家電
2024/8/1 20:00

SwitchBotの温湿度計とハブで「不快だけど快適」になった話

本連載ではGetNavi web編集部の山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。今回は後付けIoTグッズといえばのSwitchBotの2商品を自宅に導入。防犯用や見守り用に活用すると思いきや…

 

「行き届いた(ゆきとどいた)生活」をしたいと前回、セキュリティカメラ「Ring」の話をした。もうひとつ同じタイミングで導入したスマートホームデバイスがある。SwitchBotの「SwitchBotミニハブ」と「SwitchBot 温湿度計プラス」だ。

 

「Ring」はメンタル面の効能があった。仕事を終えて帰ってきて、部屋が酷い有様だと気分が落ち込んでしまう。一方、このはSwitchBotはもう少し現実的な課題を解決するために導入した。光熱費と環境負荷ーーエアコンの消し忘れだ。

 

最新のエアコンはスマホアプリで運転状況を確認できたり、外出先から操作もできたりする。が、我が家は賃貸物件で、備え付けられているエアコンはIoTに対応していない。

 

現実的な課題とは何かというと、リビングと娘の自室のエアコンがほぼつけっぱなしなのである(娘の部屋とリビングはスライドドア1枚でつながっている)。エアコンの動作状況を確認する作業、エアコンを消す作業は、私。しかもリモコンがいつも違う場所にあって探すのにひと苦労する。これを自動化できないかと考えて導入したのだ。

 

設定方法は簡単でそれぞれの機器を「SwitchBot」のアプリに登録して「オートメーション」で条件を設定するだけ。娘が登校したあとの午前8時にエアコンがオフになる設定にした。私は在宅勤務時、8時前から昨日の残務処理やメール返信をしつつ、そのまま会議やMTGに入ることが多いため、この午前8時というのはちょうど良い時間なのだ。

 

結果はとても快適だ。少し天邪鬼な言い方をすると、不快だが快適だ。

 

というのは、午前のMTGを終えて昼食でも作ろうとリビングに入った瞬間、むわっと暑い。6月下旬からは室温が30℃を超えることもしばしば。スマートホームを導入して、不快であることに満足感を覚えるなんて思いもしなかった身体的には不快だが、精神的には快適だ

 

こういったものは欲が出るもので、「室温が何℃以上になったオンにする」「帰宅時に自動にオン」にするといったカスタマイズをしたくなる。エアコンに限らず、さまざまなデバイスを複合的に管理できたら便利なのだが、まだ試行錯誤が必要だ。

 

次回は「家の中をダッシュしなくて済む」ためのスマートホームをしてみた話をお届けしたい。