家電
2018/12/18 17:00

家電のプロがズバリ解決! 想像を超えた「進化系家電」の驚愕機能がくらしを変える!?

【相談3】「一人暮らしが寂しい、なんとかして!」

最後の相談者はGetNavi web編集部でカメラカテゴリを担当する小林祐太氏。収納スペースの狭い部屋で一人暮らし中ということで、何やら切実な悩みがあるそうです。

小林:一人暮らしで寂しいんです!

 

戸井田:切実そうではありますが、もう少し具体的に相談してもらえるとありがたいです。

 

小林:休日に家に人を呼んでワイワイできたら楽しそうとは思うんですけど、どうもてなして良いかわからないんです。だいたい部屋は狭いし、そんな場所にわざわざ人を呼ぶ理由もなかなか思いつかないですよね……。世の人はどうやってホームパーティとかを企画してるんでしょうか。

 

戸井田:それなら、こんな家電はどうでしょう? アラジンの「グラファイトグリラー」です。

↑肉や魚介類、野菜などをあぶり焼きにできる調理家電「グラファイトグリラー」

 

小林:なんだか不思議な形をしていますね。ライトのついたホットプレートのようにも見えますが……。ただ、以前、サンマを焼いていたら火災報知器が鳴ってしまったことがあって、煙が出る料理は自宅では絶対しない主義なんですよ。換気扇を回していたのにアラームが鳴ったのが結構なトラウマで……。

 

戸井田:大丈夫、グラファイトグリラーの最大の特徴は「焼いても煙が気にならない」ことなんです!

 

小林:!? どうしてですか??

 

中村:小林さんは焼き肉などで煙が出る理由を知っていますか?

 

小林:肉とか食材が焦げるからじゃないんですか?

 

中村:半分正解! あの目が痛くなるような独特の煙は、肉とか魚の脂が気化することで発生するんです。つまり油が焼き網の下にある炭やヒーターに落ちて高温で加熱されるのが理由。でもこのグラファイトグリラーはヒーターが本体の上にあります。だから加熱した肉の脂がいくら落ちても加熱されません。脂が気化しないので煙も出ないというわけです。ちなみに、この焼き網の下は水をためるトレーになっていて、落ちた脂がこびりつかないような仕組みになっているんですよ。

↑網の下にはヒーターはなく、上部に設置されたヒーターで上からあぶり焼きにするスタイル

 

小林:見た目がオシャレなだけじゃなく、いろいろ考えた上でこの形なんですね。おもしろい調理器具があるからウチに来なよ! って友人を誘うのにも良さそう。でも本当に煙はでないんですよね? 使ってみたら実は……なんてことないですか?

 

戸井田:心配性ですね~。では実際の使用風景をこちらの動画でチェックしてみましょうか。

小林:本当に煙が出ていませんね。しかも肉のニオイも出にくいというのも良いなあ。うちはむき出しのハンガーラックに服を収納しているから、部屋のニオイが服に移っちゃうんですよね。

ただ、サイズが結構大きいですね。手狭なうちの部屋に収まるかなあ?

 

戸井田:決してコンパクトな調理家電とはいいにくいのは確かですが、収納ケースも付属していて、ケースに入れた状態だともう少しコンパクトになりますよ。むしろ、この大きさ・デザイン含めて特別感のある調理器具だともいえます。それに、このレトロ感のある独特なグリーン色は女性にもすごく人気があるんですよ! 色も形も魅力的なのでインスタ映えしますし。ある意味、友達が遊びに集まりたくなる“モテ家電”かも!?

 

小林:友達が集まりたくなる家電というのはいいですね、まさに僕の要望にピッタリ! 動画を見るかぎり焼いた肉も美味しそうだし、これは結構いいかも。ただ、やっぱり狭い部屋での一人暮らしにとってはサイズがネックだなあ。

 

戸井田:そんな小林さんに、もうひとつ魅力的な情報です。最近、このグラファイトグリラーに「マジックプレート」という別売プレートが登場したんです!

↑追加プレートのマジックプレートをセットしたところ。中央で肉や野菜を焼き、まわりのくぼみでチーズやソースを温めます。くぼみは4つに分かれているので4種類の違うソースを入れてもOK

 

小林:なんか名前からしてすごそう! ……って追加でプレート買ったら、さらに収納スペースが必要になっちゃうじゃないですか!

 

戸井田:でもこのマジックプレートは中央で脂を落としながら焼き物ができるほか、網のまわりのくぼみでチーズやソースなども加熱できるんですよ! つまりチーズフォンデュやバーニャカウダ、チーズタッカルビ風の料理がみんなでワイワイ楽しめるんです!

 

小林: 全部女性ウケしそうな料理ばっかりじゃないですか! ガゼン購入意欲がわいてきました!

↑突然ニヤニヤしだした小林氏。早速グラファイトグリラーを導入してホームパーティを開いているところを想像しているのでしょうか。少し気が早い気もしますが、あの動画を見たら妄想が膨らむのも納得です

 

【コラム③】進化系家電のトレンド・キッチン家電編

放置するだけで本格派料理。調理家電は「時短」から「時産」へ

一時は短時間で料理を仕上げる「時短」家電がもてはやされましたが、今はむしろ「時産」家電が人気です。長時間の煮込み料理も、加熱を家電にまかせれば、火加減をみたり具材をかき混ぜたりといった作業はすべて家電任せ。人間は最初に具材を切って家電に入れたあとは、外出を楽しむこともできます。このように、時間のかかる部分を家電に任せることで、自分の時間を作り出すことができるのが「時産」という概念です

 

たとえばシャープの「ヘルシオ ホットクック」は、鍋に材料を入れれば加熱はもちろん「かき混ぜる」作業まで自動化してくれます。また、煮る、蒸す、焼く、圧力調理ができるティファールの「Cook4me」は、液晶画面にレシピを表示。圧力調理ができるので肉も素早く柔らかくなります。台湾メーカーの「フュージョンクッカー」は深鍋とグリル鍋が付属しいて、1台で煮込み料理や炒め物、無水調理、蒸し物、焼き物など幅広い料理に対応しています。

↑素材本来のおいしさを引き出す「水なし調理」も人気のシャープ「ヘルシオ ホットクック」。最大15時間の予約調理が可能なので、朝にセットすれば帰宅時に熱々の夕食ができている……といったまさに「時産」的な使い方が可能(画像提供:シャープ)

 

手間のかかる部分を楽にする、というのは従来からの家電の役割ですが、限りなく自動化して「放っておける」という部分は今後ますます進化していきそうですね。

 

尽きない相談ごと……続きは「くらしのラボ」で!

まだまだ相談者が絶えなさそうな臨時相談室ですが、今回はこのあたりでお時間がきてしまいました。でも、ご安心ください! 今回、進化系家電が実際に動く様子を動画で見せてくれた「くらしのラボ」には、ほかにも最新家電の情報がいっぱい!

 

今回の記事のように最新の「進化系家電」が動く様子をチェックできるほか、「ボタン操作だけでエアコンを掃除する方法」「ブレーカーが落ちたときに、落ち着いて原因を調べる方法」など、知っているとちょっと「ドヤれる」家電のメンテナンス方法や、いざという時の対処法なども紹介しています。窓拭き掃除ロボットの動画で出てきたドラマの詳細もぜひチェックしてみてください! ほとんどの動画が1分から2分程度と短く、移動や休憩などのスキマ時間にササッと楽しくチェックできますよ。

 

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撮影/我妻慶一

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