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2021/12/24 7:30

「DEEBOT T9+」の登場でロボット掃除機市場が激震!! エコバックスが愛されるワケを深掘り

ロボット掃除機世界シェア2位のエコバックスが2021年夏に発売した最上位機、DEEBOT(ディーボット)T9+が人気沸騰中。吸引&水拭きの2Wayタイプでトレンドの自動ゴミ収集機まで押さえており、購入者の評価が極めて高い。実際に試してわかった人気のワケを解説!

 

 

【今回紹介する製品】

障害物を3Dで識別して華麗に回避!! 振動式の水拭きや香り機能も好評
DEEBOT T9+

エコバックス
DEEBOT T9+
実売価格:12万9800円

パワフル吸引と振動式水拭き機能でゴミのないサラサラの床を実現。障害物を3Dで検出し、走行中のトラブルを避けながら部屋中をもれなく掃除する。水拭き時はカーペットへの進入を回避。自動ゴミ収集機付きでゴミ捨ての負担を大幅に軽減する。

SPEC ●マッピング技術:True Mapping2.0 ●3D物体認識技術: True Detect 2.0 ●最大吸引力:3000Pa ●段差乗り越え:最大20㎜(水拭き時最大13㎜)●最大稼働時間: 約175分 ●充電時間:最大約6.5時間 ●水タンク容量:180㎖ ●サイズ/ 質量:φ353×H93.6㎜/7.78㎏(自動ゴミ収集機含む)

 

最先端技術が満載で売り上げも口コミも絶好調!

 

DEEBOT T9+の売れ行きがスゴい。出荷台数は前年モデルのT8+と比較して約5.5倍に伸長。家電量販店の売り場では、エコバックス製品の指名買いが増えている。さらに口コミ評価も高く、楽天市場の総合評価は星4.48だ(2021年12月7日時点)。

 

実際に編集部で試してみたが、障害物回避能力はロボット掃除機全体のなかでも極めて優秀。床に落ちている小物やコード類を認識し、接触を避けつつギリギリまで近づいて掃除する。壁や家具の手前ではかなり減速し、接触もかなりソフトだった。

 

基本の掃除性能も圧倒的。3000Paの吸引力に加え、振動モップによる強力な水拭きも頼もしい。ユーザーもこの水拭き機能を高く評価しており、「自分でやると大変な拭き掃除をお任せできてうれしい。床がサラサラで気持ち良いです!」と絶賛する人が多い。

 

自動ゴミ収集も、あると本当に助かる機能だ。掃除にまつわる面倒が格段に減るため、一度使ったら二度と手放せなくなるハズ。また、独自の芳香機能も「掃除中に爽やかな香りに包まれて癒される」などユーザー評価は上々だ。

 

ほかにも高精度なマッピング技術など、本機には最先端の技術が満載。快適なおうち時間を過ごしたい人の必須アイテムと言える。

 

【DEEP IMPACT01/障害物回避】

3D物体回避技術が進化し障害物ごとに回避方法を選択

3D物体回避技術が大幅にバージョンアップ。赤外線センサーと比べて10倍の識別精度で障害物への衝突を回避する。5㎝角以上のもの、それ以下のもの、コード類と障害物のサイズによって回避タイミングを考えつつ賢く動く。

↑カメラと投射機を組み合わせ、ストライプ状の光のパターンを物体に投影し、光の歪みを解析して物体を3Dで検出。家具や小さな障害物まで回避する

 

↑家具など大きな障害物の場合、約3㎝の距離から回避を始め、衝突で家具が傷つくのを防ぐ。衝撃をやさしく吸収するバンパーも優秀だ

 

↑コード類の場合は距離が約5㎝の位置から回避行動を始める。編集部でのテスト中はブラシがコードを巻き込むことは一度もなかった

 

【DEEP IMPACT02/吸引&水拭き2Way】

モップの高速振動が加わり頑固な汚れも逃さず拭き取る

3000Paのパワフル吸引と水拭きを同時に行い、短時間で床上を清掃。振動式水拭きモップは毎分480回の高速振動で床面にわずかに残ったチリや皮脂汚れも逃さず拭き取る。新型モーター採用で水拭き時の静音性がアップした。

↑本体裏の2本のサイドブラシで幅広い範囲のゴミを吸込口に誘導。メインブラシのかき込み力とモーター吸引であらゆる床上のゴミを吸う

 

↑モップキットにクリーニングモップを装着し本体にセットすると、自動で吸引+水拭きモードに。モップは面ファスナーで簡単に着脱できる

 

↑吸引+水拭きモードではカーペットを検知すると自動回避。吸引のみのモードの際は逆にカーペットに乗り上げ、自動で吸引力がアップする

 

【DEEP IMPACT03/自動ゴミ収集機】

ホコリがゴミ捨て時に舞い上がらず大助かり!

本体が掃除終了後に自動ゴミ収集機へ戻ると、ダストボックス内のゴミを収集機内の紙パックに回収。ゴミを手動で捨てるとホコリが舞い散りがちなので自動収集機能は便利だ。紙パックには最大60日ぶん(目安)のゴミを収容可能。

↑本体と自動ゴミ収集機はホワイトで統一。マットな質感でインテリアに馴染みやすい。なお、就寝中は自動ゴミ収集をオフにすることも可能

 

↑紙パックは密封型で、取り出す際に口が閉じる構造になっている。ゴミ捨て時にチリやホコリが舞わず手も汚れないのがうれしい

 

↑紙パックはPM2.5以上の微粒子を99%以上捕集。フックも厚紙なのでそのまま燃えるゴミとして捨てられる。交換用(3枚2000円)も用意

 

【DEEP IMPACT04/香り機能】

掃除と同時に部屋の中を芳しい香りで満たす!

掃除しながら香りを室内に放出する機能がユニーク。専用の芳香剤カプセルは世界有数の芳香剤メーカーによるもので、安全性も問題ない。ペット臭の除去にも効果的だ。「来客前にぜひ利用したい」との口コミも。

↑吸引掃除中にファンが作動し、香りを放出する。芳香剤カプセルの香りはワイルドブルーベル、ベルガモット&ラベンダーなど全3種

 

【DEEP IMPACT05/マッピング精度】

高精度なマッピングで効率的なルートで走行

クルマの自動運転にも使われるセンサー技術を使い、短時間で正確なマップを作成。これを基にT9+が最適なルートで掃除を行う。さらにアプリ上で進入禁止エリアの設定なども可能。3Dマップで間取りを立体的に確認もできる。

↑SLAMアルゴリズムも新たにアップグレード。3D表示されたマップでも正確なナビゲーションと位置測定が可能になった

撮影/高原マサキ(TK.c) 文/平島憲一郎