アイデアを生み出すためには「無知な自分」になる
30代ともなると「知っていること」が増えてきますし、自分のキャリアを活かしてお仕事されている方も多いでしょう。そうなってくるとどうしても働き方も固定されがち。
また、30代で役職が上がってくると新しいアイデアを求められることも多いでしょう。「この企画、どう思う?」とか「新しい企画について考えて欲しい」と言われた時には、自分のキャリアをベースに考えてしまうように思いますが、松浦さん曰く「どんなに知識が豊かでも、無知な自分になることが大切」とのこと。どのような気持ちで向かい合うのが良いのでしょうか?
それにはプライドを捨て、自分らしさを捨て、自分をゼロにすることです。
アイデアというのは、とても幅が広くて、すべてが新発明で特許が取れるようなものとは限りません。
(『「自分らしさ」はいらない』より引用)
「俺のアイデアは最高だから!」と思って企画を考えるのではなく、あくまでも目線と腰の位置を低く、使う人や参加する人に合わせることが大切なんですね。アイデアも「俺が考えた、俺が最高だと思うコト」ではなく「世の中のみんながうれしいコト」にしていくことが大切。確かにヒット商品を思い浮かべて見ても、制作者の「俺が!俺が!」という商品より、「使う人」が喜ぶものばかりですもんね。
成功できる人に共通しているのは、頭の良さより心のクオリティ
では、どんな人を目指せばいいのか。仕事で成功したいならどんな心持ちでいたらいいのか、迷ってしまいますよね。再び、松浦さんに成功している人に共通していることを教えてもらいましょう!
成功した人、すごい人というのは、心を人一倍働かせようと意識し、コンディジョンを整え、精一杯の努力を続けている人だと思います。成功する人は、体だけではなく、頭だけではなく、心が働いているということです。
(『「自分らしさ」はいらない』より引用)
ポイントは「心」なんですね。心の使い方は、授業で教えてもらっていないため「わからないよぉー」という方がほとんどだと思いますが、最終的に意思決定をする時に「心」が使われているんだとか。普段意識しないと休業状態になっているので、今日から意識して「頭」を使っているのか、「心」を使っているのか考えてみてはいかがでしょうか?