ココナッツカーボンがパワフルな脱臭機能を実現
新モデルの特徴は、除臭性能が高い「デュアルプロテクションフィルター」を採用した点。従来のダストフィルターに、除臭性能が高く環境にも優しい「ココナッツカーボン」をフィルターを重ねることで、空気清浄性能はそのままに、3大生活臭といわれる「糞便臭」「ペット臭」「タバコ臭」をわずか5分で99%以上除去することが可能になりました。
なお、交換用の「デュアルプロテクションフィルター」は、200シリーズ用が1万円、400シリーズ用が1万5000円、600シリーズ用が1万8000円(すべて公式ストア価格・税抜)で、交換目安は約6か月(24時間を1日と換算した場合)。従来のClassicシリーズとも互換性があるので、従来モデルを使用しているユーザーで、ニオイが気になる方は交換するのもアリですね。
ちなみに従来モデルでも、通常のダストフィルターのほか、ニオイに特化したニオイフィルターも選ぶことができましたが、除臭力は「デュアルプロテクションフィルター」には及ばなかったそう。このほか「X90i」はセンサー性能も向上し、従来より細かいサイズの粒子まで感知できるようになっています。
強烈な焼肉のタレのニオイが1分で消えた!
実際、ニオイはどこまで脱臭できるのか、会場では脱臭実験が行われました。まず「490i」を覆ったボックス内に、温めて臭いが立った焼肉のタレを入れます。1分経過後に臭気濃度を測定すると、数値は700近くまで上がりました。ちなみに、淹れたてのコーヒーが150、カレーが300、タバコの煙が600だそうなので、どれだけ強い臭いであるか分かります。
ここで空気清浄機の運転を開始。「X90i」シリーズはWi-Fi搭載モデルなのでボックスを開けずに、スマートフォンから操作できます。風量を最大の「3」で運転したところ、わずか1分で臭気濃度が53まで下がりました。実際嗅いでみたところ、あそこまで充満していた臭いはどこへやら、驚きの無臭状態に。
脱臭機と空気清浄機が1台になったと思えば、コスパも悪くない?
このように空気清浄機能だけでなく、脱臭機能もパワフルになった「X90i」。価格は、適用畳数25畳の「Blueair Classic 290i」が6万4800円、同33畳の「Blueair Classic 490i」が8万2800円、同75畳の「Blueair Classic 690i」が10万8800円(いずれも税抜)と、やはり5万円を切るのは難しかったようです。
しかし近年、高齢化による介護現場の増加やペットとの同居など、ニオイが気になる環境が増え、脱臭に特化した製品も登場するなど、脱臭のニーズが高まっているのも事実。そのため脱臭機と空気清浄機を置くとなると、2台分のお金と置き場所が必要となりますが、「X90iなら1台でハイレベルな空気清浄と脱臭が叶う」と考えれば、コスパは悪くないのかもしれませんね。
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