ヘルシオシリーズをはじめとしたラインナップが、高い知名度を誇るシャープの調理家電。”目の付けどころがシャープ”な機能満載の商品群は、消費者から絶大な支持を得ています。この記事では、そんなシャープの調理家電から、おすすめ品を一挙紹介。ナビゲートしてくれるのは、GetNavi webでもおなじみの家電コーディネーター・戸井田園子さんです。
【紹介してくれるのはこの方!】
家電コーディネーター
戸井田園子さん
雑誌やテレビなどで幅広く活躍。消費者目線の鋭い製品批評に定評があり、当サイトでも多数の記事を監修しています。
シャープの調理家電が高い人気を誇る理由
戸井田さんによれば、シャープの調理家電が消費者から高い人気を集める第一のキーワードは「ヘルシー」だといいます。
「シャープの調理家電といえばやはり『ヘルシオ』シリーズですが、このネーミングは『減る』+『塩』から作った言葉なんです。このことからも分かるように、このシリーズでは開発の第一義が『健康志向』になっています。時短に注目した家電が多い近年にあってもその考え方は揺らぐことがなく、電気鍋やオーブンレンジは”ヘルシーであること”を最優先していますし、真空ミキサーでも、”栄養素を残す”という視点を持って開発されています。価格はやや高めのものが多いですが、それでも確固たる支持を集めているのは、やはり品質の高さが要因でしょう」(戸井田さん)
また、シャープの家電全体としていえる特徴に、IoTへの強みがあるそうです。AIが搭載された電気調理鍋や冷蔵庫など、未来を思わせる商品が多数出ています。
「国際的に進む”家電のスマート化”。その面で最も頑張っている国内メーカーがシャープです。これからは、シャープのIoTやAI化がスタンダードになると思っています」(戸井田さん)
以下では、シャープの調理家電から、戸井田さんのおすすめを10点紹介。そのどれもがシャープらしい個性を持った人気商品です。
プロが太鼓判を押す、シャープの調理家電おすすめ10選
シャープといえばコレ! “ほったらかし家電”のパイオニア
ヘルシオ ホットクック KN-HW24E(2.4Lタイプ)
実売価格7万730円
材料を入れてボタンを押すだけの電気調理鍋。鍋の中を自動でかき混ぜてくれる「まぜ技ユニット」を搭載しており、火加減だけでなく混ぜる動作まで、全てを任せられます。朝にセットしておいて帰宅時にできたての料理を楽しめる予約調理機能や無線LANと連携したメニュー提案、作り方の音声案内など、利便性も充実しています。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「とろみのある料理も失敗知らずで、味もしっかり染みる、”ほったらかし家電”のパイオニア。『シャープの調理家電といえばコレ!』というほどのアイテムです。スマホとの連携機能では、外出先からの予約調理の時間変更も可能でとても便利。当初こそ『鍋にWi-Fi?』と懐疑的な意見もありましたが、いまや大ヒット商品です」(戸井田さん)
場所を取らずに設置できる、2段調理搭載のホットクック
ヘルシオ ホットクック KN-HW10E(1.0Lタイプ)
実売価格3万5000円
上記のモデル「KN-HW24E」に劣らぬ機能を備えつつ、容量をコンパクトにしたモデル。搭載メニューの数こそ大容量モデルに比べると少なくなっていますが、こちらには新たに蒸しトレイが付属していて2段調理が可能になっています。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「設置スペースがネックでホットクックの購入をためらっていた人にうれしいコンパクトモデルです。蒸しトレイを使えば蒸し物+汁物or煮物といった調理を同時に行えるので、2つのメニューを一度に作れます。炊飯器としても使えるので、一人暮らしや単身赴任のお供にもおすすめです」(戸井田さん)
あらゆる調理がボタンひとつ!
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XW600
実売価格9万4980円
過熱水蒸気で調理を行うウォーターオーブン ヘルシオの最上位モデル。冷凍・冷蔵・常温の素材を計量不要で同時に温められる「まかせて調理」機能を搭載しており、様々な食材を同時に調理できます。シャープらしくAIも搭載していて、音声操作や調理方法の提案など、先進的な機能を持っています。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「『まかせて調理』がとにかく秀逸です。温度帯の違う材料を同時に並べて、あとは『焼く・炒める・蒸す・揚げる』から調理方法を選ぶだけ。全ての調理をこのボタンで済ませられるので、私もヘビーユースしています。おかずを調理しながらお惣菜を温めたりといったことができる2段調理も可能で、多様なニーズに対応します。アプリ連携で買い物のメモもできるなど、スマート家電としても一流です」(戸井田さん)
シャープのウォーターオーブンがさらに小さく手軽に!
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-CA600
実売価格5万1299円
機能をシンプル化し、サイズを小さくしたウォーターオーブンのお手ごろモデル。奥行が40cmとコンパクトになっているので、スペースが限られているキッチンでも設置しやすくなっています。肉や魚など、火加減や加熱時間が異なる複数の食材を一度に調理できる「かんたん焼き・蒸し」機能を搭載しており、利便性は上位モデルにも劣りません。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「お惣菜やパンを作りたてのような状態に復元できるのは、過熱水蒸気を使ったウォーターオーブンならでは。『かんたん焼き・蒸し』のほかに、分量設定をしなくてもサッと作れる『レンジで1品メニュー』や 冷凍食品をW数や時間設定をせずに自動で調理できる『冷凍食品あたため』といった機能も優秀です」(戸井田さん)
加熱やノンフライ調理までできちゃうトースター
ヘルシオ グリエ AX-GR1
実売価格2万4880円
過熱水蒸気で焼くトースター。食パンはもちろん、お惣菜パンやクロワッサンなどを焼き上がりのようなふわふわ食感に仕上げます。トーストと同時に目玉焼きやハムエッグの調理が可能で、朝ごはんのプレートを一度に作れます。天ぷらやフライなど、お惣菜の温め直しやノンフライ調理もできます。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「冷凍した食パンをふわふわにする『ふわふわモード』が新感覚。パンからお惣菜の温め、そしてヘルシーなノンフライ調理までこれ1台でできるので、従来のトースターにはない便利さがあります」(戸井田さん)
「シンプルに使いやすい」を追求したオーブンレンジ
PLAINLY オーブンレンジ RE-WF18A
実売価格3万1980円
「シンプルに使いやすい」をコンセプトに開発された、PLAINLYシリーズのオーブンレンジ。冷凍パスタなどを出力や加熱時間の設定不要で温められる絶対湿度センサーの搭載や、トーストからノンフライ調理にまで幅広く対応するなど、シンプルでありながらも十分な利便性を確保しました。18Lのコンパクトサイズで設置しやすいのもポイント。白と黒の2色を展開しています。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「庫内はコンビニ弁当がちょうど収まるフラットデザイン。機能は多少限られていますが、使いやすさに秀でているので、新生活スタートのお供に最適です」(戸井田さん)
少人数世帯におすすめ! スタイリッシュな炊飯器
PLAINLY 炊飯器 KS-HF05B(3合炊き)
実売価格1万8800円
スタイリッシュなデザインの炊飯器。PLAINLYシリーズらしく使いやすさに秀でており、操作はシンプル。凹凸の少ないステンレスフレーム採用でお手入れがしやすい設計になっています。「炊飯器の神様」下澤理如氏プロデュース“匠の火加減”で味も折り紙つき。色は白と黒の2色で、5.5合炊きモデルも販売されています。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「シンプルでスタイリッシュ、まさにPLAINLYシリーズらしい商品ですね。個人的には、このクラスの炊飯器なら少人数世帯向きのサイズである3合炊きがおすすめです」(戸井田さん)
おひつのように使える! 目でも楽しめる炊飯器
IH炊飯器 KS-WM10B
実売価格2万560円
楕円柱形のデザインが特徴的な炊飯器。伝統的なかまどの形状にならった内蓋が、蒸気をコントロールしながら熱を閉じ込め、米の芯まで熱を伝えておいしく炊き上げます。サイズは5.5合です。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「蓋が取れ、まるでおひつのように使えるデザインで、食卓の上にそのまま置いて使っても違和感がありません。ご飯をおいしさだけでなく、目で楽しめるというのがウリですね。食事の時間をゆったり楽しみたい大人の夫婦世帯におすすめです」(戸井田さん)
ビタミンCやポリフェノールをたっぷり摂れる
ヘルシオ 真空ブレンダー
実売価格2万8590円
ボトル部分の空気を抜いてからかくはんするブレンダー(ミキサー)。真空状態でかくはんすることにより、食品と空気の接触を抑制し、酸化を防ぎます。抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑える効果があるとされるビタミンCやポリフェノールなどの栄養成分は、酸化することで量が減ってしまいますが、本品で調理することでそれらの栄養素を損なわずに摂取することができます。付属のドリンクボトルも真空状態にできるので、保存時の酸化も抑制。外出先でも新鮮な状態のドリンクを楽しめます。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「真空だと泡が立ちにくくなるのでバナナジュースも滑らか! ボタンひとつで真空ポンプが作動してかくはんもしてくれるので操作は手軽です。真空状態ならピクルスやマリネが短時間で作れるので、付属のドリンクボトルを活用すると料理に幅が出ます」(戸井田さん)
スーパーの特売情報までチェックしてくれるAI搭載
冷蔵庫 SJ-AF50F
実売価格25万9800円
無線LANを搭載し、シャープの調理家電と連携する冷蔵庫。内蔵されたAIが、家族の嗜好などを学習して使い手にぴったりな献立などを提案したり、食材の保存方法をアドバイスしたりしてくれます。清潔かつ低温高湿な環境で野菜の鮮度を保つ「プラズマクラスター雪下シャキット野菜室」や、60℃のものまで入れられて鮮度を落とさない冷凍室など、保存技術も進歩しています。容量は502Lです。
●戸井田さんが語るおすすめの理由
「特徴は何といってもAI搭載ですね。周辺スーパーの特売情報までチェックしてくれるメニューの提案機能はかなり秀逸。しかも、シャープのホットクックやオーブンレンジと連携すれば提案メニュー数が増えるなど、活用の幅が広がります。家族に向けて伝言を残せる機能もあり、子ども向けに『おやつが入っているよ』などと伝えるのに活用できます。様々な面で、”コネクト家電”といえるアイテムですね」(戸井田さん)