ライフスタイル
2022/11/19 20:30

日帰りで海外旅行できる『0泊弾丸旅』が復活!LCCピーチが羽田-ソウル路線を再開!

LCCのPeach(ピーチ)名物『0泊弾丸旅』が、再び国際線で動き出しました。2022年10月30日より、ピーチが国際線となる羽田~ソウル(仁川)線の運行を約2年7か月ぶりに再開したからです。

 

同社は日本のLCCで唯一、羽田空港に就航していることで知られていましたが、コロナ禍により一旦は運行を停止。そして、この日、路線の再開と共に、名物の0泊弾丸旅も復活を果たすことになったのです。そこで0泊弾丸旅で楽しむソウルの旅を検証してみることにしました。

↑羽田-ソウル(仁川)線を10月31日に再開したピーチの機材は、フルエコノミー180席のエアバスA320が使われる

 

日帰りなのにソウルでの滞在時間は正味15時間もある!

実はコロナ禍前、日帰りのスケジュールを国際線で予約するのは困難でした。というのも、JALやANAなどフルサービスキャリアの割引切符には“最低滞在日数”が定められていて、事実上、観光で日帰りすることは不可能だったからです。そんな状況に一矢を報いたのがLCCのピーチでした。LCCならではの格安運賃を設定し、フライトも現地で楽しめるスケジュールを組み、一時は0泊での海外旅行がブームを呼んだほどでした。

 

そして今回、路線再開でピーチはほぼ同じスケジュールを提供することになったのです。

 

この日、再開した羽田-ソウル(仁川)線は、10月30日のソウルから飛んできたMM808便からスタートし、羽田には31日午前0時50分に到着しました。そして、折り返しの羽田発ソウル行きMM809便が路線再開のフライトとなり、約30分遅れの31日午前2時24分に出発。ソウルへは午前5時03分に到着しています。搭乗率はともに95%を超える、ほぼ満席の状態だったそうです。

↑ソウル行きのMM809便は172名の搭乗があり、搭乗率は95%のほぼ満席の状態で出発した

 

ここからは、ソウルへの0泊弾丸旅をシミュレーションしてみましょう。

 

まずはフライトスケジュールです。羽田空港を出発するのは、深夜の1時55分(MM809便)。ここから2時間半ちょっとのフライトした後、4時35分にソウル(仁川)に到着します。帰国便は同日22時40分(MM808便)のソウル(仁川)発となり、羽田には日付が変わった翌日0時55分に戻るスケジュールです。

 

日帰りなので荷物を預けることはほとんどないでしょうから、予定通りソウルに着けば、イミグレ(出入国管理)を通過して5時から5時半ぐらいには入国できるはずです。そして、帰国する際は2時間前までに搭乗手続きをすることを考えると20時30分ぐらいには仁川国際空港に到着しておく必要があります。それでも実質的な滞在時間は15時間ほど。0泊弾丸旅の醍醐味は、まさにこの滞在時間をいかに有効に活用するかにかかってくるわけです。

↑ソウル・仁川国際空港

 

ソウル市内への移動は空港鉄道「A’REX」がオススメ

幸い、5時台からは仁川空港からソウル駅までノンストップで行ける空港鉄道「A’REX」が運航していて、これを使えば1時間弱で到着できます。韓国観光公社のサイトによれば、運賃は現在9500ウォン(日本円:1000円弱)で、筆者が過去に乗車した経験ではタクシーに乗るよりもかなりお得でスムーズに到着できました。これを使うことでソウル市内には7時前には着けるはずです。

↑仁川国際空港からソウル市内を結ぶ空港鉄道「A’REX」。運賃は9500ウォンとリーズナブルな設定が嬉しい

 

この時間になるとお腹もだいぶ空いてきているでしょう。ソウル市内で観光をフルにするなら空港や電車内で朝食を取る方法もありますが、個人的にはここはそれをグッと我慢してソウル市内に着いてモーニングをいただくのも悪くないと思っています。そして朝食を終え、午前8時、いよいよ行動開始です。

↑朝食として軽く食べるのに最適な「ケランパン」。繁華街の屋台で売られている

 

ソウル市内では様々な楽しみ方があります。韓国の歴史を踏まえた史跡巡りをするのもいいでしょうし、明洞(ミョンドン)や東大門(トンデムン)あたりで買い物三昧するのもいいでしょう。人気の化粧品を買うには最適な場所です。また、洒落た雰囲気として若い人に人気の梨泰院(イテウォン)に行って、エキゾチックな雰囲気を味わうのもいいと思います。

↑景福宮にある「興礼門(フンレムン)」。李氏朝鮮王朝によって建てられた。守門将交代儀式も見所の一つ

 

↑ソウルでもっともショッピングで賑わう明洞(ミョンドン)。日本の東京・銀座のような場所だ

 

↑地元のローカルフードを探すなら地元の市場を巡るのもあり。写真は「通仁(トンイン)市場」

 

グルメ三昧としては韓国グルメの代名詞とも言われる「サムギョプサル(豚三枚肉)」が個人的には一番のオススメ。他に「カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)」「参鶏湯(サムゲタン)」なども外せない韓国グルメです。また、お土産を買うにはソウル市内の各地にある「ロッテマート」や「emart」なら、余った時間に手軽に買い物ができて便利だと思います。

↑韓国と言えば焼肉。骨付きで出され、必要に応じてハサミでチョキチョキと切ってくれるのが楽しい

 

↑景福宮近くの超有名店「土俗村」で参鶏湯(サムゲタン)で温まるのもいい

 

↑サムゲタンや焼肉を食べた後のデザートは、韓国のかき氷「パッピンス」で決まり!

 

↑ソウル市内の各地にある大手スーパーマーケット「emart」。写真は仁川市内の店舗

 

日帰りであることを肝に銘じ、移動の無駄を省くのがコツ

気をつけないといけないのは、15時間という滞在時間です。一見すると半日以上もあり、時間的にもたっぷりあると思いがちですが、行動に無駄があるとアッという間に時間は過ぎていってしまいます。中でも注意したいのが移動時間です。ソウル市内は地下鉄で楽に移動できますが、思いついたままに何度も乗っていれば、それだけで時間は無駄に過ぎてしまいます。

 

そこでこの移動による無駄を省くために、行きたい場所をあらかじめ絞り込んでおくのです。「今回は○○と△△に行く」と絶対行きたいところを決めておき、それをこなしても時間に余裕があれば次の目的地へと向かうのです。とにかく日帰りなので、時間の無駄は徹底して省く!そんなつもりでソウルでの一日を効率よく使いましょう。

 

そして、ソウル市内の移動でぜひ使いたいのが「T-money」です。これは日本の「Suica」「PASMO」のようなもので、チャージ式の交通系ICカードのことです。カードを購入し、現金をチャージしておけば地下鉄だけでなくバスなどで使え、切符をいちいち買う必要がありません。しかも運賃が割引されるので結果としてお得になります。

↑「T-money」チャージ中。カード自体の購入は、仁川空港内のコンビニやA’REXの自販機などでできます

 

楽しかったソウルでの滞在を終え、いよいよ帰国です。この場合も仁川までは空港鉄道「A’REX」が便利でしょう。T-moneyも使え、特に夕方はソウル市内からの渋滞に巻き込まれずに済むので、むしろこの鉄道利用がオススメです。列車には直通と一般がありますが、両電車の時間差は10数分程度なので、駅に着いたら列車の種類を選ばずに乗ってしまっても特に問題はないと思います。

 

往復のフライトではとにかく“寝る!”ことを優先しよう!

さて、これでソウルでの0泊弾丸旅も終わりに近づいてきました。疲れもピークに達しているかもしれません。なにせ、この旅では前日夜から徹夜で行動しているようなものですから。実はこの旅のツライところはここにあります。要はこれをツライと感じるかどうかでこの旅の印象は大きく変わってくるのです。そこで、往復のフライトではとにかく「寝る!」ことに専念しましょう。それだけでも疲れ方はまったく違うと思います。

↑ソウルまでのフライト時間は約2時間半。ピーチのフライトは往復とも深夜になるので、少しでも寝ることに心掛けよう

 

一方で、思い立ったときに宿の予約もなしにフラッとソウルに出掛けられる0泊弾丸旅の魅力は大きいと言えます。ピーチでは11月17日より羽田-台北(桃園)線の再開も予定しています。こちらも0泊弾丸旅に対応できていて、早朝5時55分に羽田を発ち、台北(桃園)に8時55分着(MM859便)。帰路は台北(桃園)を20時55分に発って、羽田には翌日0時50分(MM860便)に到着します。ピーチとしてはこちらも0泊弾丸旅を積極的にオススメしていきたいとしています。

 

ただ、台北での滞在時間は12時間ちょうどで、帰りのチェックイン時間を踏まえれば実質10時間程度と、ソウルでの場合よりもかなり短くなります。その意味でもいかにソウルでの0泊弾丸旅がお得なのかが実感できると思います。

 

この日、路線再開を記念して立ち会ったピーチ・アビエーションの森健明CEO(最高経営責任者)は、「8月に韓国政府によるビザ免除措置により日本からソウルへ向かうお客様が増え、10月から日本政府の入国制限緩和で韓国からのお客様も急増している。就航先の入国規制緩和前から路線再開を進めてきたが、結果的に良いタイミングで就航できた。今後も需要の増加を期待している」と述べました。

↑羽田-ソウル(仁川)線の再開をアピールするピーチ・アビエーションの森健明CEO(右)

 

いよいよ動き出したLCCでの国際線。再び旅行を気軽にに楽しめるピーチの『0泊弾丸旅』で、あなたも海外旅行へ出掛けてみませんか。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】