ゲーム&ホビー
2019/12/29 19:00

長期休みはゲーム漬け派に教えたい、編集部員が「年末年始用積みゲー」にしている絶対オススメの10本

年末年始、長いようで短い“冬休み”、たまにはのんびり家でゲームでもしていたいですよね。…しかし! オススメの話題作もいろいろありすぎて、ゲームも正直何を選べばいいのかよくわからない! という方もいらっしゃると思います。

 

そこで今回は、GetNavi webゲーム&ホビー担当編集部員・浦和武蔵が、購入したけど“積みゲー”状態になっている、ニンテンドースイッチ(以下NS)で2019年にリリースされたダウンロードソフトの中から、この年末年始にプレイしたいタイトルを、ベスト10形式で紹介します! ちなみに筆者が購入した2019年のNSゲームソフトは全15本。その中でこれは腰を据えてやりたいと積みゲー状態にしているソフトは13本でした。

 

さぁ、お前の“積み”を数えろ!

 

※本文内の「定価」はすべてDL販売の価格

 

■第10位 Downwell

2019年1月31日発売。定価500円

 

「Downwell」は、武器にもなる靴「ガンブーツ」を装備して、果てしなく深い井戸を下っていく2Dアクションゲーム。ガンブーツで敵を倒しながら、常に変化し続ける井戸の中をひたすら冒険します。

 

あれは4年前、当時勤めていた職場で、会議中にゲームをしていた男子のiPhoneをチラ見してしまい、その時は「何のゲームやってんだろう」程度にしか思っていませんでしたが、それから何日か後に、インディーゲームイベント「デジゲー博」に遊びに行ったら、なんとたまたま“会議中に男子がプレイしていたゲーム”Downwellを発見し、どんなゲームかを知ることができ、実に面白そうだというのが印象に残りました。

 

当初はiOS版しかなく、「いつかAndroid版が出たら購入したい」と思いながら、結局Android版の購入は先延ばしになっていましたが、今年になってNS版がリリースされているのを知り、しかも500円という価格の安さにも惹かれ購入したというエピソードがあります。

 

 

■第9位 ARTIFACT ADVENTURE 外伝 DX

2019年6月6日発売。定価1000円

 

「ARTIFACT ADVENTURE 外伝 DX」は、2018年にSteamでリリースされたRPG「ARTIFACT ADVENTURE 外伝」の“移植作”ですが、単なる移植ではなく、調整・アップデートを加えて遊びやすくした作品。プレイヤーの選択で“未来”が変わる、“選択と結末の”RPGです。

 

元々のAA外伝は、初代ゲームボーイのようなモノトーンのグラフィックでしたが、本作はグラフィックもグレードアップ(?)しており、スーパーファミコンやゲームボーイカラーのような鮮やかな色合いになっています! 2019年のゲームとは思えないような、(良い意味で)時代錯誤な“チープ感”にグッときて購入。

 

 

■第8位 シャドーコリドー 影の回廊

2019年8月8日発売。定価1980円

 

「シャドーコリドー 影の回廊」は、古びた和風の回廊を攻略するアクションゲーム。10位のDownwell同様、こちらもプレイする度にマップが変わります。能面の徘徊者から逃げながら、勾玉を集めてゴールする、といった感じのサバイバルホラーです。

 

昔、スマホアプリの脱出ゲーム(※:謎解きモノではなく、アイテムを探し回って仕掛けを解除しながら脱出を目指すゲーム)にハマっていたことがあって、あれは時間制限がなく、のんびり探すことができるものがほとんど。しかし、これは“のんびり探せない”ハードな脱出ゲームでしょうか、例えるなら。

 

どこか懐かしい感じの、古めかしい日本の雰囲気が(今風に言うところの)“エモい”ゲームですね、あやしい能面さえいなければ(笑)。余談ですが、能面を見ると、埼玉ローカルの「花蔵」というエステのCMを思い出します……あのCM、昔は苦手でした(笑)

 

 

■第7位 Old School Musical(オールドスクールミュージカル)

2019年11月7日発売。定価1280円

 

「Old School Musical(オールドスクールミュージカル)」は、「これぞゲームサウンド」というチップチューンで気持ち良いリズムゲームです。追加DLCには、なんとあの「TORIENA」の曲も! 筆者はTORIENAさんのTシャツを夏場によく着ています!

 

動画を見る限りでは、アクションなのかレースゲームなのか、いまひとつどんなジャンルのゲームか判別がつかないのですが、実はこれ、“そういう背景”のリズムゲームなんですね! しかし、リズムゲームよりも、バックに流れる、どれも“見覚えのある”パロディゲームをプレイしたい…と思っている人は筆者以外にもいるはず……(笑)

 

 

 

■第6位 伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠

2019年1月24日発売。定価1000円

 

「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」は、その名の通り、三重県は伊勢志摩を舞台にしたサスペンス。どこか懐かしい雰囲気漂うコマンド式アドベンチャーゲームで、キャラクターデザインはゲーム雑誌のレビューコーナーでもおなじみ荒井清和氏!

 

開発元の「ハッピーミール」は、名前の書いてあるゲームカセットを保護し、持ち主に返す「名前入りカセット博物館」としての活動も行なっています。むしろ筆者は“そっちから入った人”。同社は「協撃 カルテットファイターズ」というタイトルも昨年2月にリリースしており、こちらは多人数プレイがアツい、“どこかで見たことがあるような”シューティングゲームです。

 

 

■第5位 すすめ!! まもって騎士 姫の突撃セレナーデ

2019年10月10日発売。定価1980円

 

「すすめ!! まもって騎士 姫の突撃セレナーデ」は、「イース」や「アクトレイザー」などで有名&人気の古代祐三氏率いる「エインシャント」作、タワーディフェンスゲーム「まもって騎士」シリーズの第3弾。音楽ももちろん、古代氏が担当!

 

とにかく古代氏の音楽は素晴らしいんですよ。私は昔「アクトレイザー」にハマったので、そこから古代氏の音楽を好きになった“にわかファン”ですが、アクトレイザーの音楽には泣かされそうになりましたね、当時は…。

 

さて、このグラフィックとこれまでの順位でなんとなくお気付きかと思いますが、筆者は、実はこういうドット絵の“レトロゲーム風”のゲームって大好物なんですよ。ギリギリのファミコン世代(終盤)なので、グラフィックもサウンドも“ピコピコ感”のある「THE・昔のゲーム」ってのが超好きなんです! なんだか気持ちが落ち着くので…(笑)

 

 

■第4位 MONKEY BARRELS

2019年11月7日発売。1500円

 

「MONKEY BARRELS」は、猿が主人公のアクションシューティング。しかしながら、猿が戦いを挑む相手は蟹!? 家電メーカー!? ゲームのスクリーンショットや動画を見る限りでは、弾幕シューティングっぽい派手派手感で、ワクワクをそそります。

 

これは単純に、特に何も下調べせず、TwitterのTLなどで見かけて「面白そう」+安いという理由だけで衝動買いしてしまいました。だってDL販売ページの説明文に“「サル」VS「家電」”ですよ!? 意味がわからなすぎて心の底からコメントに困るのですが…次のページはいよいよベスト3の発表です!

 

 

 

■第3位 Cuphead

2019年4月18日発売。1980円

 

「Cuphead」は、オールドカートゥーンのような可愛らしいグラフィックとは裏腹の極悪難易度で話題をかっさらったインディーゲーム。リリースは2017年9月ですが、NS版がリリースされたのは今年の4月です。

 

そう、あれはCupheadがリリースされた2年前。とあるゲームメディアで、“ゲームライターの「Cuphead」プレイ動画がヘタクソすぎて炎上”というような記事がありました。本作はそこまで炎上してしまうほど難しいゲームなのか? とも思って、いつかNS版が発売されたら買おうと心に決めていましたが……購入したものの“怖くて”ほとんど未プレイです(紹介しておきながら)。

 

とはいえ、各種ゲームメディアや口コミでは評価が高いので、少しずつできるようになる達成感を得たい人にはぜひおすすめしたいですね。

 

 

■第2位 ハコボーイ!&ハコガール!

2019年4月26日発売。定価1222円

 

「ハコボーイ! &ハコガール!」は、「星のカービィ」シリーズでおなじみHAL研究所のアクションパズルゲーム。今作でシリーズ4作目となります。ハコボーイのキュービィと、ハコガールのキューシィが協力して、ゴールを目指します。シンプルながら一度見たら忘れられないインパクトのデザインも特徴的!

 

ネットでいろいろ情報をチェックしていたら、価格のお手頃感も相まって、「難しそうだけどやってみたい」というモチベーションが湧きポチったものの、こちらもほぼプレイしないまま年末年始に突入。正直、1位の作品よりも推したくなる面白さが紹介映像からすでに伝わってくるんです。絶対面白いでしょう、これ!

 

 

■第1位 バーガータイムパーティー

2019年10月8日発売。1980円

 

筆者が年末年始にやりたい積みゲーランキングベスト10、栄えある1位は「バーガータイムパーティ」でした! バーガータイムは1982年、DECO(データイースト)からアーケードゲームとしてリリースされ、巨大ハンバーガーの具材を上から踏んで(歩いて)、ハンバーガーを作るアクションゲームです。

 

実は、バーガータイムは個人的にすごく思い入れのあるタイトルで、“元祖”こそ未プレイですが、アーケード「スーパーバーガータイム」は、グラフィックの可愛らしさと奇抜なゲーム性に惹かれてドハマりし、小学生だった筆者の心を掴んで離さなかった胸キュンゲームでした。

 

日曜日、親と一緒にデパートのゲームコーナーに行った時、当時大流行中だった「ストリートファイターII」を本当はプレイしたいのに、ストIIは中高生男子がいつも占拠していたので他のゲームをやっており、そこでストII代わりに見つけたのがスーパーバーガータイムでした!

 

後にゲームボーイ版の「バーガータイムデラックス」まで親に買ってもらうほど熱中していたタイトルでした。先日、本作の存在を知り、「NSでバーガータイム出てたのか!? これはもう絶対買うしかない」と思ってポチったのです。もう、バーガータイムは“面白い”ってわかっているタイトルなので、絶対おすすめです。

 

 

ちなみに、なぜ筆者は“積む”とわかっていてソフトを購入してしまうのか? それはDLソフトが「安い」と感じてしまうから…ですね。その昔はSFCのソフトが1本1万円近い時代もあって、ゲームソフトは「高価な物」という刷り込みが知らず知らずのうちにされていたからかもしれません。

 

あとは子どものころに満たされなかった「所有欲」でしょうか。「わーい! 私ゲームこんなに持ってる! 幸せ(はぁと)」と、親のお金ではなく自分のお金でゲームを買い集める幸せを味わうのもまた一興です。

 

筆者のチョイスも決して“万人受け”するチョイスではないし、話題の対策をドンッ! と1本買って淡々とやりこむのも悪くないですが、たまにはお手頃価格のインディーゲームにちょっと手を出してみるのも、あなたのゲームライフに彩りを与える思います! ゲームとの出会いも一期一会ですから。