ヘルスケア
2018/12/6 18:30

つらい腰痛・肩こりは環境作りで改善!整形外科医おすすめの解消術&アイテム

腰痛にならないためのおすすめアイテム

それでは具体的に、竹谷内先生がおすすめするアイテムを紹介しましょう。ポイントは、「正しい姿勢をとれること」です。

 

1. 体に合わせて調節できるデスクチェア

オカムラ「シルフィー」
6万円〜(編集部調べ)

作業に集中するときのデスクチェアは、自分の体に合わせて高さ調節できるものを選びましょう。背もたれがないものや、背もたれが湾曲していないものは腰を支える負担がかかりますから、座面にも背面にもクッションがあるものがおすすめです。

 

「シルフィーは、背もたれのリクライニングのほかにも、座面の奥行きを変えることができるので、よい姿勢で座れるように調節がききます。肘掛けつきのものを選ぶ場合は、シルフィーシリーズのような肘掛けの高さが調節できるものを選ぶことで、デスクとの距離をいい位置に保つことができます」

 

【座り方のポイント】
「座面に対して骨盤が垂直になるようまっすぐに腰をおろし、背もたれにお尻があたる位置で深く座ります。膝の裏が圧迫されず、足の裏がしっかり床につく位置に座面の高さを調節しましょう。その形がよい姿勢ではあるのですが、デスクワークをするときにこのままの姿勢では疲れてしまいますし、疲れるとまた悪い姿勢に戻ってしまうので、そのまま背もたれに体重を預け、筋肉に緊張のない状態を作ります」

「シルフィーのようなやや沿った形の背もたれにもたれると、胸がひらき、目線が自然と高い位置にきます。このよう背もたれを使うことで猫背にならず、よい姿勢を長く安定させることができます」

 

2. 人間工学から考えられたソファとダイニングチェア

 

カリモク「2人掛椅子ロングUT7312K281」
22万1400円

カリモクのソファは、クッションは体圧の偏りがなく、太ももや腹部が圧迫されないよう考えられています。「硬い素材のものはそれだけでお尻や腰が痛くなりますし、柔らかすぎると体が沈みこんでしまうので背中が丸まりやすくなってしまいます。カリモクが作っている、人間工学に基づいて作られたEISマークのある椅子はどれもおすすめです。ソファもダイニングチェアも肩甲骨がきちんと収まり、背中をしっかりサポートできる作りになっています」

 

カリモク「食堂椅子 CT6115E562 張地合成皮革」
4万3848円

食事や書きものなどの作業にも使うダイニングチェアは、3本の横桟すべての角度、カーブを変えて作られています。背中や腰に優しくフィットするような形状になっているため、カリモク独自の「座り心地研究」から導き出された理想の姿勢を作ることができます。

 

3. 使っている椅子の座り心地を変えるクッション

江崎器械株式会社「バックハガー」
6804円


江崎器械株式会社「サテライト」
7344円

椅子を購入することが難しい場合は、正しい姿勢になるようクッションを使ってみましょう。腰や背骨への負担が少なく、長時間デスクワークをする方におすすめです。「背中に当てるものは、カイロプラクティックの知識に基づいて作られたバックハガーがおすすめです。背骨の自然な形を保てるように設計されているので、長時間座っても疲れにくく、腰に負担がかかりません。骨盤と背骨を支え、大腿部を圧迫しない座面用のサテライトと併用するのがよいでしょう。座り心地がよく疲れにくい環境をつくることで、正しい姿勢を無理なく続けられるのがポイントです」

 

4. ベッドマットの上から敷けば面で体を支えられる低反発マットレス

ショップジャパン「トゥルースリーパー プレミアケア」
2万6784円

ベッドマットは、一体型のコイルで作られたものではなく、独立コイル型や面で体を支えられる低反発のものがおすすめです。「低反発マットは体の凹凸に合わせて沈むので、リラックスしたときの姿勢を保ったまま眠ることができます。ベッドマットを新たに購入するのは大変ですが、敷き布団やベッドマットに敷けばいいトゥルースリーパーが便利でしょう」

 

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