆるジャンルをミックスした革新的な物作り
Misto Forza(ミストフォルツァ)は、2010年にユニセックスカジュアルブランドとして誕生した、比較的新しいブランド。カジュアルタウンバッグを基本に、ビジネスから普段使いまで幅広く使えるラインナップを揃えています。「Misto Forza」はイタリア語で「Misto=ミックスした」「Forza=力」を意味し、その名のとおりファッションやスポーツ、カルチャーなどあらゆるジャンルをミックスした物作りが特徴です。
【おすすめ④】
仕事帰りのジム通いにぴったりなシューズポケットを装備
2層式リュック FMS06
1万4040円(税込)
仕事帰りのジム通い、あるいは本格的なアウトドアのシーンを想定した機能など、アクティヴな都市生活に訴求する2層式リュック。本体はメインコンパートメントとノートPC収納スペースの2層構造で、ボトムにはシューズ用ポケットを装備しています。
また、本格的なアタックザックやリュックサックを縫製している工場で生産し、表面からステッチを極力見せないことで、縫製による不良を押さえる工夫も施されています。収納力などの機能性はもちろん、素材や縫製まで本格的な仕上がりです。
ビジネスシーンで役立つ確かな収納力に加え、日帰り登山などでも活躍できる耐久性。こうしたポテンシャルと汎用性の高さこそ、本品最大のアピールポイントです。
【おすすめ⑤】
1万円ながらオンでもオフでもマルチに活躍
2層式スクエアリュック FMS09
1万800円(税込)
1つ前で紹介しているFMS06と同様の素材や縫製方法などを採用した、2層式スクエアリュック。主な違いとしては、デザインのほか、本品ではシューズポケットを装備していない点などが挙げられます。そのぶん、価格も1万円とやや抑え目。シューズを持ち運ぶ予定がないのであれば、こちらも有力な選択肢になるでしょう。
ビジネススタイルの多様化する昨今、ビジネスバッグや革小物も個人個人に合わせたモノを選びたいところ。豊富なラインナップを誇るロワードであれば、あなたにぴったりな“相棒”がきっと見つかるはずです。しかも、取り扱っているのはお手ごろ価格ながら素材や製法にとことんこだわった本物志向のアイテムばかり。どれを選んでも満足できるに違いありません!
■ロワード公式オンラインショップ
http://www.loward-store.com/
モデル/山谷宣博(HEADS) 撮影/石上 彰、高原マサキ